ちょっと古い記事だが、4月初めの改編期 のNHK女子アナの記事だ。

  NHK林田理沙アナ

「NHKの公式サイトは2日(4月)、今月から「サタデーウオッチ9」(土曜後9・0)を担当する林田理沙アナウンサー(34)のコメントを掲載した。

林田アナは「今、ネット上にあふれる情報の渦の中で、私自身『この情報は正しいのだろうか』と不安になることがあります」と告白。「いちばん信じられるのは、自分の目で確かめた情報だと思うので、情報というジャングルの中で、正しい情報を視聴者の皆さまと一緒に確かめに行くという思いで取り組んでいきます」と意気込んだ。

また「芸術やエンターテインメントを通して週末の時間を豊かに過ごしていただくための企画にも挑戦したいですし、1週間のニュースが1時間でわかる、新しい1週間をより良く過ごすヒントになる番組を目指しています」と気持ちを新たにしていた。」

 

最近は「伝えない自由」や嘘やフェイクニュースを平気で流すテレビが当たり前になったが、伝える側の疑問を以上のようにしれーっと述べられると本当に鼻白む思いがする。

 

「今、ネット上にあふれる情報の渦の中で、私自身『この情報は正しいのだろうか』と不安になることがあります」なんて告白には大笑いだ。 林田さん、貴方が伝える NHKニュースそのものに「この情報は正しいのだろうか』と不安になる」ことがなかったのですか。ネット云々を他人事のように言うより、NHKニュースが世の中でどう受け取られているかよく考えた方がいいと思いますよ。

 

そして、「いちばん信じられるのは、自分の目で確かめた情報だと思う」のなら、先日のパンデミック条約反対池袋デモ行進について確かめに行ったらどうなんですか。

 

 

まあ、「自分の目で確かめた情報だけがいちばん信じられる」ということは、 NHKにとって都合の悪い出来事は見に行かなければいいのですね。どうりで、東池袋中央公園には日本のマスコミの姿はどこにもなかったと言われています。これが「伝えない自由」というものなんですね。海外ではこの池袋デモ行進が大きく扱われたようですが。

 

本当は林田さんも NHKの伝えない自由には不満を抱いているんじゃないでしょうか。

それを「今、ネット上にあふれる情報の渦の中で、私自身『この情報は正しいのだろうか』と不安になることがあります」なんて、ネットだけを悪者にしてはいけません。

自己懐疑があなたには必要だった。なのにそんなニュアンスを少しも出そうとしていない。それは貴方が何も考えていない証拠だから、偉そうなことは言ってはいけないのです。

 

もし少しでも今のテレビ報道自体におかしいと感じているなら、「今、ネット上にあふれる情報の渦の中で、私自身『この情報は正しいのだろうか』と不安になることがあります」と述べた後に

「もちろんテレビ報道自体も「この情報は正しいのだろうか」という自戒を込めて発信しないといけないと思っています」なんて付け加えれば貴方の良心の発露がうかがえたんですけどね。