今日は1973年の井上陽水さんのライブ盤 もどり道を聴いています。
このライブ盤、我が家には旧版のCDとTIDALの音源もありますが、LPと旧版CDの音は非常によく似ています。
冒頭の夏祭りの後のMCの時に『ヨースイ!』と会場から10代と思われる女性の声が掛かります。
この頃18歳だとすれば今や68歳です。統計的に女性の生存曲線からするときっと声をかけた女性たちはまだ健在で、このアルバムの中に彼女たちの青春が閉じ込められていて、今もあの声は私よ、なんてお孫さんに自慢してるのかも。
なんてことを考えながら聴いていると味わい深いです。
Waltz For Debbyの観客の声の主はもう絶対に亡くなっているはずですが今もそこに彼らの生が閉じ込められている感じがして聴くたびに変な感慨があります。
その時代が音の中に閉じ込められてタイムマシンのように蘇ってくるところがライブ盤の良さの一つだと思います。