現在我が家の上流の電源はDirectStream PowerPlant P15から全て供給されています。
壁コンセントに直接つないでいます。
この空きコンセントに、並列型ノイズフィルター3種類を試して音がどう変わるかをみてみようと思います。
何も使わない状態で歪み率は3.3%。
音を聴いてみます。今回も試聴はより差がわかるようにSilent Angel Z1をiPowerEliteから電源供給し、Z1のUSB出力を使って比較しています。
まずはこの状態で音を聴いてみます。
全く不満のない音です。ボンゴの音は叩いた時のアタック音がもう少しかなと思いますがこれだけ聴いたら不満はないぐらいの音です。
では、はじめにFURUTECHのNCF ClearLineを試してみます。
こんな感じに取り付けます。
うーーーん、多少音場が広くなったかも知れません。
低域は力強くなったかも。まあ大きくは違いません。
立体感も増してるかな、、、。
外してみます。これは、、、ない方が良いかも、、、。音数がない方が増えた感じがします。
次は、ifi AC Purifier2です。
うーーー〜! これもない方が良い感じです。多少音が鈍ったかも。
何でしょうか?予想外の結果です。
歪み率は3.3%と変わりませんが、音場も狭くなった感じがします。
ボンゴの音は鈍って聞こえます。
うーーーん。ダメかも。
外してみます。
これははっきりとない方が良いです。本当に意外です。
最後はアコリバのコンセントスタビライザーCS-3Kです。
これは、ある方が良いかも。音の細部の質が上がったかも。ベースの音はブンブン言っています。音場も広いかも。でもね、大幅な違いではないです。
外してみます。うーーーん、何とない方が良いかもしれません。つけた方が音場ははっきりと広がります。ただ音がのっぺりする感じがします。細かい響きが削がれてしまうというか。この感じは今回試したすべてのフィルターに共通します。
でもね、、、。もう一回試してみます。
うーーーん、音の分離はこっちのほうがいいです。音数が多いと感じるのは高域の歪み感なのかなあ、、、。
もう一回外してみます。やっぱり歪み感だけではなく音の細部が潰れてしまっている気がします。
不思議です。
今度はいつも聴いているように、Z1をバッテリー駆動にしてバッテリー駆動のNeo Streamを介してデジタルデータを下流に送ってみます。
おおおおおおおおー、これは別次元の音です。正直なところノイズフィルターに万単位のお金をかけるのが少なくとも、我が家の環境では馬鹿馬鹿しくなります。そのお金をバッテリー駆動に投資した方が100倍効果的です。
さて、この状態でRoon専用モードとしてさらに音の鮮度を上げて、再度同じくP15が繋いである壁コンセントに各種フィルターを使ってみます。
まずは最もましだったアコリバからです。
うーーーん。結局音の細部が潰れてしまいます。これはバッテリー駆動前よりも違いは明確で明らかにない方が良いです。
ではifi AC purifierです
これは音場は明確に広がりますが音数がこれも明確に減ってしまいます。低域と高域が共に減って音が薄っぺらい感じになります。ない方が明確に良いです。
最後にNCF ClearLineです。
うーーーん。さっきのように薄っぺらい音にはなりません。音場も広いです。でもなしの方が良いかもしれません。
外してみます。
うーーーん、やっぱり無いほうがいいです。だいぶ違います。ただ、高域が多少耳に障るかなという気がします。この感じはフィルターをつけるとなくなります。
もう一度アコリバをつけてみます(だって高かったんですもん)。
うーーーんこれはありかな。音の細部も出ていますし、高域の耳障り感は全くなくなります。
無しも得難いですが、高域の耳障り感はおそらく歪みだと思うので、それが無くなっていますから。
とりあえずアコリバをつけて使っていこうと思います。
しかし、こんなに違いが出るなんて思いもしませんでした。