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リールーのブログ

映画を観たら感想を、美味しいものとか、書きながら探そう。
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1972年 アメリカ

☆監督・・・ロナルド・ニーム

☆キャスト..ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、レッド・バトンズ、キャロル・リンレー、ロディ・マクドウォール、シェリー・ウィンタース、アメラ・スー・マーティン、ステラ・スティーブンス、ジャック・アルバートソン、レスリー・ニールセン、アーサー・オコンネル







 リメイク版「ポセイドン」は見た事あったので、今回は大元を観てみることに。パッケージの写真はいかにも古さを感じるけど、毎度のことながら見始めてしまえばその世界観に引き込まれていくのでした。




 制作は1972年で、この当時としては実際に船を(セットで作ったといいうことかな?)をさかさまにして撮影したそうで、巨大客船が転覆してからのテーブルにしがみついてやがて墜落する乗客とか、トイレの中が便器がそろって天井から垂れ下がってる??シュールな絵ヅラが現代のようにCG技術などなかった当時には、きっとそのリアルさに観客は興奮必死だったことでしょう(^_^;)




 「タイタニック」を何度か観てるから(*^_^*)、船が傾き乗客が悲鳴とともに落ちていく場面ではそこまでの衝撃は感じさせない。ほとんど冗談のようにすら感じる。まあすべてのジャンルに言える事だけど、映画を観続けていると色々耐性が付いちゃうのよね(・。・;ホラーも残虐な殺人シーンも、銃器で蜂の巣も...最初に見た時の衝撃からすると、なんだか数割減の衝撃度しかないのだ(*_*)


 ま、それでもすべりおちてきたピアノに挟まれちゃった人なんかを見るとやっぱり人がどんだけ進化しても重力の法則には逆らえないし、現代でも十分ありうる悲劇でもあるかな、と。やっぱり視覚に訴えられるし、痛みを想像して顔はしかめっ面にになったりもします(-"-)



 

 船がひっくりかえり、怪我を負った船員が「みなさん、落ち着いてこの場に救助がきますから、それまで待ちましょう」なんてことを呼びかける。実際船の乗組員にそう言われたら素直に従うのが普通だし、自分もきっとそうするだろうね。


 

  ところが、ジーン・ハックマン演じる牧師は、やたら行動する牧師なわけです。



 冷静に考えて、事態を予測し、このままでは船は沈み浸水する一方で、しかも船首はあぶないから船尾の機関室へ上る(さかさまだから)しかない、という判断をくだすわけです。そして生き残った乗客へ呼びかけるも、賛同者は少ない。


 男気あふれるロゴ刑事とその妻リンダ。雑貨商の独身男マーティン、19歳の姉と9歳の弟、ローゼン老夫婦。兄を亡くした歌手のキャロル、船のボーイ。総勢10名が命がけの脱出を試みていくのがメインになっています。



 なぜ船が転覆するに至るかというと。アテネに向け航行中に海底地震により津波がくる、と連絡を受けるわけです。新年のカウントダウンを終えてすぐ、大波に飲まれてしまう。ところが、船長たちの奮闘ぶりはごく短い部分しかなく、その後どうなったかは一切出てこないのだ。脱出組が途中で別の生き残り部隊とクロスする場面が少し出てくるが、彼らも牧師の「船首方向は危ない!」という助言を聞き入れずどんどん船首に向かって避難していき、その後結局彼らがどういう運命を辿ったかも分からずじまい。



 「タイタニック」が客観的な事故の詳細をあますことなく描いているのに比べると、なんだがずいぶんピンポイントに感じてしまうけど、でもまあ、転覆した巨大客船からの脱出のみに焦点を当てていることで、かなり観客もこの牧師率いる遭難者たちに感情移入するからそういう意味では逆に集中できていいんだろうな~(^O^)




  刑事夫婦や老夫婦のお互いへの愛情が素敵だし、独身貴族の男が兄を亡くして悲嘆にくれる女歌手を終始フォローして導いたり、しっかりものの姉と船が大好きな男の子がかなりガッツがあるし、船の構造に詳しくて大活躍しちゃいます。それぞれいい味出してますよねー!(^^)!


 この老夫婦の妻の方が意外なことに潜水の選手の経験があって、浸水した部分を通り抜けるときに大活躍をしてます。彼女の人間味あふれる言動に頼れる太っ腹な(笑)オバサン!って安心感が。




 助け合い、時にはののしりあったりしつつも脱出の冒険はすすみます。極限の中をなんとか救助の手が一番届きやすい船底の機関室へと導く牧師は、あまり神を無条件に信じていないようで、神の助けはいらない!だが、ここまでなんとか辿り着いたんだから邪魔しないでくれ!!と最後の力をふりしぼり叫ぶのですが。まさに彼の行動力と精神力は神様そのものにも見えてきます。人間が極限の中で振り絞る力はまさに神聖なものなんだと感じました。




 しかし、やっぱり豪華客船は危険ですね、人間の作ったものに絶対はない。構造物が巨大になるほど、信じられない災厄が襲い掛かってくるわけで。この「ポセイドン・アドベンチャー」を踏まえて高層ビル火災を描いた「タワーリング・インフェルノ」という映画を作ったそうです(^_^;)こんどはこっちも観てみなくちゃーね!(^^)!


 ちなみにこの「ポセイドン・アドベンチャー」と同年に「ゴット・ファーザー」が公開になっています。興行収入はほとんど同じらしい。ジーン・ハックマンもパチーノもこのころは若かったですね~(^O^)ま、だんぜん私はパチーノ好き♡ですが。