DENON DCD-900NEを購入してその実力に驚いています。特にCarotOne Ernestoloと組み合わせた時にFounder 40Bから出てくる音は素晴らしいものがあります。
アンプをPMA-900HNEに変えると、音の分離が多少悪くなり、CarotOneの時のような音が空間に漂い出るような表現は影を潜めます。
これはアンプによるものだと思い、PMA-900HNEに手持ちのアクセサリーを使ってCarotOneの音に近づくかどうかを試してみました。
PMA-900HNEは6万円台なので高価なアクセサリーは現実的ではありません。そこでまずはAETノイズイジェクターを試してみます。
これなら1万円前後なので、まあ買っても悪くないかもしれませんし、我が家のAccuphase C3900では効果的でした。というわけでデジタル入力端子に取り付けてみます。
これ結構違って聞こえます。
外してみます。聞いた曲は森田童子さんの蒼き夜です。
この曲はピアノ、ギター、バイオリン、ボーカルという構成で一部にストリングスが使われています。
冒頭に右手から高音のギターソロが聞こえるのですがここの音がかなり違います。付けると立体的というか音が漂い出る感じがします。
その後のストリングスの広がりもかなり違って聞こえます。ノイズジェクタありだと前後左右に広がりが出る感じで、ボーカルやバイオリンのソロとはっきりと音が分かれます。
この効果で1万円なら安いです。
まあなんでこんなもんが効果があるのか全く理解に苦しみますが聞こえる音が変わってしまいます。
次にPNA-RCA01を使ってみます。
これだけで4万円以上ってこれは6万円台のアンプには使わないと思いますが試してみます。これはREC OUTに挿してみます。
おおおおーこれは全く別物の音です。CarotOne Ernestoloの音にほぼ同じ感じになります。
音場へ明らかに広がり、ギターの音はうっとりするほど綺麗に空間を満たします。ストリングスは無しだと左手側にちんまりとボーカルに重なるように聴こえていたものが、パーっと広がりを持って空間に広がります。
AET ノイズイジェクターと音の改善方向はそっくりですが効果がはるかに高いです。
でもね、これ使ってCarotOne Ernestoloと同じ感じなら使い勝手さえ我慢すれば、このアクセサリーの値段でCarotOne Ernestoloが買えちゃいます。そう考えると馬鹿馬鹿しいかも。
もう一度CarotOneと聴き比べてみます。
うーーーん、これはPMA-900HNE+PNA-RCA01の音の方がかなり良いです。音の細部の表現がかなり違います。
というわけで、PMA-900HNEにアクセサリーを使うと場合によってはCarotOne Ernestolo以上の音を聴かせてくれます。