丸井の青井か、青井の丸井か知らないけど、こいつがアナウンサーとして出てきてからイットが面白くなくなった。

特にワクチン推しのパックンが目障りだ。CIAの工作員?がコメンテーターなんて見る気がしないぜ。

 

そんなイットの余計な、ホントに余計なコーナーがある。

それは正論爺さん化したレポーターが意地悪くある事柄を追及するコーナーだ。

ものによっては「よくやった」というものもあるが、多くは正論からすれば違反行為でも、まあまあ妥協して世の中が持っている者がたくさんある。それをひっかきまわしてテレビで煽る。

すると、警察もしゃーないね、今までは見過ごしていたがこれからは視聴者も文句をいってくるからな、とやらなくて何も問題なかったものが俄然ややこしくなる。

 

その典型例は信号のない横断歩道での一時停止だ。

これをしない車を映し出して、いかに交通法規を守っていないかのキャンペーンを始めた。それで警察も信号のない横断歩道で一時停止しない車をことさら摘発しだした。

しかし、これは横断者がこれまで以上に事故の危険にさらされることになった。

恐らく信号のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしたら車は停止するのが当然だ、交通法規だといって、私の言い分を非難するだろうが、それにより歩行者の安全が増したどころか危険が増したと思っている。

つまり、信号のない横断歩道で車が停まるのが当たり前になってくると、歩行者は横断歩道で車は当然停まると思うから、左右の安全確認を怠るようになる。

車も信号のない横断歩道では減速できない可能性があるから、前より歩行者及び後続の車の追突事故が増えるのだ。統計を取ったわけではないが、論理的推論で危険性は前より増加したと考えられる。

これもイットの「功績」?だ。

 

もう一つ一番新しいのは京都の路駐禁止所での観光バス長時間路駐へのイットによる「嫌がらせ」だ。

昨日のイットの放映だ。これは2回目だ。

オーバーツーリズムの問題が指摘され、観光客のマナーの悪さを報じ始めた。河口湖町の富士山とコンビニ撮影でわざわざ黒幕を付けたりしたような問題。

そして今度はイットは京都市内の観光バスの駐禁を問題にし始めた。

ホテル前での団体客を待つ観光バス。そもそも中規模の市内ホテルのようで、観光バスの寄せ場が設けられていないから、どうしても路上で待つしかない。そこは駐車禁止道路だ。

イットのレポーターはわざわざ20分以上も駐車していた観光バスの運転手に突撃取材する。嫌がらせとクソレポートの始まりだ。

 

フジテレビイットより。

「イット!」取材班が現地を取材すると、市内のあちこちで観光バスを目にした。ホテルなどが立ち並ぶ大通りでは、何台もの大型観光バスが道路に止まっていた。京都市中心部では、観光バスの路上駐車が原因となり、たびたび大渋滞が発生。

なぜ駐車場へ行かないのか、バスのドライバーを直撃すると、

「(Q. 今何分ぐらい止めていますか?)10~15分くらい。

(Q. 駐車禁止って書いてあるが?)書いてます? 知ってます。あそこに客が食事に行ってるんですけど。

(Q. 知っていてなぜ止める?)そんなに長くかからない。悪いとは思っています。バスの運転手のこともわかってほしい」と話した。

さらに、路上駐車しようとするバスに警察が注意する場面も見られた。

20分ほど止めていたバスの運転手は、かたくなに「路駐ではない」と否定した。

バス運転手A「(Q. ここは駐車禁止だが?)駐車じゃない。お客さん乗せる

(Q. 何分くらいここにいる?)いま来たところ。(Q. 20分前から見ているが?)...」

バス運転手B「(Q. ここ駐車禁止です)いやいや駐車じゃないじゃん

Q. 止めてるじゃないですか)もう行きます」

交通事情にくわしい専門家は、たとえ運転手が乗っていても、違反になる可能性を指摘。

高山俊吉弁護士「5分以内なら駐車違反を問わないのが一般的な取り扱い。結論から申し上げれば、駐車禁止違反」

FNNの取材に対し、路上駐車していたバス会社は「事実は把握していなかったが、もし路上駐車になっていたなら申し訳ない」としている。

(引用終わり)

 

このイットの取材班の嫌らしさを見よ!まるで正論おじさんが正論を振りかざしてネチネチ文句をいうクレーマーそのものじゃないか。駐禁のところに駐車している訳で、違反の指摘は正論なんだから反論できないことを知っていてイットは運転手に嫌がらせをするのだ。

 

私は駐禁しても構わないと言いたいわけじゃない。

そもそも駐禁道路へのバスの団体客待ちは昔からのはずだから、警察も知っているはずだ。しかし、警察も京都という観光地の特殊事情を勘案して、見て見ぬふりをしてきたのだと思う。

言ってみれば、駐禁場所に駐車させるホテルも悪いし、バス会社も悪い。しかし、事故などの特別の問題を起こさない限り、まあやむを得ないかと暗黙の了解があった。つまり、「なあなあ」でやってきたわけだ。

この「なあなあ」は言ってみれば大人の知恵、いわば狡いがやむを得ない知恵だった。

 

だからやってる側は悪いと知りながらやっているんだから、正論を突きつけられれば反論できないのである。

フジテレビのイットはそこに目を付けて「皆さーん。こんなところに悪い奴らがいますよ、いいんですか!」とやったわけだ。ホントに嫌な野郎たちじゃないか。迷惑系レポーターか!

 

テレビがキャンペーンを張れば警察ももう見て見ぬふりはできない。

突然警察は取り締まりを始めた。

 NHKニュース

「観光バスの路駐を集中取締り 3日間で40台余指導 京都府警
京都市内の中心部の路上では、観光バスの長時間の駐車が問題となっていて、警察は集中的な取締りを行い、3日間で40台余りの観光バスに指導を行いました。
京都市の中心部では、乗客を降ろしたあとの観光バスが道路上で長時間待機していることが問題となっていて、駐車違反の状態になっていると指摘されています。
このため警察は、観光地の周辺の道路で、5月30日までの3日間、集中的な取締りを行いました。
京都市東山区では、道路脇に止まっているバスに対し、警察官が駐車の目的やツアーの内容などを聞き取り、移動するよう指導していました。
警察によりますと、3日間であわせて46台の観光バスに対し、指導を行ったということです。
京都府警察本部交通指導課の高田紘嗣 課長補佐は「警察にも路上駐車に関する多数の苦情が寄せられている。道路上に止める行為は基本的に駐車違反の対象になるので、駐車場を利用してほしい」と話していました。
また、指導を受けた大阪府の観光バスの運転手は「会社からは駐車場に止めるように言われていますが、きょうは時間がないので、少しの間ここで待機していました」と話していました。」

(引用終わり)

 

これがイットの嫌がらせによる「功績」!だ。

観光地で持っている京都はもしバスの路上駐車が問題なら、単に路駐禁止だから路駐はダメです、ということではなく、観光地としての関係者が集まって駐車方法や駐車場の整備などの解決策を協議すべきなのである。

イットはそういう誘導をしないで、正論を振りかざして、今までなあなあでやってきたことをぶち壊してあとは知らん顔ってのは余りに無責任な行いじゃないのか。

 

イットの嫌らしさは、正論おじさんの嫌らしさである。

相手が違反していても余程のことでない限り正論の振りかざしは普通に不愉快さを感ずるのだが。

 

正論を振りかざすなら、ワクチン被害を厚労省に突撃取材をしたらどうか。

大事なことはやらないくせに、どうでもいいことは…。