なんだかハプニングも驚きもなんもない自民党の派閥をめぐる騒動。

岸田が誰にも相談なく、突然岸田派解散するという。

すると二階派も安倍派も派閥解散…。

ハマコーが生きていたら、必ず一波乱起こしたに違いない。

 

政界の暴れん坊「ハマコー」浜田幸一

 

岸田に限らず、みんな女々しい。それでも政治家か!っていいたい。

金子みすゞの「こだまでしょうか」じゃあるまいし、政治家としての独自の主張と行動はないのか。

 

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと
「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。

 

自民党の「こだまでしょうか」

派閥解消しよう」っていうと
派閥解消しよう」っていう。

「ばか」っていうと
「ばか」っていう。

「もうパー券キックバックしない」っていうと
「キックバックしない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。

 

「派閥」の存在が悪いのか?

そもそも政党=パーティーってのは、独自の主張や目的達成の元に集まった部分(パート)で集団を作り上げた、それが「党」であり「パーティー」じゃないのか。

そのパーティーのなかで、更に主張が異なったら小さな集団となって趣旨を貫徹するのも当然のことだし、それが派閥というものだろう。

いやいや政策集団であったはずが、単に政治家になるために金と力を持った派に寄り添っただけで政策なんてそっちのけ、だからそんな派閥は百害あって一利なしだ。だから派閥は無い方がいいってか。

 

しかし、民主主義ってのは一応「数」の論理で成り立っている。一応だけど。

となると、政治的主張や政策実現のためにはどうしても「数」が必要だ。だから、アホな政治家でも「派」の力を増すためには必要で大事な弾となる。

民主主義はそんなもの。国民主権といったって、多くのアホな国民が選んだ政治家が政権を取る。肯定したくないけど、それが民主主義っていうしかない。

そんな民主主義の矛盾を凝縮したのが派閥じゃないか。

 

そして今回のパー券キックバック問題は岸田がいみじくも言ったように、単なる「記載ミス」だ。派閥の悪さでもなんでもない。

むしろこれまで何度も記事で書いてきたが、パー券キックバック問題というどうでもいいネタをゆすり・恐喝の手段として東京地検特捜部がアメリカ指示のもと、安倍派壊滅に使ったことのほうが問題なのだ。

それを岸田は、特捜やアメリカの内政干渉を派閥問題りにすり替えた。あたかも派閥が諸悪の根源かのように。

 

もう何時の事だか忘れてしまったが、昔の自民党も派閥問題をマスコミに責められて、派閥を全面的に解消した。でもいつの間にか、派閥は復活した。それは政治活動をやる上では、必要な装置なんだ。

本来は派閥が政治思想や主張、経済思想、安全保障方針、外交政策等々の考えを鮮明にしておいて、選挙の際に国民は投票するときに参考にしたわけだ。

そして、野党だってみんな派閥を作って活動している。そんなことは当たり前だ。

 

派閥解消して政治家個人としてどんな考えを持っているのかもう分からなくなり、そして例えば財政に関して、緊縮していくのか積極財政していくのか、量として塊として把握できなくなったら誰に投票したらいいのか全く分からなくなる。

喜ぶのは役人たちだ。政治的な主張の塊、集団が曖昧になるということは、政治的な圧力が弱まるということ、つまり役人のやりたい放題だ。役人が優秀で正しい仕事をしてくれるのならまだ許せるが、財務省しかり、厚労省しかり、外務省しかり、みんな売国的な仕事をし、アメリカや中国、果てはディープ・ステートの言いなりになる官僚どもに好き放題にさせていいのか。

パーティー券でパーティー(党の中の党/派閥)を潰すなんて、シャレにならんぞ。

 

岸田が派閥解消するといの一番に宣言した。

上等じゃないか。

 

安倍派も二階派も、金子みすゞのような「派閥解消しようっていうと、派閥解消しよう」っていうなんぞの軟(やわ)でどうするのか。

岸田はみんな派閥解消に付いてくると思っているのだから、梯子を外して、安倍派も二階派も麻生派も茂木派もみんな「派閥の解消はいたしません」と宣言すべきなんだ。

「派閥の負の部分はこれからは直していきます。しかし、派閥の有効な部分を伸ばして日本国のために尽くしていきたい」とかなんとか。

そうすれば、岸田も真っ青になるだろう。

 

そして、金子みすゞの詩の後半の歌を歌うだろう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。」

 

もう遅いよ、岸田の思う通りになんてならねえぜって、言ってほしかったなあ。

安倍派も二階派も男じゃないよな。〇玉付いてんのか、って罵倒したいよ。

もう遅いけど。