2009年 アメリカ
☆監督・・・ルーベン・フライシャー
☆キャスト・・ジェシー・アイゼンバーグ、ウッディ・ハレルソン、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン、ビル・マーレー
すっかり ゾンビ・コメディ にはまりつつあるこの頃。
この「ゾンビランド」は、しっかりゾンビがゾンビの仕事してるけど、あまり強烈な怖さはない。ただしスプラッタ場面はしっかりでてくるのでご安心を(??)σ(^_^;)
主人公は オタクで引きこもりの青年。しかし、ゾンビへの対処法を自分なりに確立して明確なルールを打ち立てている。
そのルールを実践形式で映画の進行に沿って#12がこの場合適用された...みたいに文章が表示される。
どうみてもひ弱で根性なさそうなのに、しっかり生き残ってるのは彼の計画性のたまものなのだ。
彼の説によると、まずデブは最初にやられる。足が遅いからゾンビのえじきになる...。有酸素運動が必須 、とか、笑えるような、笑えないような(^_^;)耳が痛い話だわー!
そんなこんなで、サバイバルしつつ,やがて屈強なゾンビハンターと同行することになり、そこへ詐欺姉妹もからみ珍道中がはじまる。男二人がお互いの呼び名を決めるとこや、姉妹のしたたかな詐欺手口などいろいろ細かいとこ笑えます。
そしてなんといっても笑えるのが、ビバリーヒルズに差し掛かった一行が迷い込んだ豪邸がなんと ビル・マーレー の家で、本人役でビル・マーレーが登場しています。彼のルールは、ゾンビの恰好をすれば奴らは同胞を襲わないから安心、というどっかで聞いたようなトリビア。しかし、その恰好が災いしてコロンバス(アイゼンバーグ)の見事な反射神経で銃殺されてしまう(笑)でも、人気者のマーレーは手厚く彼らに葬られたのでした(^_^;)
4人の珍道中がはじまってから、そういやゾンビがずーと襲ってこないなあ、って思っていたら、最後ついに目指すゾンビのいない理想郷ことパシフックランド(遊園地)に辿り着いた彼らを山のようにゾンビ軍団が待ってたんですけどね。
まさにゾンビと彼らで貸切状態の遊園地。さまざまなアトラクションを駆使してゾンビどもを倒していく。うーーーん、なんて斬新な。
あの垂直にぶわっと浮き上がるやつに乗り込んだ姉妹は真下にゾンビが集まってきてしまい降りるに降りれなくなてしまう。ゾンビぎりぎりに落ちてみたり、にじり寄ってくるゾンビを道連れに一気に跳ね上がってみたり。もはやゾンビ怖さより遊園地のスリルと興奮の方が優勢になってきているおかしさ。ゾンビ付アトラクションなのだ。
最初はお互いの思惑やら見た目で判断したり、4人の間の人間模様もぎくしゃくしているが、そのうちうまい具合にいい関係ができてくるあたりも先日見た「ショーン・オブ・ザ・デッド」に通じるところがある。 ゾンビは結局主題のようで、恋愛やら青春ものの環境背景に過ぎない、みたいな。ゾンビ映画の見どころって人間とゾンビの食うか食われるかの戦いはもちろん、いかに絶望的な状況から救いを見出すか、どういうエンディングを用意するか、まあいくつか見どころポイントはあると思うけど。二作に共通する超ポジティブ世界観は、ゾンビ映画なのにもはや恐怖感を逆手にとって、主人公たちが暮らす生活の中の 単なる前提 にしてしまう。主体のゾンビを見に来た観客をすっかり違う線路へ導いてきちゃった感じ。まさにトリック・アートのようなうまくだまされた感がたまりません。しかも、現実的なゾンビ対処法をとっても分かりやすく教えてくれるし(^O^)きっと見ておいて損はないよね?
ま、はっきり言っておバカ映画のくくりにされる作品だろうけど、こういう映画って凝り固まった固定観念をぶっ壊すのに最適だとおもうわ
