昨日(1.28)の朝9時に東京直下型の地震が起きた。ガタンと突き上げるような振動があり、揺れは短かった。震源地は東京湾で震源の深さは約80km、地震の規模はM4.8で東京は震度4を記録した。

震源が深かったので、震度4程度で済んだものの一瞬能登半島地震の再来かと頭をよぎった。

 

 NHKによると

「この地震について地震のメカニズムに詳しい東京大学の平田直名誉教授は「気象庁の発表した震源は東京湾だったが、その近くの千葉県北西部は比較的地震活動が活発な場所だ。今回は位置がやや西にずれていたことから震源が東京湾になった」と指摘しています。」

とのことだが、この東大平田という教授は、地震のメカニズムには全く詳しくなく、何も知らない・分からないからいつも適当なことばかり言っているアホ教授だ。

 

だから、「震源は東京湾だったが、その近くの千葉県北西部は比較的地震活動が活発な場所だ、今回は位置がずれていたことから震源が東京湾になった」などと素人以下の説明にも何もなっていないいい加減さでお茶を濁した。

地震直後だからこの程度しか言えない、と思ったら大間違いで、調査時間があっても付け加えるのはプレートが沈み込んで深いところではねた、としか言わないだろう。こんなことは聞き飽きたし、幼稚園幼児でも言えることだ。

こんな先生様が、現在予知の“権威”である東大地震研究所地震予知研究センター長をやっているのである。笑う。

 

先日(1.24) NHKニュースウォッチ9が能登半島地震の原因について、京大田中愛幸准教授の研究を紹介していた。

    NHKニュースウォッチ9

重力変化による地殻内の水の動きに着目していた。水に着目するのはいいのだが、彼らは活断層理論とプレートテクトニクス理論しか知らないから、この水を活断層理論に結び付けるから素人目にみても「いい加減」という印象しか与えない。

「重力が低くなった。地下に軽いものが現れた。つまり水が入ってきたと考えられる。水は周囲の地盤より低く軽いため、地下深くから湧き上がってくる。その影響で能登半島は地表も盛り上がっていた。このとき重力が捉えていたのは、水が断層に流れ込む動き。その結果滑りやすくなり、群発地震が起きた。更に水が断層の奥に進んでいき、今回の大地震を起こした可能性がある。事前に流体の動きを捉えることが出来れば防災の準備警告を発することが出来るのではないか。」

地下水と活断層の組み合わせだが、この地下水の動きが何で巨大な断層を動かすことが出来るのか。

太平洋プレートから水がしみだす、なんて見てきたような嘘を平気で吐く。

単に水が断層を滑りやすくした、というだけだ。しかし、こんな説明で地震の発生を説明できたとでも思っているのだろうか。風呂場で石鹸水に足を取られて滑って転んだんじゃあるまいし、もっと科学的かつ納得できる説明ができないものか。適当なことを言って誤魔化すな、と言いたいが、彼ら地震学者は真面目にそんな程度のことで地震が起きると思っているらしい。

アホというしかない。

 

そもそも活断層はどんな力で動くのか。「歪(ひず)み」が溜まったものが解放されたといいたいらしいが、地殻にそもそも「歪み」なるものが溜まるのか。

また、M7以上のエネルギーが能登半島で解放されたのに、数日たってもまだ大きな余震が続くなんておかしいと思わないのか。そもそも地震は歪みの解放なら、余震を起こす近くの断層も本震による巨大な揺さぶりによって解放つまり地震が直後に起きないとおかしい。それが数日、数週間に亘ってM4程度の地震が頻繁に起きるということは、M7以上のエネルギーで揺さぶっても近くの断層の歪みは解放されなかったということだ。そんなに近くの断層は頑丈にできていて歪みを解放しないのか。

そんな説明は変だと思わないのか。

ことほど左様に水が断層の隙間に入ると滑りやすくなるなんて、子供だましの説明が科学的だなんて笑うしかないじゃないか。そんな説明で周りの地震学者はみんな納得しているのか。もしそうなら、地震学者はアホの集まりじゃないのか。ワクチン打てば大丈夫というアホ医者のようなものか。

 

歪みについては「溜まらない」と昔ブログ記事を書いた。引用しよう。

(活断層とはなんぞや?「ダーウィン以前に戻って考えよう」2012.4.29より)

「活断層が5000年に一度の確率で突然に動く理由はいったい何なのだろうか?実はその原因はまったく分かっていない。「活断層が動く原因は何ですか?」と地震学者に尋ねると「それは活断層だからです」というバカみたいな答えが返ってくるにちがいない。これはもちろん笑い話ではない。要するに動く可能性のある断層はすべて活断層だということにされ、そしてそれが本当に動くと、「動いた理由は活断層だったからです」というまことしやかな後付けの説明で済まされているのである。」

 

「…現代の地震学者にとって定説となっているのは、「弾性反発説」という仮説である。すなわちプレートに歪みが蓄積され、それがなんらかの弾みで動くと地震が起こるというものである。しかしながら阪神大震災のときもそうであるが、活断層が動く真の理由は決して解明されてはいない。なぜあのとき野島断層(阪神淡路大震災)が動いたのか?その理由は決して分かっていないのである。

 たとえば最近はGPSの飛躍的な進歩により、センチ単位の精度で全国土の位置情報を衛星によって知ることができるようになった。その結果、歪みがどの地域に蓄積されているのかということが、数学的に予測されてもよさそうなものだが、決してそのような予測は行われていないし、また予測が可能であるとも考えられていない。

ということは、結局、活断層に溜まった歪みエネルギーというものは見ることも知ることもできないものだとされているわけである。つまり活断層に溜まった歪みエネルギーというのは、あくまでも理論上の仮定の話であって、実際に確認されているわけでもなんでもないのである。」(「活断層とはなんぞや?」より)

 

「活断層に溜まった歪みエネルギー」というが岩石が歪みエネルギーを溜めるものなんだろうか。

「…奇妙なのは福島浜通りなど、ほぼ同じ地域で延々と繰り返される余震である。弾性反発説によると、余震というのはプレートに溜まった歪みを解放するために起こるはずだ。だとすれば、余震の起こり方には一定の法則性があってもよさそうなものであるが、そうでもないらしい。実際、余震現象というものは地震ごとに異なった様相を呈するのが普通であり、たとえば2004年10月に起こった新潟県中越地震(最大震度6.8)の際には、震度6強の余震が2回、震度6弱の余震が2回、震度5弱以上の余震は18回以上続いたとされている。この回数は阪神大震災のときの余震に比べ異常なほど回数が多く、なぜ同じ規模の活断層の地震でありながら様相がそれほど異なるのかという合理的な説明は一切なされていない。

ちなみに阪神大震災の時は最大震度4の余震が1回起こっただけであり、その他は震度2以下の微小地震がほとんどであった。断層モデルでどうしても説明できないのは、いわゆる群発地震という現象である。群発地震というのは小さな地震が何か月も断続的に繰り返されるという現象であり、それは弾性反発説の枠組みでは到底説明できない。」(「活断層とはなんぞや?」より)

(トラ注 「断層モデルでどうしても説明できないのは、いわゆる群発地震という現象」というのはアホな地震学者も気にしているのだ。だから、今回の能登半島地震について京大田中准教授は地下水の動きを持ち出してきたのである。それでも説明にも何もなっていないが。)

 

断層地震説では地震によって歪が解放されるのではないでしょうか。歪が再配分されて、新たな地震の原因になる、というのは大きな矛盾です

 地震学会の広報誌にも「本震の発生によって、破壊された領域近くの岩石は、新たに歪みを加えられたことになります。この歪みによって引き起こされる地震が余震です。」

 「長年蓄積された歪みが開放されるのが地震」というのなら、「地震によって新たに歪みが付与される」というのはおかしな話です。  

 力学で使用する「ひずみ(strain)」という用語は「応力(stress)」と対応したものです。

たとえば、地震の後で家が歪んでいますが、これは応力と対応していない“死んだ変形”(deformation or distortion)です。元に戻らない“死んだ変形”のことです。ひずみ(strain )とは応力(stress)と一対一の関係がある“活きた変形”のことです。

つまり、力の作用がなくなって、応力が無くなれば、歪みもなくなり、元に戻ります。日本語は「ひずみ」と「ゆがみ」の区別がついてなく、どちらも「歪」という漢字を当てるので誤解するんですが、力学的には明確な違いがあります。

 一例を挙げましょう。

地震の時には高層ビルが揺れますが、揺れているときの歪みは“活きて”います。しかし、倒壊したビルは“死んだ”歪みを残すだけです。

地震学者は力学音痴です。精神的な意味のストレスと力学的意味のストレスとの混同もあるように思います。」

 

 また3年前にも石田氏はこの歪みの解釈について、遠田教授を批判して次のように書いています。

「遠田氏の使っている「ひずみ」はdistortionではないでしょうか。地震の結果生じた「ひずみ」とは、家が傾いたというのと同じ「変形現象」のことです。力学的な「歪」ならば、「応力」が伴うはずです。どこに変形が集中しているのかを調べても、永久歪としての変形distortionしか分からないのではないでしょうか。

地震によって単にゆがんだだけでは弾性反発力は伴いません。そのような変形が原因で地震が起きることはありません。

 岩盤はガラスと似たような強度で、100mの部材だとしたら1cm変形するだけで破壊してしまいます。

“歪がたまっている”、という表現は観念的なもので、力学的なものではありません。

日本語の使い方はあいまいで誤解しやすいですが、力学をきっちりと認識していれば、生きた歪と死んだ歪を取り違えることはありません。遠田氏が見ているのは単なる変形、死んだ歪です。

(引用終わり)

 

このような物理学的説明に地震学者はなんと答えるのか。無視すればいいとでも。

これは気候学者の地球温暖化CO2への態度と同じだ。疑問については無視する。ワクチン擁護医師も。

学者たちが如何に金と地位を求めて真実を蔑ろにするかがよくわかる。

 

昨日の東京直下型地震によって、昔勉強した石田昭氏の地震爆発論の本やネット記事をもう一度真面目に勉強しようと思った。しかし、地震爆発論は壮大な理論なので一筋縄ではいかない。

最近石田博士は地震爆発論について余りネットに書かれないので、もう一度初歩から解説をしてもらえるとありがたいと思っています。

 

今回の記事は定説地震学が如何にデタラメかを述べただけで、石田昭氏の地震爆発論について触れていないが、過去に何度か地震爆発論ブログも書いているので、その再録と石田地震爆発論の解説を暇をみて今後やっていきたいと思う。

 

本当に地震学者の馬鹿げた地震のメカニズム説明には「反吐」が出る。

誰か定説地震学に反逆する若手地震学者はいないのか。

石田地震爆発論をまともに研究する学者はいないのか。

勇気がなさすぎる若手地震学者たち。

無意味な研究に多額の金を費やして恥ずかしくないのか。

 

  

(参考)

「地震」も「火山」も「マグマ」が引き起こす爆発だ!

「「地震学」と「火山学」―ここが間違っている」石田昭

(紹介文)

 現在「地震の原因は活断層が動くこと」という「プレートテクトニクス理論」は、世界中で信奉されている理論です。しかしこれは、一つの「仮説」で「作り話」にすぎません。
 すでに「ほころび」がいくつか見つかっています。ただ、本書では難解になるのを避けて、誰にでも理解できる「ほころび」だけを紹介しています。
《地殻下の「マグマ貫入理論」を発展させた新説》
 1960年代以前には、石本博士や小川博士らによる「マグマ貫入理論」というものが日本には存在し、一世を風靡していた時期もありました。
 著者が提唱している「地震爆発論」(石田理論)は、この石本博士らの「マグマ貫入理論」をさらに発展させたものです。
 本書は、地震や火山噴火の原因を「水から熱解離した水素と酸素の再結合」、すなわち「水素爆発」(正確には「爆縮」)であるとする、世界で始めての試みです。

 

第1章 「地震」の原因は「活断層」ではない

地震は爆発現象/断層は爆発の痕跡

「地震」は「マグマ内部」の「水素爆発である」

廃液などの「地中圧入作業」で起きた地震

「中越」「中越沖」「岩手・宮城内陸地震」と「CCS」の関係

「東北大震災」の真相「津波」は2方向から襲来した

「苫小牧」での「CCS」は中止すべき

原子炉の「水素爆発」には別の原因がある

第2章 火山学の間違い

「御嶽山」の「水蒸気爆発」は、予兆があった

「御嶽山」では何が起きていたのか

「水蒸気噴火」の予知は可能

「火砕流」が発生する理由

「富士山周辺」の「異常現象」の謎解き

「河口湖」の水位低下の原因

「滝沢林道」に発生した「亀裂」の原因

第3章 「マントル」は「マグマ」である

定説が説く「マグマ」の存在する場所

「地殻」の下には「熔融マグマ」がある

「地震波形」による「マントル熔融論」の証明

「深部低周波震動」の正体

「マントル固体論」が導入された理由

第4章 前兆現象は迷信ではない

「地震発生」の前に「予兆」がある理由

気温・湿度の上昇

発光現象

電磁波異常

朝焼け・夕焼け現象など

「潮位」の異常現象

「怪音」または「爆発音」

その他の言い伝え

第5章 大陸は常には移動していない

ベロウソフ教授の「大陸移動論」批判

「プレートテクトニクス理論」の矛盾

海洋底「拡大説」の矛盾

「パンゲア」の矛盾、ずさんな「大陸移動論」

海底に沈んだ「アトランティス」と「ムー」

「大陸」として浮上した「海底」

大陸に「花崗岩」がある理由

「西之島」の熔岩が「シアル質」である理由

NHK「地球大紀行」に見る「作り話」の羅列

「プレートテクトニクス」から「地殻テクトニクス」へ

第6章 地軸が大きく傾くこともある

「地殻のスライド」と「ポールシフト」は同じ現象

世界中にある洪水伝説

磁極の移動現象

毛布効果の誤解

「大陸」の「分裂移動」は、特別なケース

「氷河期」には誤解がある

「ギョー」(平頂海山)と「テーブルマウンテン」の成因

「地殻テクトニクス」のすすめ

第7章 「地震学」は進歩していない

幕末期の「地震学」教科書

佐久間象山の「地震予知器」

小川・石本博士の「地震論」

第8章 「南海トラフ」の「巨大地震」は必ず起きるのか

「東海大地震」の「予測説」はどうなったのか

「大震法」成立の裏話

南海トラフ巨大地震説の根拠

第9章 「天罰」は非科学的な話ではない

ラブロックの「ガイア理論」

「天譴」の思想

地球の《疲労感》