民主党が支配している米国の州や都市は著しく治安が悪化し、秩序が荒廃し、景気も落ち込んでいるようだ。それでも、恐らく、BLMやLGBTや環境運動はとっても盛んなのではないか。

 

以前のブログ記事に、米国の作家でジャーナリストのマイケル・スナイダーが書いたコラムを紹介したが、そこには「米国社会の状況はこれまでになく悪い…そしてさらに悪化の一途を辿っている…私たちの社会が悪夢と化したのは、何十年にもわたって私たちが集団で行ってきた無数の決断のせいである。」として、ロサンゼルスやシアトルなどの惨状が書かれている。

 

 

評論家宮崎正弘の今日のメルマガ「宮崎正弘の国際情勢解題」にもサンフランシスコの荒廃について書かれていた。

 

「宮崎正弘の国際情勢解題」(2023.8.14)より

サンフランシスコの荒廃イーロン・マスク「世界が滅亡した後のようだ」

「ウクライナ支援追加が5兆円?」「国内が大変な状況なのに?」

 

 サンフランシスコは以前よりも深刻な不況に陥った。いや「深刻な不況」どころではない、町が死んだようになった。路上にはホームレスが溢れ、ひったくり、置き引きなどは日常茶飯の風景である。 治安が極度に悪化し、黒人の犯罪に警官は見て見ぬふり、950ドル以下の万引きは逮捕されない。留置所が満員だからだ。

 

    

カリフォルニア州民主党知事ギャビン・ニューサム 次期大統領選に出たいらしい

ニューサムが大統領になったら、アメリカ全土をカリフォルニアのように破壊するだろう。

 

 信じられない風景が展開されている。オフィス街が空室だらけなのだ。嘗てサンフランシスコはIT産業のメッカ、シリコンバレーの本丸。というよりアメリカの極左地区でもあり、ネットビジネスに明け暮れた時代、繁栄の絶頂があった。もともとサンフランシスコはベトナム反戦運動が燃えたぎり、全米から左翼があつまり、ヒッピー文化発祥の地でもあり、一方でコンピュータ産業の拠点だった。

 突如襲った不況は、コロナ禍によるテレワーク。つづいて人口の流失がおこり、オフィスビルからテナントが去り始めた。企業も本社移転が続出し、アリゾナ州へ、テキサス州へ。

西部劇の時代はカリフォルニアがゴールドラッシュに沸き立ち、合い言葉は「西へ、西へ」だった。今度は「東へ、東へ」となった。テキサス州オースチンは人口が30万人も増えた。

 

 サンフランシスコのユニオンスクエアといえば銀座だろうか。百貨店、ブランド店、高級レストラン、宝石商等々。203店舗が客を呼び込んでいた。年初には107店舗。半数近くが閉店していた。強盗事件の頻発が客足を遠のかせた。

 治安悪化はチャイナタウンだけではなかった。犯罪が蔓延するサンフランシスコのダウンタウン。或るオフィスビルは70% 安い価格で販売された。商業用不動産市場のドミノ倒しの兆しである。

 かくしてダウンタウンがゴーストタウン化し、ビジネス街は閑散としている。ショッピングモールは軒並み閉店した、客がいなくなったのでホテルはデフォルト。この地区から選ばれているのがナンシー・ペロシ前下院議長だ。そのペロシの邸宅にハンマーを持った暴漢が押し入り、夫君が重傷を負った(22年10月28日)。

ツィッター本社はサンフランシスコにある。

イーロン・マスクは嘆いた。「世界が滅亡した後のようだ」

(引用終わり)

 

先回の記事に私は次のように書いた。

「カルフォルニアや左翼が強い州は住民が政治家(もちろん民主党)を選び、その政治家が社会の治安を悪化させる方策を打ち出しているわけだが、いつまでもそういう議員が選ばれるということは、住民が治安悪化を望んでいるというしかないのである。」

 

「住民が治安悪化を望んでいる」とは精いっぱいの皮肉だが、「住民」のところを「左翼活動家」を入れれば文章は正しいものになるのだが、住民は本当のところどう思っているのだろう。

宮崎正弘氏も「西部劇の時代は合い言葉は「西へ、西へ」だった。今度は「東へ、東へ」となった」と書いているように、カルフォルニア州の住民たちの多くがテキサス州などに移住しているという。

しかし、全ての住民が故郷を捨てるわけにいかないから、選挙や様々な抵抗で左翼議員や左翼役人を追い出すしかないのだ。

 

しかし、伊藤貫氏が言うように、アメリカの選挙はかなりデタラメらしい。選挙で金を配ることは当たり前のようで、特に選挙当日に黒人に金を配って投票用紙を集めてきても何にも問題にされないとのこと。それが全て民主党の支持者やスタッフがやっているらしい。

そして、危なくなれば電子投票機をちょちょいのちょいと操作すれば票などは思い通りになる。

だから、選挙で民主党候補が落ちることがない。

つまり、地域秩序の荒廃を改める勢力など生まれないのである。これが民主党の政治であり、アメリカの民主主義だ。なんだか南米かアフリカのようだが、南米等のほうがもとまともな選挙をしているのではないか。

 

そしてアメリカの大手マスコミは全て民主党に牛耳られているからそういう荒廃はおそらく報道していないのではないだろうか。当然日本人もそういうことは知らない。

 

しかし、自分で書いていていつも不思議に思うのだが、左翼活動家、革命家はこういう地域の荒廃、文明の破壊を通じて革命を起こそうとしているのだが、彼らには「革命後の秩序」をどう描いているのだろうか。

まあ言えることは、革命後の社会とは全体主義社会だから、秩序破壊派などはもう用済みということで徹底的に排除・粛清(処刑)されるに違いないのだな。

 

希望はトランプ又はロバート・ケネディJrだろう。

    ロバート・ケネディJr

 

ついでに。

来年の米国大統領選はトランプ復活なるか。

バイデンの支持率なんぞ無きのごとしなのだが、DSやネオコンは必死にバイデンを操り大統領として、認知症であってもというより認知症大統領のほうが扱いやすいから、バイデンを大統領にするつもりだ。

当然、そのためには前回以上の不正選挙をするはずで、電子投票機で簡単にバイデン勝利をもたらすことは可能だが、その電子投票機が信用ならないのは公然の事実となっている。

だから、この不正製造機を使うのもいいが、危険性もある。

今私が一番危惧するのは、ウクライナ・ゼレンスキーが大統領選挙を、戦争中だからやらないと宣言しているのと同様に次回の大統領選挙を中止するのではということだ。

もちろん、簡単に中止などできない。

どうするか。ゼレンスキーのような国家の危機状況を作ることだ。

つまり、大きな戦争を仕掛けられる(偽旗作戦)か9.11のような国家的な悲劇を作り出すかだ。

アメリカ国内でロシアが巨大なテロ攻撃をしたとか、核を爆発させたとか…。

アメリカのDSはどんな汚い手も使って恥じないから、こういうひどい手を使う可能性もあるかもしれないのだ。