ビックリの連続である。
最初はラブホテルで頭部切断死体が発見され、しかもその頭部が持ち去られたという。
その後犯人が逮捕された。父親と娘による犯行だと。しかも、父親は精神科医。首の切断は娘の犯行。
そして、母親まで逮捕された。行方不明の首は犯人一家の自宅に何日も置かれていたとのこと。
この殺人は計画的で一家全員で犯行を企て、凶器を事前に準備し、親と娘が一緒に買いに行った。
この被害者は女装趣味の62歳の男で、娘と過去にトラブルがあったようだ。一説には強姦されたとも。
父親の娘の溺愛ぶりは祖父がペラペラとしゃべっている。娘は不登校とのことだが、小学生の卒業アルバム写真をみると小学生に見えないほど大人ぶっている。同級生は「独特の空気感を持っている子で、変わった子」との証言。ワガママいっぱいで大人になったようにみえる。
不可解なのは、首の切断と持ち帰り。実行者が娘で、両親は殺人計画の段階から加わっていた、その父親は立派な精神科医であるのに何故?等々。
みんな周辺情報からの推測ばかりだ。何故なら、警察が情報を出さないからである。
勝手な憶測が広がる前に(今書いている私も勝手な憶測をしている!余り褒めたもんじゃない)警察はもっと情報を公開していくべきだ。
そして、被害者の男の情報もきちんと出していくべきだろう。
一般に悪い人間でも被害者になったとたん悪い情報は抑えられてしまう。
例えば、いじめが余りに酷くてもいじめられた側が逆襲をしてけがをさせた途端加害者となり、被害者と加害者は逆転してしまう。そして、いじめた方の問題はネグられる。直前まではいじめられた方が被害者だったのに。
この構図はウクライナ戦争にも当てはまる。
ウクライナや西側がロシアを挑発したにも関わらず、ロシアが逆襲のため侵攻したらウクライナは被害者面をして、ウクライナの悪事は決して暴かれない。ネオナチの存在すら無いことになってしまう。
今回の頭部切断殺人事件はそういう構図にあるようだ。
つまり、被害者の62歳の男は純粋に被害者なのか、ということ。
ネットには次のような情報が書かれている。(信ぴょう性は不明だが)
「Uさんは女装姿のオネエ口調でハプニングバーや風俗店に繰り出し、女性客などに対して迷惑行為をしていたことが判明しました。あまりにもしつこく女の子に迫る行為が頻繁にあり、Uさんはいくつかのハプニングバーや風俗店を出禁になっていたということです。
・女装して来店することで女性料金で入店
・小柄でかわいらしい女の子に話しかけ、しつこく迫る
・女性の体に触れ、キスや撮影をせがむ
・女性専用スペースへ出入り
・酔いつぶれた女性を介抱を主張しトイレに居座る
「身分証で男性だとは確認していたのですが、女装して来るし、ジェンダーへの配慮もあって、女性扱いで入れていました。時間帯によっては無料で、彼が来るのはだいたいその時間。女性からも料金を取るイベントの時は、『それならいいです』と帰ったことも」
「1人で来て、よく客に声をかけていましたが、だいたい小柄でかわいらしい女の子。女性専用スペースに出入りし、酔い潰れた女の子を介抱しようと女子トイレに居座ったことも。厳重に注意をすると、『ここは差別をする店なのか』と怒っていました」
等々。
そして、犯人の娘がUに強姦されたのに、後々まで付きまとったといわれている。
そういう情報が事実なら、付きまとわれて不快さと怒りがないまぜになって犯行を意図したのかもしれない。
そこで不思議なのは、両親が犯行計画に加担したということだ。
普通に考えれば、そういう状況に至ったら警察に通報、相談だろう。ヤクザの父親じゃないんだから、「トンデモない野郎だ。殺したろか!」なんて考えない。ましてや精神科の医師ではないか。
普通は馬鹿げた突拍子もない計画を止めるだろう。当然母親も。
それがそうではなく、頭部切断ののこぎりを一緒に買いに行った。そして犯行時に車での送迎。
この父親の方も普通に考えれば異常だ。溺愛と言ったってこれはやり過ぎだろう。
ネットにこんな推測がされていた。
ポストセブン
「犯行の計画を立てたのは修容疑者とみられる。
「犯罪を起こす意思、つまり犯意は父親が中心とみている。犯意、殺意は父親にあるが、実行したのは娘ということです。しかし娘は判断能力や責任能力を問うことが難しい可能性があり、公判請求されない可能性も十分あることから、おそらく措置入院程度になるのではないか。父親が実行犯となれば、娘の生活を支えていくことが困難になると危惧して、責任能力が問えない娘なら、と父親は計画を考えたとみています」(捜査関係者)
これは余りにナンセンスな推測だ。殺そうと思ったのは父親で、実行者は娘。娘なら責任能力が問えないからと父親は考えたのでは、と捜査関係者。
嘘つけ。そんな馬鹿げた推測をする捜査関係者などおらんやろう。ポストセブンもいい加減にせえよ。
溺愛する娘に、首をのこぎりで切って来いと指示する親がどこにおるというんや。(なんだか馬鹿々々しくて関西弁になってしもうた)
私が推測するに、この娘は成人になってから性的には奔放な行動を取って、自由気ままな生活をしていたのではないか。そのことを両親が心配していた。
その結果どこかで胡散臭い女装癖のUに出会って、付き合い始め、挙句の果ては犯されてプライドを強く傷つけられた。そこからUをどうしても許せなくなり、最後の手段を考えるに至った。
この娘の性格として暴力性が感じられる。それは小学校の同級生の証言で見て取れる。
「ちょっと高そうなドレスを着ていて、服を茶化したときにカッターを持ってきて、教室で追いかけられて馬乗りになられて、首に突き付けられて「次言ったら刺すからな」と言われた。友達が止めてくれたので怪我はなかったんですけど」
このぐらいのことは気の強い少女なら遣りかねないが、感情が激発する性格を持っているように思われる。それは両親の溺愛によって更に高じていったかもしれない。そして両親に娘のことが手に負えなくなった。
そういうことがあったので、Uに向けた殺意を両親は本気のものと捉えたのではないか。
普通はそこで娘の暴走を止めるのである。当然だ。殺人なんて大それたことをしようとする娘を両親は止めるに決まっている。
しかし、そうせず、一緒に殺人を計画し、犯行を手助けしている。
何故なのか。精神科医という心の医療に携わる者の判断としては全く理解できないではないか。
娘の気持ちを深く了解したというのか。そうであっても、父親は社会人であり、医師である。止めるのが大人の役割だ。
それは捜査が進むにつれて父親が自白・説明すると思われるが、私の推測はこうだ。
つまり、両親は娘の強い殺意を止めることができないと判断した。娘の暴走は今回止めたとしてもまた同じことが繰り返されると危惧した。もう一家三人は地獄にいるような状態になっていたかもしれない。
そして考えたのは、娘の犯行を成就させること。そして捕まること。しかも両親ともに。これしか娘の暴走を止める手段はないと。
Uは娘を犯した加害者(性犯罪者)だから復習という罰を与えて構わない。その結果の罰は全員で甘んじて受けようと。
つまり、殺人という名を借りた一家心中ではなかったか、というのが私の推測だ。
ただ、最後に残る謎は被害者の首を切断したこと、そしてその頭部を自宅まで持ち帰ったことだ。
この男を強く憎んでいるなら、首を切断したことまでは理解できるが、憎い男の象徴である頭を持ち帰ったのは何故なんだろう。それは理解を超えている。
(追伸)
今日7.28のニュースによると、切断された生首は犯人の自宅の浴室に置いてあったという。
よくそんなところに置いたものだ。これもまた異常性(娘の)を表している。普通は氷を入れたクーラーボックスの中に押し込んで置くのではないか。浴室に置いたら誰も風呂に入れないし、腐臭はしてくるし…。
腐りつつある生首をずっと眺めていたかったのか、この娘は!
狂気に満ちた家!ホラー映画そのまま!。
ところで、首の切断にはどんな意味があるのだろうか。
ウィキには
「斬首は火刑よりも苦痛が軽いとされており、死刑でも比較的軽い(生命が奪われることには変わらないが)刑罰とされていた。これはローマ帝国の時代であるが、イエス・キリストやキリスト教徒は磔刑ないし動物刑が執行されたが、ローマ市民である使徒パウロには斬首が行われたとされることからもわかる。そのため中世のイギリスでは、斬首されるのは貴族階級だけであった。」
とある。
しかし、昔はいざ知らず、斬首は残酷刑すぎるし、ウクライナ兵によるロシア兵斬首は写真に残っているが、これも憎しみの表れだ。この娘も無意識のうちに斬首を選んだに違いない。その思いは今後明らかにされるのだろうか。
されないだろうな。