このアルバムは私が人生で初めて自分で買ったアルバムです。この直後に遠ざかる憧憬を買いました。
中学一年生の私は小椋佳さんが大好きだったのです。
子育ても経験した今聞くと、自分の経験と重なっていいアルバムだなと改めて思います。

 40年以上前に買ったものですが、音はまったく劣化していません。phonoamp につけた金属たわしアースのおかげもあって凄くフレッシュな音です。
ボーカルの口元も引き締まり、アコギの音もリアルです。
例えば、A面の最後から2曲目の帰り道急ごう、右からギターのアルペジオが聞こえるのですが、金属タワシアースをつけるとこれがハッとするほど綺麗です。タワシアースを取ると埋もれてしまって全くハッとしません。ボーカルの立体感も二段階ぐらい上がった感じです。

当時レコードを作っていた人たちは真剣にいい音を作ろうとしていたんだなと感動すら覚えます。