CarotOneのErnestoloは発売直後にオーディオショップで聴いてその音の立体感に衝撃を受けて購入したので、もう10年が経っています。



でもこれまでオーディオルームで鳴らしたことはほとんどなく、あまりの使い勝手の悪さから、放置状態に近かったのですが、昨日ブログ記事を書くために持ち出してFounder 40Bを鳴らしてみてびっくり。


びっくりどころか、衝撃を受けました。購入10年目にして初めてこのアンプの実力を知ったのです。


おそらくFounder 40Bが8Ω、92dBという現代スピーカーとしては高インピーダンス、高効率という非常にアンプにとって鳴らしやすいスピーカーである事も関係しているのでしょうが、とにかくFounder 40Bから出てきた音は衝撃的でした。


音が空間に美しく広く漂うというこれまでハイエンド機器だけの特徴だと思っていた音が僅か6万円弱のアンプから発せられたのです。

音の分離は素晴らしく、細部の表現も必要十分です。空間はあくまで綺麗。そして12VのDC電源なので、電源をバッテリーから供給するとさらにこれらの特徴が際立ちます。低域の力感も十分です。とにかく響きが綺麗。


森田童子さんの曲が特に素晴らしい!メインシステムは8Kで動画を見る感じですが、こちらはハイビジョンぐらいの感じはあります。そして響きはErnestolo +Founder 40Bの方が好きかも。



 これまでメインシステムとそれ以外のシステムの音の差は、埋め難い差があって、あるシステムの音をいいなと思って、メインシステムで同じ曲を聞き直すと全然違うじゃんと思ったのですが、Founder 40B+Ernestoloの音は全く違和感なくメインシステムと比較の対象となりうる感じです。

例えれば8Kで撮影した全く同じ動画を解像度を落として同じ120インチの画面で鑑賞している感じです。

違いは音の細部の表現だけと言っても過言ではありません。

他のアンプではこうは行かないのです。解像度を落としてさらに画面サイズを小さくしたりコントラストを落としたり、場合によっては輝度も落とされてしまいます。


ちなみに、Ernestolo+Founder 40Bのシステムは以下のとおりです。


ZEN Stream (リポバッテリー駆動)

Fidelity Gate USB7500 USBケーブル

ZEN DAC Signature V2(iPower使用)

BJ Electric ML-R RCAケーブル

CarotOne Ernestolo(リポバッテリー駆動)

AET EVO-1302FB 2m スピーカーケーブル(バナナ-バナナ) Ernestoloは剥き出しケーブルかバナナプラグ以外は接続が難しいです。

Paradigm Founder  40B


合計定価ベースで約67万円です。でもこの音はブラインドで聞いてもらったら合計2-300万円のシステムと聞き分けられないかもです。

今回の事でやっぱりスピーカーとアンプの組み合わせは重要なんだなと再認識しました。


それにしてもFounder 40Bの実力は底知れないものがあります。