もうジャニー喜多川性加害問題についてはほとんど関心が薄れたので、今日の記者会見も全く見なかったが、何とジュリー景子前社長は欠席とのこと。
ビッグモーターもそうだが、社長を辞めるともう世間に顔を見せなくていい権利が得られるらしい。
何しろジュリー景子は最初の謝罪もビデオだし、前回の記者会見も申し訳程度の謝罪とウソ涙で後は東山紀之にお任せで逃げた。今回は病気と称して逃げた。逃げまくり方は国会議員なみだ。責任感の欠片も感じられない。
また、被害の申し出が478人もあったというのもびっくりだ。何百人も被害者がいたとは第三者委員会の報告にあったが、それは想定だったと思っていたが、本当に500人近くも申し出ていたとは。
ジャニー喜多川もやるもやったりで、色キチガイそのものだ。こんなに被害者がいて当時告発したのが数人で、はっきり名前を出して訴えたのが北公次しかいなかったというのも異常だ。
つまり、内部告発させない仕組み、内部告発したら身体的にも絶対潰す(殺人も視野に)という恐怖の絶対支配が深く深くタレント及び関係者に浸透していたということであろう。マフィアの血の掟のような。
前回の記者会見ではこういう告発がなぜ起こされなかったかどういう仕組みでつぶしてきたか、恐らくソ連やナチスの全体主義社会における相互監視や暴力的抑圧と同様なことが社内で行われていたかもしれないことを明らかにすべきだった。
しかし、マスコミ自体が共犯者だということを記者は認識していたから、記者自身その恥部に触れることを避けてどうでもいい質問を東山にして時間をつぶしたのだ。それはジュリー景子にとっても好都合なことだった。
我々にこの問題についてのもやもや感がいつまでも残るのは、被害者の補償とか事務所の名前とかをどうするかなんて言うことではなく、そのような喜多川の性犯罪の隠ぺいを組織的にどう行ってきたかを抉(えぐ)り出す努力が全くなされないことから来るものだと思う。
マスコミも通り一遍の謝罪で無罪放免されたと高を括っているから、私はこの問題に関心を無くしたのである。
ただ、今回の記者会見で笑ってしまったのは、ジャニーズ事務所に代わる新会社の社名だ。
「SMILE-UP.」だってよ。
なんとダサい社名か。誰が考えたのだろうか。
そもそもジャニーズのグループ名にはダサいのが多い。
「少年隊」とか「NEWS」、「KAT-TUN」、「なにわ男子」「キンプリ」とかみんな訳の分からんセンスの感じられないグループ名だが、それでもファンはいいというのだからよくわからん世界だ。
しかし、「SMILE-UP.」はないだろう。「SMILE-40」という目薬があったし、何はさておき、この名前で思い出すのは、マック赤坂の「スマイル党」だろう。参院選や都知事選に立候補して泡沫候補として落選したが、いい年をしたおっさんのそのおどけぶりと場違いな「スマイル」連呼!
今後はSMILEといえば旧ジャニーズ事務所を思い出すのだろうか、いややっぱりマック赤坂だよね。
今は港区会議員に当選して真面目に議員活動をやっているらしい。
マック赤坂の一人息子は高校時代に私の息子の友人だったのでよく話を聞いたことがある。
そんなダサい「SMILE-UP.」という名前を親会社の名前にしたということは、今後のジャニーズ事務所の行方を象徴しているとも思われる。