「自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる事件で、東京地検特捜部は、派閥からキックバックされたおよそ4,800万円を収支報告書に記載しなかった疑いで、池田佳隆衆院議員(57)の逮捕に踏み切った。」
この程度のことで議員が逮捕されるものなのかよく分からないが、なぜ安倍派議員だけ(最近は二階派も)狙い撃ちする理由を東京地検特捜部は説明すべきじゃないのか。する訳ないが。
このパー券キックバック事件は茶番逮捕劇といっていい。
もう誰か裏権力から指示された東京地検特捜部が安倍派潰しのために奔走しているという図柄が誰の目にも明らかで、相当無理していると思われる。
東京地検特捜部、正義面するなよ!
パー券キックバックはもう議員なら与党野党を問わず誰でも手を汚していると言われているのに、特捜部は恣意的かつ政治的に捜査・逮捕ターゲットを選別し、安倍派、二階派は許さないが、岸田派その他は捜査も何もしないと見え見えの検察権力の発動は、日本の政治構造を極端に歪めている。
岸田は自分の派閥議員に絶対特捜の捜査は及ばないと知っている(つまり何かの密約をした可能性あり)から、他人事のような顔をして「遺憾である」とシラーとして台本を読むのである。
もし、我が派にも捜査が及ぶ可能性があるとびくついていたら、もっと真剣な顔つきをするだろう。
検察はそういう茶番をしてもアメリカ民主党の各種不正を大手マスコミが糾弾しないのと同様、日本のマスコミも検察の捜査・逮捕の恣意性について糾弾しないとたかをくくっているからやりたい放題なのだ。
今後安倍派の逮捕者はさらに複数人に膨れ上がるだろう(もし安倍元首相が存命なら必ず安倍氏を逮捕したことだろう)が、それは安倍派の壊滅を意味するわけだが、今安倍派と岸田宏池会とは戦争をしているんだから、なぜ安倍派はやられっぱなしで対抗しようとしないのか不思議だ。
彼らは岸田派議員だって同様なパー券キックバックをしていることを知っているはずなんだから、大物議員のパー券キックバックを逆告発すればいいのだ。そして特捜も岸田派議員も捜査せざるをえなくするように誘導すればいい。泥沼の告発合戦!
これで自民党が潰れるなら潰れるがいい。岸田派や麻生派その他だけが残った自民党なんぞ日本にとって害があるばかりだ。もちろん維新の会も告発してほしい。
しかしだ。今の日本は政治と金の問題が一番大きな問題なのか、だ。
こんなことは些末なことだ。ウクライナのような腐敗国家ではないんだから、政治資金規正法に触れた事柄とはいえ、それが日本の根幹を揺るがすような問題でもなんでもない。
こんなことで、間違った財政の見方による貧乏国家への更なる転落やウクライナへののめり込みつまりアメリカの言いなりによる戦争国家へ突き走る自民党岸田らの問題のほうがはるかに国家的課題ではないのか。
こんな程度のことで国民が右往左往しては東京地検特捜部の思うがままとなってしまう。
特捜なんぞに勝手な振る舞いを許してはならない。国を破壊する特捜を許してはならない。
特捜を手足のように動かす勢力に目を向けよ!
(追伸)
「こんなことは些末なことだ」なんて書くとお叱りを受けそうだが、いつもウクライナ戦争記事でおかしなことばかり書いている「農と島のありんくりんブログ」が、久しぶりにこのパー券キックバック問題についてはまともなことを書いている。
「…この問題は政治資金報告書の「不記載」問題です。要は透明性のコンプライアンス問題です。
ですから「不記載があった」と書けば済むところを、なぜか安倍派だけは「裏金ウン億円」と書き立てるわけですからタチが悪い。
朝日は2月14日の一面トップで「安倍派裏金」とデカデカと書き立てましたが、小さく「岸田派、不記載は3年で2千万円超か 販売議員不明のパー券収入除外」という記事を載せています。
両派とも、なんのことはない同じ内容ですが、なぜか岸田派は「不記載」で、安倍派だけは「裏金」という書き分けをされています。
(中略)
おいおい、使い分けしなさんな。安倍派は裏金という金権腐敗の匂いが立ち込める表現を使っておきながら、宏池会の方は「不記載」ですか。
「裏金」という表現にはカネと政治にまつわる疑獄事件に印象させようという意図が見え見えです。
そもそもこのパー券問題は、企業からカネをもらったという疑獄事件ではありません。
正当な資金集めの手段でしたが、収支報告書に不記載が見つかったという事件にすぎません。
特捜が全国から2千人(トラ注 2000人は多すぎだろう。200人の間違いじゃないの?)だかの検事を集めて叩きまくるものではないのです。
検察は彼らの官僚の利害で安倍派を叩きたいたけのことで、2000人の検事を集めたというのも裏を返せば彼らの焦りです。
その理由は、責任はあくまでも収支報告書を作る会計の事務方の問題で、政治家との関わりを立件することは困難だからです。
元東京地検特捜部の高井康行弁護士はこう言っています。
「政治資金規正法では、責任を問われるのは政治家ではなく、原則的には収支報告書を作成する会計責任者になります。そのため、事務総長など派閥幹部や国会議員本人を立件する場合、会計責任者との共謀が認められなければなりません。
高井弁護士:「会計責任者については、故意があるかどうか。その次の問題は、会計責任者と議員の間に共謀があったかどうか。大きく言えば、この2点です」
高井弁護士:「故意が成立するためには、問題になっている資金が、政治資金パーティーの収益の一部であること。これが客観的要件。次に主観的要件として、収益の一部だと当事者たちが認識していること。それに連なって、その金は収支報告書に記載すべき金だと認識していること。にもかかわらず、意図的に記載しなかったこと。意図的に不記載にした報告書を提出したこと。これらが要件になります」
高井弁護士:「客観的に、派閥開催の政治資金パーティーの収益の戻りだという認識があったかどうか。今までの報道によると、客観的には収益の戻りのようですねと。次に、会計責任者が収益の戻りだと認識していたのかどうか。それについては『政策活動費だと思っていた』『制作活動費は記載する義務がないので、記載しなかった』と言っています」
【報ステ】焦点は“共謀”元特捜検事に聞く…議員の立件可能?安倍派・二階派強制捜査 (tv-asahi.co.jp)」
特捜はたぶん政治家を立件できないことをわかっています。
大山鳴動ネズミ一匹となるのは目に見えています。
しかし、それではメンツがたたないので、おそらく得意の情報リークをしまくって印象操作をするでしょう。
一方、その政治資金パーティにはもっと別の問題がかくされていました。
たとえば宏池会政治資金パーティーには、一帯一路の責任者以下ゾロゾロと中国政府関係者が御出席あそばされているそうです。
「派閥パーティー疑獄は安倍派に非難集中。だが“巨悪”は寧ろ在日中国人団体の主要メンバーが勢揃いする岸田派(宏池会)。昨年5月18日東京プリンスH“宏池会と語る会”には一帯一路促進会会長の中国人などオールスター。総裁とその派閥が外国勢力にパー券売って彼らに便宜を?まさか…罪のレベルが桁違い」
Xユーザーの門田隆将さん
ま、そのとおりです。不記載と外国人からの政治資金供与とは次元が違う問題です。
下の宏池会パーティーの写真を見ると、安倍派の降ろされた松野官房長官に替わった林官房長官が入り口でお出迎えしていますが、その客には中国政府関係が多く混ざっています。
政治資金パーティーにおける「不記載」という会計処理上の問題と、外国人からの資金供与の方の抜け穴となっていることのいったいどちらが日本の政治にとって大事でしょうか。
特捜はどう見ても国家の重大事を勘違いしています。
外国人からの資金供与は厳罰の対象で、カン政権の外相だった前原誠司氏はこれで失脚しています。
こういう外国人からの政治資金供与こそ「外国からの裏金」として厳しく指弾されるべきなのに、安倍派がすべったのころんだの、となにかと「安倍」に強引に結びつけて懐かしのアベガーの大復活です。
これについて安倍総理番を長く務めた元NHK記者の岩田明子氏が、「安倍元総理は派閥のキックバックに激怒し、すぐに止めることを命じた」という記事を書いたところ、今度は「アベをかばうな」とアベガーの諸君は怒り狂いました。
あのね、安倍さんは岸田氏と違って首相になってから派閥を離脱しているの、辞めてしらなくなるわずか6カ月間しか派閥の長ではなかったの。
そして、ひさしぶりに派閥に戻った彼はこの事実を知り直ちに修正することを命じたようです。
これについては産経がまず報じ、さらになんとあの朝日までが事実と認めざるを得ませんでした。
しかしそこはさすがはころんでも朝日、本来なら見出しは「安倍氏修正を指示」と書くべきところを「安倍派幹部、裏金還流把握か 22年、廃止決定後に撤回 パー券事件」と書いています。
「自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化したとされる事件で、安倍派の会長や事務総長ら中枢幹部が、2022年のパーティー開催に際して、所属議員側に裏金をキックバック(還流)する運用を取りやめる方針をいったん決めていたことが、関係者への取材でわかった。決定は約4カ月後に撤回され、従来通り還流されたという」
(朝日12月23日)安倍派幹部、裏金還流把握か 22年、廃止決定後に撤回 パー券事件:朝日新聞デジタル
このような安倍派叩きに乗ったのが、岸田氏であり、メディアであり、検察のようです。
(引用終わり)
ありんくりん氏は「特捜はたぶん政治家を立件できないことをわかっています。大山鳴動ネズミ一匹となるのは目に見えています。」と書いていますが、今日安倍派池田議員を逮捕しました。つまり、特捜は自身の論理で動いていない、他の勢力から動かされて捜査している。だから無理やりでも逮捕できるのです。つまりふつうならできない、しないことを闇の勢力の指示なら無理やりでもやるということが証明されたといえるのです。
このことがありんくりん氏には見えていないことが残念です。