投票集計機メーカー、ドミニオン・ボーティング・システムズは、2020年の大統領選挙で視聴率を上げるためにドミニオンが不正操作したとの誤った情報で名誉を損なわれたとして、FOXニュースに16億ドルの損害賠償を求めて提訴していたが、このほど約8億ドルで和解したとのこと。

和解といってもFOX社の敗訴といってよい。

 

 

16億ドルとは日本円にして約2100億円。名誉棄損でこれだけの賠償を要求するなんて、まさにスラップ訴訟そのものだ。

日本でも左翼が最近多額の賠償要求訴訟で相手を恫喝することでスラップ訴訟というものが有名になったが、スラップ訴訟とは、たとえば、ある企業への批判記事を書いたジャーナリスト個人が、当該の企業から名誉の毀損だとして法外な金額を損害賠償請求されるような訴訟を言う。(wikiより)

 

前回のアメリカ大統領選挙はいくつもの不正を民主党は行って票を盗んだ。。

コロナ感染を拡大させたのも不正がしやすい郵便投票に持ち込むためという疑いがあるし、投票所での不正は至る所で行われ、最終不正兵器として登場したのがドミニオン社の投票集計機だった。これはバイデン・ジャンプで有名になった。これさえあれば、パソコンでちょいちょいとキーを打ち込めば民主党候補の票がたちどころに上積みされる仕組みだ。これがあれば民主党は国民の人気や政策不人気など何の関係もなく票を操作できて必ず勝つことが可能となる。まさに中南米の独裁国家顔負けの最凶システムだ。

 

 

だから、民主党もドミニオン社もこのシステムの不正が絶対に暴かれてはならないのである。民主党支配体制の死活問題だから。

元々調べれば不正は明らかになってしまうから、このシステムに不正がないと証明するより、スラップ訴訟に持ち込んだのである。そしてドミニオン社は勝った。

 

 

 「宮崎正弘の国際情勢解題」2023.4.20

 FOXニュース、ドミニオン社と和解。7・8億ドルを賠償

  スマートマティック社とはまだ係争中、損害賠償請求額は17億ドル

 2020年大統領選挙でFOXニュースはドミニオン社の集計マシンが不正行為で投票データを誤魔化したという説があると報道した。ドミニオンは「フェイク報道だ」として法廷に持ち込み、名誉棄損にあたり16億ドルの損害賠償を請求していた。投票集計機メーカーの正式社名は「ドミニオン・ボーティング・システムズ」

 FOX側は「不正集計と主張する動きがあると報じたのであり言論の自由の国でそうした主張の存在を伝えたまで。その説をFOXが支持したわけではない」と反論してきた。

 デラウェア州最高裁はバイデンの地元であり企業の権利を擁護する裁判傾向がある。

 4月18日、和解が成立し、FOXはドミニオンに7億8750万ドル(邦貨換算1060億円)の和解金を支払う。事実上のFOX敗訴だ。

 しかしトランプ陣営はFOXの敗訴を認めず、不正集計があったという立場を変えていない。 

 同日のFOXニュースは敗訴には触れず、関連でイーロン・マスクが「タッカー・カールソン・トゥトナイト」のインタビュー番組に登場し「AIは将来の選挙を変えるだろう。深刻な問題でチャットGPTが作文をするようになれば、人間は考えることが不得手になり、いずれ文明の破壊に繋がる」と発言させた。遠回しの判決批判と取れないこともない。

 もうひとつ係争中がスマートマティック社との裁判だ。これはNY裁判所で争われており、リベラル色濃い判決が予想される。

同社はFOXに17億ドルの損害賠償を請求している。トランプ陣営は、米大統領選の際に集計システムが不正目的で利用されたと主張してきた。

スマートマティック社は相当な被害に襲われ、「各国当局は集計システム関連の契約延期あるいは契約を見直したりしている。投票集計システム業界が「巻き添え被害」を受けた」と訴えてきた。

 FOXは現在のアメリカで三大ネットワークやCNNを抜いて抜群の視聴率を誇っており、財務状態は良好。40億ドルのキャッシュポジションがあるため、事実上の敗訴にも拘わらず株価暴落は起きなかった。前日比で1%下落に留まった。

(引用終わり)

 

残念ながらFOX社の腰砕けで敗訴した。FOX社からすればドミニオンの機器やシステム不正を明らかにできてもこの訴訟に絶対勝てないと判断したに違いない。

つまり、ドミニオン社は裁判官も味方に付けているから勝つ自信があった。だから2100億円もの賠償で恫喝し、その半分の1058億円で手を打ったのである。この高額賠償額はドミニオン社の目的ではない。高額賠償額を勝ち取ることで、ドミニオン集計機に文句をつける奴に恫喝するつまり絶対に不正なんぞと言わせないという目的を達することができたのである。

一私企業のFOX社は理不尽ではあるが高額賠償と偏向裁判官を前にして、膝を屈すざるをえなかった。

 

スラップ訴訟の恐ろしさは、ここにある。つまり正義とか真実を追求させない仕組みを法制度で勝ち取ったのだ。ただ、いくらスラップ訴訟であっても負ける可能性もあるかもしれない。

しかし、現在のアメリカは全体主義国家になり果てており、検察官、裁判官ともに左翼が牛耳っているから、左翼が起こすスラップ訴訟に負けることはありえないのだ。

それを知って尚且つスラップ訴訟に勝てると思って、ドミニオン社に戦いを挑む勢力はいない。トランプだってかなわないだろう。

 

デラウェア州最高裁の法廷でドミニオン機器の不正についてどういう争いが行われたのだろうか。

全くわからないが、想像するに、当然FOX社は負ければ巨額の賠償金を請求されるのだから、優秀な弁護士により、ドミニオン機器の不正を訴えたに違いない。こういうシステムはログが残るし、不正なんぞは簡単に明らかになるものだ。それでも敗訴したのは、まさに最高裁裁判官の偏向法廷指揮と判断が行われたに違いない。前に記事に書いたソ連やナチスの茶番裁判と同様なことが行われたことだろう。

そして、彼ら裁判官はその指揮や判断の不正を恥じない。なぜなら、民主党に盾突く奴らはこういう裁判をやるからな、という脅しの意味もあるからだ。だから不正を明らかにした証拠の不採用など平気なのである。これが全体主義体制というものだ。

 

これによって次の大統領選挙は民主党候補が勝利することが明確になった。次期大統領がよぼよぼバイデン、認知症の痴呆バイデンでも前回のように圧倒的な得票で勝つことだろう。

投票数なんてドミニオンさえあれば、ちょちょいのちょいなのだ。

これが民主党にとっての民主主義なのである。つまり正しい意味での民主主義は、もう何度もアメリカでは死んで墓に入れられたのである。