その3

「コロナワクチン接種は即時中止を 孤高の接種国日本」

      村上康文・東京理科大名誉教授講演

(承前)

山路 今、先生がおっしゃったように、我々、風邪をひいたなっていう自覚っていうのは、喉が痛くなったり熱が出たり、そういったことでこれは風邪だ、それで病院へ行って診察して処方してもらった薬を飲んでっていう、この最初に我々が病気になったんだというその気づきがなくなってしまうと。

村上 発熱するので免疫系がちゃんと動いてウイルスをやっつけるという反応が起きるんですが、感染しても発熱が起きなくなります。そうなってしまうと表面上は感染者が少ないように見えるんですけども、相当広がってると。

山路 接種を進めれば進めるほど、感染者が増えていきましたよね。

村上 おそらくそういうふうな仕組みがありますので、1、2回目より3回目で多く感染する、4回目だともっと感染するということになると思います。

明らかにブースター接種から増えてるんですよね。ということで、打てば打つほど感染しやすくなるというふうな現象になっていますので、打つのをやめれば収まるだろうということが想定されるということなんです。

これをもうしばらく、4、5、6回と打ちますよね、そうするともう一段変異をしていくわけです、ウイルスが。打っていない人には感染しないんだけども、打った人だけに感染するというふうな形に実はなりつつあります打った人達は1種類の抗体だけ持ってるんですよ。で、その抗体を利用して感染するようになるわけです。ヨーロッパではその現象は2022年ぐらいから明らかになってまして、打った人の方がより感染してるということになりまして、我が国も昨年(2022年)の夏ぐらいまでに非接種者よりも接種者の方がより感染してるっていうデータが本来あったんですけれども、厚労省うまく誤魔化したんですよ。

山路 打ってみんな副反応で苦しんで、結局感染はして、何がよかったんですか?何か良いことあったんでしょうか? 

村上 ひとつもなかった、と思うんですよね。本来はコロナのようなウイルスでは打たない方がいいんです。全く打たないのが正解ですいっぺん打っちゃいますよ1種類の抗体が非常に強力に誘導されます。その後もう一度新しい変異型が入ってきても、その抗体は誘導されません。最初の抗体だけがつくられるようになってしまいます。変異が多いウイルスではワクチン接種をしてはいけない。1回免疫を誘導してしまったならば、打ってはいけないんです、本当は。これが免疫学者の常識なんです。ということはこの方式はもう失敗してるんですよ、はじめから。

山路 つまり、理論上破綻してるってこと?

村上 破綻してます。このスケールでおそらくmRNAワクチン打ったことが初めてなんです。今まで全部失敗してたんですよ、mRNAワクチンっていうのは。mRNAワクチンは全部失敗してたんです。

山路 これまで開発は?

村上 開発はやられていて、10数年前からいろんな開発はやってたんですよね。1個として成功例がなかった。1個として成功例がないものを、今回だけいい加減な動物実験いい加減な臨床試験で承認をしちゃったじゃないですか。で、打ちましたよね。案の定、たくさん被害者が生まれてるわけです

山路 誰も試したことのないワクチンをね、みんなで打て打てって言って、厚生労働省もマスコミもみんなで盛り上げて・・・

村上 (ワクチンは)はじめからやる必要のないものだったんです。打つ必要がないものを皆さんに無理やり打たせるために、今回のコロナウイルスは重くなるよ、死ぬ可能性がありますよ、肺炎になるよ、という情報を意図的に流して、その一方で安い薬は売らせない、有効じゃないっていう情報を流すんですよね。(ワクチン接種は)一切必要なかったと思います。

《そもそも既存の薬で対処できた》

村上 2020年の6月ぐらいには、どういうふうな医薬品で治せるかという話は見えてたんですよ。安くて古い薬でも十分治せるということが分かってました。イベルメクチンだとか、あるいは有名な安くて古い薬ですね。

山路 つまり、これまで使ってきた・・・

村上 そうなんです。それらさえ投与すれば治せると。1つの問題はですね、古くて安い薬なわけなので、それを売っても製薬会社は儲からないわけですね。それらを利用してはいけない、っていうふうにいろんなメディアを使って誘導しちゃったんです。本来ならばそういう安い医薬品、非常に安全で有効なものがありましたから、それらさえ投与すれば十分治せたと。それらを抑えちゃったわけですよね、売らせない。アメリカはドクターのライセンスを剥奪するということまでやってます

山路 つまり、ワクチンを打たなきゃダメだと。

村上 ワクチンにどうしても誘導したかったと。

山路 なるほど。そうしたアメリカのような大きな国の流れみたいなものを、日本はもろに影響を受けた・・・

村上 ヨーロッパも影響を受けましたし、我が国も影響を受けたわけです。

 

《高齢者だけ守ればよかった》

村上 本来は病原性も低かったですし、お年寄りだけを守ればよかったんです。お年寄りだけを感染したら病院にちゃんと入れればよかったんです。ステロイドのようなものを使うと肺炎になったとしても抑えられると。

村上 本来は20代30代40代ぐらいまでの人達が早くに感染をしてしまえば、もう終わってたんですよ。そういう方策を選んだ国(例えばハイチ)は、早くにパンデミックが終了してます

 

 

《もともと日本人には有効な抗体があった》

村上 あともうひとつ。僕ら、2020年のことなんですけども、400人ぐらいのボランティアを集めて採血させていただいて、どういう抗体を持っているかを調べたことがあります。約7割が反応する抗体がありました。日本人の、首都圏で。ということはね、前のコロナウイルスの抗体、免疫が実は残っていたんですよね。

翌年、理研ってありますよね、有名な理化学研究所。あそこが同様の発表をいたしまして、古いコロナウイルスの免疫があって、それが新型のコロナに対しても有効ですよという話を出していたっていうことは、欧米と比較して圧倒的に少なかったですよね、感染者も少ない、死亡者も圧倒的に少ない。おそらく何もしなければね、死亡者も増えない、感染者も増えなかったんです。ていうのは、ベースの免疫がありましたから。そうだったにも関わらず、免疫抑制する働きを持っているmRNAワクチンを注射して、破壊しちゃったわけですよね。

《医療機関はワクチン・バブル!?》

山路 お医者さんの中でも接種を勧める人もいるじゃないですか。だから僕ら普通の一般人からすると、どうしていいか分からなくなっちゃうっていう人もいると思うんですよね。

村上 打てば打つほどお医者さんにお金が入ります。アルバイト料にしても何にしてもですね、ひとり打つとお金が相当入るんですよね。おそらく2019年ぐらいまでは病院の経営状態は非常に悪かったんです。ところがコロナがはじまって、2021年から打ったじゃないですか。そのへんから非常に良くなったんです、経営状態が。

山路 それは厚生労働省の方針と、お医者さんのそうした様々な事情が、利害が一致して、いわば一蓮托生のごとく・・・

村上 そうだと思いますよね。本来ならば接種をやらない方が良かったのに。そういうことを皆さん言ってたんですよ。私も2021年の夏もそうですし、春ぐらいから止めるべきだというふうな話を、厚労省のあの人達にもよく言ってたんですが、全く止めないと。

《オリンピック開催の影響》

村上 オリンピックの問題が非常に大きかったと思ってまして、ワクチンを打たなければ外国から人を呼べないみたいなね。

山路 ひとつのそこに線引きが・・・

村上 線引きがなされて、みんながワクチン接種を終わらないと、外国から新しい変異型ウイルスが入ってきた時に抑えられないって言ってたんですが、ちゃんと我々は、1年ぐらい前に、日本人にはベースの免疫があるから打たなくても大丈夫だというふうに言ってましたし、厚労省にも僕は行ってですね、お話をしてたんですよ。ところが新しいものって言いますか、mRNAワクチンはすごく有効率が高いというふうな謳い文句で、ふれこみで、打たれはじめて、それで打たないとまともな社会人じゃないみたいな、ね。

山路 そうなんですよ。もうなんか、自分のためじゃないよ、人にうつさないためだよ、とか言われるとね、日本人は人に迷惑をかけないっていうのが基本的に一番の響くところだから。

村上 ところがヨーロッパのEUのヒヤリングがありまして、じゃあ「ワクチンを打ったらば、人にうつさないのか?」というふうな質問をした方がいるんですよ。ファイザーの研究者を呼んで。「そんな実験やってない」って言うんですね。

山路 そんなことは言ってないよと。

村上 言ってませんよ、感染を防ぐなんて言ってませんよ、と。うちのワクチンは重症化を防ぐだけなんですよ、それしかやってないんですよ、と言うわけですよね。だから政府が言っていた、人のために「思いやりワクチン」っていうのはサイエンスのエビデンスは1個もなかったんです。

本当にワクチンが必要な病気もありますが、必要じゃない病気も多いわけですよね。今回の新型コロナウイルスには、僕は最初から必要なかったと思います。

山路 大変な反響で、やはり日本はですね、皆さん少なくとも1回接種した人が81%に上ってますから、打った後に大変心配されている方が多いということで、PART4では打ってしまった人はどうしたらいいか、この点についてじっくり解説していただきたいと、よろしくお願いいたします。
村上 おそらく一番問題になってくるのが、免疫が抑えられるってことですよね。免疫抑制っていう現象がありまして、普通のワクチンだと誘導しないような抗体が誘導されます。これがmRNAワクチンのひとつの特徴でありまして、免疫抑制能力を持ってるようなIgG4という抗体が誘導されるのが、私は大きな問題だと思ってるんですね。

 

ここで免疫について、簡単におさらいしておきましょう。(以下の解説は前出)
免疫は、細菌やウイルスから私達の体を守る、いわば防疫機能です。鼻や口からウイルスなどの病原体が入ってくると、まず、白血球の中にあるマクロファージや好中球といった免疫細胞が迎え撃ちます。マクロファージと好中球は病原体を飲み込んでしまうことから、貪食細胞とも言われています。マクロファージは病原体を飲み込むとともに、サイトカインと呼ばれるタンパク質を分泌し、ヘルパーT細胞に異物の侵入を知らせます。すると、ヘルパーT細胞から知らせを受けたB細胞は、形質細胞に変化し、侵入してきた病原体の抗原に合う抗体を産生します。この抗体は、マクロファージや好中球のブロックをすり抜けてきた病原体の抗原に結合し、病原体を無力化するのです。

抗体は5つのクラスに分かれています。そして最も多いIgG抗体は、その役割別に4つのサブクラスに分かれています。そして今回問題になっているのが免疫を抑制する作用があるIgG4です。

 

 

ワクチンの頻回接種でIgG4抗体が顕著に増加することは、研究結果でも明らかになっています。

普通、抗体は免疫で重要な働きをしてるんですが、問題は、IgG4抗体はそうじゃなくて、反対に悪さをするという抗体ができてしまう、と。

山路 これまでお送りしてきて、その中で度々IgG4という問題が出てきました。これは免疫を抑制させる働きがあるがゆえに、例えばこれまで我々が自分達の免疫で戦っていた病気、これが抑えられなくなっていくという怖さがありますよね。具体的には癌になりやすくなったり・・・

村上 免疫で抗体という非常に重要な働きをしておりまして、2つの働きが抗体にはあるんですね。1つは抗原と反応してくっつく、というのと、もう1つはリンパ球を集めてくる、と。ひとつの癌細胞を見つけますよね、そこに抗体がくっつくじゃないですか、そうするとそれが出発点になりましてリンパ球が集まってきて、みんなで協力してがん細胞をやっつけようという話になるわけですよね。

山路 そういうストーリーがあるわけですね。

村上 抗体は重要な働きをしてるんですが、その流れを乱す抗体がIgG4なんです。反対に邪魔するんですよね。リンパ球が集まるのを抑えちゃいます。それが問題なんです。

山路 それが免疫抑制と言われる由縁なんですね。

村上 そうなんです。ひとつの癌細胞がありまして、その周りの抗体がくっついてますよね。これは優秀な抗体で癌細胞をやっつけるような抗体なんですが、普通だったらこの抗体をめがけてリンパ球系の細胞が集まってきてやっつけるわけですよ。ところがIgG4ができちゃいますと、この2つの相互作用を抑えちゃうということなので、癌細胞がやられなくなってしまいますので、増え始めるということなんですよ。こういう抗体を誘導するのが非常に大きな問題だということになりまして、癌が増えてしまう、と。

山路 つまり癌細胞というのは、前回も前回もお話ししていただいたように、人間の体は日々癌細胞を生んでいて・・・

村上 毎日何100個か癌細胞が生まれていて、そのひとつひとつの癌細胞がこのような仕組みで排除されると、本来は。

山路 ところがIgG4に置き替わってしまうと、排除できなくなってしまう。

村上 そうなんです。

山路 これは決して癌細胞のみならず、様々な抗原に・・・

村上 もちろんウイルスが入ってきた時に、同じ現象が起きるわけですよね。ウイルスが入ってきた時にひとつの抗体がくっついてやっつけようとするわけですよね。ところがそこでIgG4抗体が入ってくると、その働きの邪魔をしてしまうということなので、いろんな免疫反応を抑えてしまう、と。

(トラ注 ここまでを前の方に持っていきました。)

 

山路 3回以上接種した人達に顕著にIgG4が現れるというお話だったわけですけど、これどうしたらいいですか?

村上 ひとつは、(ワクチンを)打つのをやめればいいんですよ。打ってから一週間ぐらいで(IgG4レベルは)ものすごく上がるんですが、放置しておくと落っこっていきます。で、約1年ぐらいすると非常に低いレベルになります

山路 ということは、今打っちゃってる人も絶対に次は打たない、ということ。

村上 ええ。打つのをやめれば低いレベルになっていきますので、こういう現象は起きなくなります。問題は半年に1回とか、毎年打つと落っこったところでまた上がりますよね、IgG4レベル、それが問題なんです。だから、接種をやめてしまえばいいんです。

<厚労省新型コロナQ&Aより

 mRNAは接種後数日以内に分解され、作られるスパイク蛋白も2週間でなくなる>

 

村上 ただもうひとつ問題なのは、mRNA型というのはなくなるっていうふうに言われてましたよね。注射したmRNAは、注射した後に細胞内でタンパクはつくるんだけど、早くになくなるっていうふうに言われてるじゃないですか。ところが、半年以上もつっていうことが分かってるんです。下手すると1年経ってももったっていう例もあるんですよ。ということは、1回注射したものはずっと存在してますから、ずっと免疫細胞に抗原がありますよって情報伝達するんですよね。

山路 そうするとそれに誘い出された抗体が、どんどん産生されるっていうことですか?

村上 ええ。普通だとIgG4抗体ができないんですが、mRNA型だとどうしてIgG4抗体になるかというと、mRNAが長持ちしているのが理由の1つなんですよね。消滅しないから、1回だけ山になって終わるんじゃないんですよ。長期間mRNAが働いていて、スパイクタンパク質は量は減りますけれども、一貫して供給される、それでIgG4抗体になっていく、と。

山路 つまり、滞在期間が長いから抗体もどんどん出てきちゃうということなんですね。それで置き替わっちゃうっていうことなんですね。

村上 ですから、接種をやめてしまえばいいんです

山路 打たない、という他にできることはあるんでしょうか?

村上 おそらくダメージを受けたりしてると思うんですよ、多くの細胞が。それも1年間接種をやめればほとんど入れ替わります。ダメージは確かに打つことであちこちに生ずるわけですけれども、打たない期間が延びれば延びるほど、入れ替わりますから、細胞が。

山路 死んだ細胞は生き返んないけれど、置き替わるっていうことですね。

村上 死んだ細胞は食われちゃってなくなりますし、増えてくるんですね、新しい細胞が。丸1年すると私は私なんですが、そこにいる私はほとんどの細胞が入れ替わっている、と。そういうもんなんです。

ワクチン接種によってダメージを受けても、多くの細胞は入れ替わります。人体は1日で1兆個もの細胞を入れ替えています。不要になった細胞は死に、その周辺の元気な細胞が細胞分裂をすることで死んだ細胞にとって替わります。神経細胞や心筋細胞は例外ですが、体を構成するほぼ全ての細胞は絶えず入れ替わっています。こうしたことから、ワクチン接種後に後遺症がない人も追加接種をしないことが重要です。後遺症を発症した人は後遺症外来で受診することをお勧めします。

村上 ということで、打たないということは非常に重要なんです。打てば打つほどダメージが累積していく、入れ替わる暇がない、と。

その4に続く

 

ワクチンは打たないことが非常に重要であることがわかった。

何回も打たないと感染すると怯える人は逆に病気になるためにワクチンを打っていたことになる。

もう次は絶対にワクチンを打たないこと。これが安心のための一歩だ!