Atoll IN100 Signatureを購入し、スピーカーとの組み合わせをいろいろ試しました。


私がAtoll IN400を決めた時に試聴に使っていた


こちらの曲を使って試してみます。実際にはNAS内にあるBEST AUDIOPHILE VOICES IIの中の音源を使います。


まずはFounnder 40Bです。

それまで使っていたPMA-900HNEと比べると音の分離がかなりいいです。決して神経質なハイファイ調の音ではなく、細かい音がしっかり聞こえながらまろやかで、ボーカルとギターは明確に別々の場所で鳴っています。ボーカルやギターが立体感を持って再生される感じです。

これはかなりいいです。ギターの響きも綺麗です。うーーーん、素晴らしい!


Atoll良いです。これが中古で11万円は完全にお買い得でした。この音に比べるとPMA-900HNEの音は潤いが足りないというか立体感に乏しいというか、何かが足りない気がしてきます。


次にLUMINA Iです。


ギターの一音一音は非常に綺麗です。ただ音の分離はFounder40B+IN100の組み合わせからは落ちます。音場の広さは控えめです。ギターの響きのうっとり具合は良好で音の綺麗さはさすがです。多少低域は控えめです。

とにかくこのアンプとPMA-900HNEを比べると音の美しさがなぜかIN100の方が美しく感じるのです。なんででしょうか?


手持ちのスピーカーの最後はPIEGA ACE30です。


とにかく腰が低い音です。聴感上はFounder 40Bよりも低域が出ているように感じるぐらいです。音の分離はFounder 40Bと同等です。もしくは多少こちらの方がいいかもしれません。


特筆すべきはギターの響きと余韻の豊かさです。2分26秒と2分38秒に私の好きな部分があるのですが、ここが美しいのです。そう、IN400とConfidence C2とが10年前に奏でてくれた音にそっくりです。気持ちいいです。


本当に意外なことに、PIEGA ACE30という、おおよそ響きの豊かさとはかけ離れたアルミの塊みたいな見た目のスピーカーがこんなに綺麗な響きを聴かせてくれるなんて。


これらのスピーカーの中で私がIN100 Signatureの相棒に一つだけ選ぶとすればPIEGA ACE30です。


このスピーカーの空間再現性の確かさとIN100 Signatureの空間再現性が相乗効果を発揮してこのうっとりするような響きの豊かさとして結実したのかもしれません。


それにしてもACE30はいいスピーカーです。でもね、店頭で比べたらきっと他のスピーカーに負けちゃうんでしょうね。高域がおとなしめで場合によってはつまって聞こえますから。


よく聴けばそんなこと関係ないほど、良いんですけどね。

ATOLL IN100 Signature + PIEGA ACE 30の組み合わせオススメです。