今日はMarantz M-CR612でEva Cassidy Night Bird を聴いています。スピーカーでどんな風に聞こえ方が変わるのでしょうか?


まずはDALI OBERON1です。

こちらの方が音の立体感は一段上に聞こえます。ただ、低域はもう一つです。

立体感もあるし分離も良く、そこそこ楽しい音です。悪くないです。やっぱりM-CR612とは相性がいいんだと思います。



次はYamaha NS-B330です。


これはやっぱり他とはだいぶ違います。音が厚みがある感じです。立体感は良好ですがなんとなく空間が濁っている感じを受けます。立体感はこれまでの機種では最もいいかもしれません。


Paradigm Monitor SE atom です


低域は出ていますし、空間もクリアでいい感じなのです。ピアノは空間に立体感を持って広がりますが何故かドラムやギターは壁に並んでいる感じ。音の立体感がもう一つに聞こえます。OBERON1 の方が立体感はあるかも。


ここまでの機種はどれも5万円以下で手に入ります。さてM-CR612はそのままにして、スピーカー をLUMINA I(11万円)やB&W 707S2(15万円)にグレードアップすると音はどう変わるのでしょうか?


まずはSonus Faber LUMINA I 

冒頭のドラムからして音の鮮度が高く立体感があります。Evaのアナウンスの声もエコーが僅かにかかってコンサート会場のライブハウスの雰囲気が感じられます。ボーカルの高音が綺麗。声の表情が非常に良くわかります。ギターとドラムの分離も良好で立体感を持って再生されます。シンバルやギターの音も繊細です。うーむいいです。


最後はB&W707S2です。

こ、これは、、、。全然違います。まず冒頭のギターがまったく鮮度が違います。ドラムは皮が震える感じがよくわかります。音に分離や立体感もこれ以上何が必要?というぐらいいいです。空間のS/Nも非常に良好。音がない所には音がないです。

この曲はボーカルと同時にバンドの音も楽しむ曲なのでLUMINA よりこっちの方が全然いいです。


というわけで、M-CR612のスピーカー を15万円クラスにする意味は十分あります。特に707S2は楽しい音でした。

ただしM-CR612の電源は工夫した方がいいかも。

現状では電源はNCF ClearLineを3つ付けたタップに繋いでいます。電源ケーブルは純正のままです。

このNCF Clear Lineを外すと立体感がまったくと言っていいほどなくなってしまいます。