ウクライナ国はゼレンスキーによって近い将来に完全に消滅させられるだろう。ウクライナの国民は最悪のリーダーを持ったものだ。ウクライナの働き手の国民の多くがロシアとの戦闘により無駄な命を落とし、仮にこの戦争が終了しても国家再建を担う若手・壮年国民がほとんど死傷しているとしいう痛ましい現実に出会う。そういう意味でウクライナは死んでしまった。

そんなウクライナをロシアの元大統領メドベージェフは「404国」と表現した。

「404」「404 not found」つまり、ウクライナが存在しない国家となるという意味だ。

 

 

ウクライナは「消える」–メドベージェフ RTより

世界の誰も、自国民でさえ、「国404」を本当に気にかけていない、と元ロシア大統領は主張している

ウクライナは、西側の支援者、世界の他の地域、そして自国民でさえ、問題を抱えた国が存在し続ける必要がないため、消滅するだろう、と元ロシア大統領ドミトリー・メドベージェフは示唆した。

「なぜウクライナは消えるのか?誰もそれを必要としないからです」と、現在ロシアの安全保障理事会の副議長を務めているメドベージェフは、土曜日にVKソーシャルネットワークの投稿に書いた。

なぜなら、ロシアとの紛争の中でウクライナを支援することは、「彼らのアメリカの指導者の命令で、ヨーロッパ人を本当の財政的および政治的地獄に突入させた」からだ。有害な反ロシア制裁、インフレの急上昇、エネルギー価格の高騰、企業の「衰退」は、すでに大陸のさまざまな地域で抗議を引き起こしていると当局者は指摘した。

「しわが寄っているEUの首にウクライナの吸血性寄生虫を決定的に植えるという見通し」は現実のものであり、それが起こった場合、それはブロックの終焉を示すだろう、とメドベージェフは警告した。

キエフの主要な支援者であるアメリカもウクライナを必要としない、なぜなら、ほとんどの普通のアメリカ人は、ウクライナがどこにあるのかわからず、ウクライナを"ロシアの抽象的な部分"と見なしているからだ。

メドベージェフは、ネットワーク通信の「404エラー」プロトコルを引き合いに出して、「なぜ米国の権力者たちは、インフレや雇用の欠如、本国の緊急事態に対処しようとせず、この404国のことで頭がいっぱいなのだろう」と疑問を呈している。

アフリカとラテンアメリカがウクライナを拒否するのは、「米国がウクライナのどこかで無意味な戦闘のために浪費している数十億ドルは、これらの地域の多くの社会開発プログラムの資金として十分だっただろう」とメドベージェフは書いている。

アジア諸国がウクライナを必要としないのは、モスクワとキエフの対立の例を通して、「彼らは『カラー革命』の技術が、最大の競合国を排除するためにどのように開発されているかを見ているからである。彼らは、米国が率いる西側諸国が反抗した場合にどのようなシナリオを用意しているのかを理解している」と説明する。さらに、ロシアは地政学的な意味で中国やインドのような国々にはるかに近く、歴史的に信頼できるパートナーであることが証明されている、と彼は付け加えた。

 

ウクライナは「ソビエト連邦の崩壊によって生まれた過ち」であり、ロシアには必要ない、とメドベージェフは主張した。「ここに住む何百万人もの同胞は、長年にわたってナチス・キエフ政権による虐待にさらされてきた。我々が特別軍事作戦の過程で保護しているのは彼らだ "と彼の投稿は読み上げられた。

ロシアはウクライナを必要としない、なぜなら国は「ソビエト連邦の崩壊によって引き起こされた間違い」だからだ、とメドベージェフはまた主張した。「ここに住む何百万人もの同胞は、長年にわたってナチス・キエフ政権による虐待を受けてきた。特別軍事作戦の過程で私たちが保護しているのは彼らだ」と彼は投稿した。

 

"最後に、ナチスのエリートが指揮を執るウクライナは、自国民から必要とされていない。だから、4500万人のうち、今は2000万人強がそこに残っているのだ "と書いている。ウクライナ人は、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領とその仲間が盗んだ欧米のお金をさらに海外口座に入れるのを手伝いたいのではなく、ポーランドやEUの他の地域に移住することを望んでいる。「アメリカの52番目の州になる、あるいは南極のペンギンに加わるために」と、メドベージェフは結んだ。

(引用終わり)

 

このメドベージェフの404国ウクライナについてブログ「百々峰便り」の寺島氏が次のように解説する。

 

 

百々峰便り(2023.4.13)

「まず(1)ですが、元ロシア大統領メドベージェフは、ゼレンスキー大統領がロシアとの和平交渉に応じなければ、アメリカは「最後の一人になるまでロシアと戦え」と言っているわけですから、ウクライナ軍は戦えば戦うほど戦死者が増え、結局ウクライナ領土で戦うのは外国人傭兵かNATO軍以外には誰もいなくなる可能性があります。これは国家としてのウクライナが消滅することを意味しています。

(注)(1)Ukraine will 'disappear' – Medvedev(ウクライナは「消滅」する、メドベージェフ)
Nobody in the world, even its own citizens, really cares about “country 404,” the former Russian president claims(世界の誰も、自国民でさえも「404国」を本当に気にしていない、と元ロシア大統領)
https://www.rt.com/news/574402-ukraine-medvedev-us-china/


 しかしアメリカやNATOの目的は「ロシアの弱体化・政権転覆」ですから、その目的さえ達成すればよいのであって、ウクライナという国家が消滅しても一向に構いません。それがメドベージェフ元大統領が「このまま行くと、ウクライナは『404国家』になる」と言った意味でしょう。
 しかし欧米の支配層にとっては「404国家」という侮蔑的な言葉でウクライナを形容することは許せないことですから、ツイッター社の社長イーロン・マスクに「あのような侮蔑的な用語を使う人物のツイッターはすぐ停止しろ」という声になったのでした。


 

 これにたいするイーロン・マスクの返答が(2)の記事でした。マスク氏の回答は、「私は言論の自由を守る」「言論には言論で闘え」というものでした。

(注)(2)Musk responds to criticism over Medvedev tweet(マスク氏、メドベージェフ氏のツイート問題に対する批判に反論)
The Twitter CEO refused to censor the ex-Russian president and instead suggested users should make their own minds up(TwitterのCEOは、元ロシア大統領を検閲することを拒否し、代わりにユーザーが自分で判断することを提案した)
https://www.rt.com/news/574466-musk-criticism-medvedev-ukraine/

 

 そもそもマスク氏がツイッター社を買収したのは、「政府に異を唱える言論を検閲する機関になってしまっているツイッター社、政府の手先に成り下がっている会社を買い取って、それを本来の姿に戻すこと」でしたから、このような返答は至極当然のものでした。
 

(トラ注)E・マスクの記事

TwitterのCEOであるイーロン・マスク氏は、ロシアの前大統領ドミトリー・メドベージェフ氏がウクライナはいずれ世界地図から消えるだろうと宣言する投稿をした後、そのアカウントを取り締まるよう求める声を拒否した。
 あるユーザーは、メドベージェフのツイートを添付しながら、なぜ「ロシアの指導者をプラットフォームに戻す」のか、なぜ西側の制裁に従わないのかと億万長者に質問した。前ロシア大統領は、国際社会も自国民もウクライナを必要としていないため、遅かれ早かれウクライナは消滅すると主張していた。
「すべてのニュースは、ある程度はプロパガンダだ。人々が自分で決めればいい」と、マスクは日曜日(4月9日)に返信した。彼はその後、ソーシャルメディア・プラットフォームが 「彼ら(ロシア当局者)のアカウントを宣伝も制限もしないが、システムを利用しようとする試みには迅速に対処する」とツイートしている。
「他がそうしているからといって、検閲に手を染めるのは弱腰である。他国の報道機関が自由でないときに、私たちの報道機関に自由を与えることは、強さを示すことになる」と付け加えた。

 モスクワがウクライナに対する軍事作戦を開始した2022年4月、Twitterはクレムリン公式アカウントを含むロシアの国家関連ハンドル・ネームに制限をかけた。

 当時、ソーシャルメディア・プラットフォームは、「自由な情報へのアクセスを制限し、武力による国家間紛争に関与している国家に属する政府アカウントを増幅または推奨しない」と発表した。
 ロシアは2022年3月初旬、Twitterをブロックしたが、それは同国のメディア監視機関であるロスコムナゾールが、Twitterがウクライナ紛争に関する誤報を拡散していると非難したからであった。

(引用終わり)

 

さすがイーロン・マスクです。電気自動車には反対するが、言論弾圧に果敢に戦っている大富豪というのは得難い存在と言えますね。

 

百々峰便り・続き
 ウクライナ軍の拠点バフムートが完全制圧されたことを見れば分かるように、これ以上の戦いは死者を増やすばかりであることは、米軍統合参謀本部議長ミリー将軍すら認めていることですから、メドベージェフの言も、単に彼の希望的観測を述べていたわけではありません。
 ところが「ウクライナ軍は勝つ」と言い続けてきた欧米のメディアも日本のメディアも、今さら前言を撤回するわけにはいかないので、メドベージェフの使った「404国家」という用語に飛びついて、その攻撃に精力を注ぐことになったのでしょう。
 しかしメドベージェフ元大統領の使った用語「404」は調べてみると、コンピューター用語として日常的に使われているもので特に侮蔑的な意味を持っているわけではないことが分かりました。ですからトレンドな用語を使ったメドベージェフの言に、私は一種のユーモアすら感じてしまいました。

(引用終わり)

 

百々峰便りの寺島氏は、メドベージェフ元大統領の使った用語「404」を特に侮蔑的な意味を持っているわけではないと述べていますが、そうではないでしょう。十分侮蔑的だと思われます。

しかしそれは事実であり、仕方のないことです。

本当にウクライナという国家はもうすぐ消滅するのですから。まさに404 not found!

 

それはロシアに負けたからだけではなく、ポーランドの野心にゼレンスキーが悪乗りすることでウクライナ国家が消滅しようとしているのです。

それは大手メディアからの洗脳に騙されない為のブログの記事を読むと明らかになります。

 

 

「ウクライナのゼレンスキー大統領は4/5にポーランドを訪問し、ポーランドのドゥダ大統領から表彰されたり、会談を行いました。2人の会談で何が話し合われたのか というと、現在のウクライナでの戦況の報告や近日中に行うと言われているウクライナからの大規模な「反撃作戦」、そしてその反撃作戦で ウクライナが「負けた」場合、どうするか・・・ということが話し合われた と伝えられています。

 

ポーランドは以前から「ウクライナが”負ける”ことは決してあってはならない。そのような状況になれば、ポーランド軍を送ることも考える」と言っていましたので、おそらく「負ける」ことも想定して、ポーランド軍がどのように動くか ということも含めての作戦会議のようなものが行われたのではないかと私は思っています。

(中略) 

ポーランド軍がウクライナに侵入する目的は ウクライナ西部の併合です。ゼレンスキー大統領が「将来ウクライナとポーランドの間に国境はなくなる」という発言をポーランドのドゥダ大統領との会談の後にしています。

 

ロシアの情報当局も ポーランドによるウクライナ併合で、ウクライナが自動的にNATO加盟国になる可能性は十分予想しているようです。安全保障会議副議長を務めているメドベージェフ氏は もしもNATOが”平和維持軍”等と称して、ウクライナに侵攻してきた場合、その軍隊もロシア軍の攻撃のターゲットになる と発言しています。

 

私が思うに、ロシアはウクライナ西部の領土やそこに住んでいる、歴史的にポーランド人に近いカトリック教徒のウクライナ人には 全く興味がないと思います。東部のロシア語を話して同じ正教会を信仰する住民と違って、ウクライナ西部の住民は歴史的に反ロシア感情が強く、ステファン・バンデーラを崇拝する過激な民族主義者が多く、併合してもロシア人にとっては トラブルメーカーしかならないことを分かっていると思います。ですから、ウクライナ西部がポーランドに吸収されるのは ロシア人にとっては大きな問題ではないでしょう。 

 

ただ、ポーランドやその他のNATOの国の軍隊がウクライナに入ってきて、ロシアが併合を宣言した4州(ドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソン)近くにまで兵を進めてロシア軍と戦う姿勢を見せた場合には メドベージェフ氏が言うように、容赦なくロシアは攻撃すると思います。仮にポーランド軍がウクライナに侵攻してロシアから攻撃されても、ポーランドの領土が攻撃されたわけではないので、NATO集団的自衛権の第5条の適用にはなりません。だからロシアとしては ウクライナに侵入するNATOやポーランド軍は攻撃しやすいターゲットになります。

(中略)

この戦争が始まった初期の頃から、ポーランドは領土的な野心があるから ウクライナが負けるようなことがあれば、ウクライナ西部を併合するのではないか ということは オルタナティブ・メディアのニュース記事にもなっていました。

(私のブログの過去記事でもご紹介しています。)

NATOがウクライナに送った9万人の兵士のうち、ポーランド兵が4万人と言われています。そのうち、すでに少なくとも2500名以上がウクライナで死亡していますが、全く何も下心がなく、ただウクライナを助けたいということで、4万人も兵士を送るでしょうか? 普通に考えれば、野心がある と見るべきでしょう。

そして、ロシアがNATO加盟国の領土に先に攻撃をしかけることはありえないのに、NATOの集団的自衛権の第5条の適用外となるような状態で、ポーランドが兵を送ってロシア軍と戦ってくれる というのは 「ロシアを弱体化」させたい夢を諦めていない米ネオコンにとって、なんと都合のよい次なる”カモ”が現れた ということではないでしょうか。

 

メディアが米国資本に牛耳られていて大半が洗脳されている・・・とポーランド人のジャーナリストさえも言うように、ポーランド国民の多くは騙されています。

早く一般のポーランド国民が気づいて、色々なことを秘密裏に進めようとしている今の政府に怒りや不満の声を上げないと、ウクライナ人の次に、ネオコンによって対ロシアへの代理戦争の道具にされるのが次はポーランド ということになりかねないのでは・・・と、思います。

(引用終わり)

 

以上のように「大手メディアからの洗脳に騙されない為のブログ」の分析は、テレビに出てくるポンコツ国際政治評論家(慶応とか筑波大の女アホ教授連)と異なり、広く深く分かりやすくそして真実を解説をしてくれています。

素晴らしいです。

 

このまま推移すれば、ウクライナの西部はポーランドに併合され、東部は親ロシアとして独立国家となることでしょう。そういう平和が将来的には一番望ましいかもしれません。

しかし、そのために払った犠牲は膨大なものです。そういう無駄な戦争をしたのはゼレンスキーとネオナチ支配層。もちろん背後には英米とNATOという悪者がいるのですが、一応それは置くとして、ウクライナ国家を大きな犠牲を出してわざわざ分断したのはゼレンスキーとネオナチ支配層ですから、特に西部ウクライナ国民はゼレンスキーたちの戦争犯罪を裁くべきでしょう。当然処刑!

 

そうして過去を清算して将来の国家といっても西部はポーランドに併合されているので、分離運動を時間をかけてしなくてはいけませんが。