八潮も初期対応のまずさからトンデモナイ広がり、穴の広がりも想定外になってしまった。近隣の交通はどうなっているのだろうか。いつになったら埋め戻せるのだろうか。

公明党の国交大臣、なんだか頼りない大臣でリーダーシップを発揮できるのか。

国交大臣を公明党議員の指定席にするのは非常に問題ありではないか。

今日のフジテレビイットはこの八潮市陥没に対してふるさと納税で支援金の受付け始めたという。

誰でもがすぐに思っただろう。ちょっと違うんじゃないの、と。

フジテレビイット

「21日現在も行われている復旧工事ですが、埼玉県は補正予算案に40億円を盛り込んでいます。

一方、八潮市によりますと事故発生後、「寄付をしたい」という声が寄せられているといいます。

これを受け、2月13日からふるさと納税で支援金の受け付けを始めました。

期間は3月31日までで返礼品はありませんが、現時点で820万円以上の寄付が集まっているそうです。

ただ、このふるさと納税での寄付金募集にSNSでは「生活インフラなのに寄付に頼るの？」「せっかく税金を払っています。こんな時のための税金だよね」「納税先を変えているだけなので、その自治体の税収が減り、インフラ整備も遅れる原因になると思う」などと疑問の声が上がっているようです。

（中略）

SPキャスター・岩田朋子さん：

「全国各地で起こり得る話ですし、確か博多で起きた陥没は2016年だったんですよね。ですので国としても点検をするとかやれるべきことをさっさとやらないといけない次元に入ってきていると思います。」

今回、ふるさと納税での寄付金募集だが批判の声があることについて、八潮市は「厳しいご意見はこれまでに数件ございました。市といたしましては今後も国、県をはじめとする関係機関と協力しながら、1日も早い復旧に努め、安心・安全な生活を取り戻すべく総力を挙げて取り組んでまいります」とコメントしています。

そうした中、20日、埼玉県の大野知事と面会した石破首相は「インフラを整備してから50年ぐらいになる。“一気にこういうことがあちこちで起きたらどうしよう”という心理的な不安は埼玉県民のみならず、多くの国民が持っている」と述べました。（他人事！）

インフラ老朽化対策の検討も進め、国土強靱化の新たな計画に盛り込む考えを示しました。（おっせーよ）

今後もどこかで起きる可能性があるこのインフラ老朽化による事故。自治体や国からの手厚い支援も課題になっています。（まだ課題かよ！）」

陥没事故にふるさと納税、なんと麗しくもバカバカしい話ではないか。

別に応援したい市民の気持ち（ふるさと納税を使って困っている八潮市を応援したい）を否定しているのではない。日本の市民は本当に他人が困っていると見捨てておけないのである。素晴らしいじゃないか。それに比べて物価高で生活に四苦八苦している国民を見ても、石破は減税は絶対にしない、「消費税廃止」というギャンブルはしないと堂々と言う。つまり困っている人をみても何か支援するなんてことは一切考えないのだ。これで為政者だといえるのか。石破には惻隠の情というものがないのだろうか。人格破綻者、為政者の資格なし！

しかし、この麗しいふるさと納税も公共事業の一助にするとなった途端、なんじゃこれ、というしかない。こんなことがまかり通ったら、国は何の予算措置も講ぜず、「困ったらふるさと納税」又は「クラウド・ファンディング」で頑張りましょうということになる。

フジテレビイットも何とも間抜けな報じ方をしている。

「今後もどこかで起きる可能性があるこのインフラ老朽化による事故。自治体や国からの手厚い支援も課題になっています」

オイオイ、「国からの手厚い支援も課題」って何なんだよ。下水道老朽化に伴う陥没その他の問題は国のインフラ整備の絶対的な課題という認識はないのかねえ。

「手厚い支援」という言い方は、国は当事者ではないと言っているのだ。

金が膨大にかかるインフラ整備が自治体の責任であるわけがない。国の責任だろうに。フジテレビイットは財務省の緊縮財政に忖度して公共事業ですら、まずは「自助」とでも言いたいのだろうか。

こんないい加減な認識だから、財務省はやる気がないし、やらないのだ。そして財源がないと言い出す。財源論は税金じゃないということをはっきりしないといけない。そうしないと今後財源が必要になったら「ふるさと納税」又は「クラウド・ファンディング」で、ということになってしまうぞ。

八潮の陥没にふるさと納税を充てるとは世も末じゃ！