電撃訪問と言いながらマスコミにはバレバレで、しかも戦争相手国ロシアには「岸田がキエフ訪問すっからミサイル撃たんといて」と事前了解を取るバカバカしさ。ロシアは無茶はしない、必ず守るという日本側の信頼感たっぷりなのが可笑しいが、ロシアには歯がゆい思いを持つ。少しは脅かしてもいいのではと。

 

さて、ゼレンスキーへの土産として広島の土産品「必勝しゃもじ」を贈ったことが国会で問題になっている。

TBS

「国会では参議院で2023年度予算案の審議が行われていますが、野党側は、岸田総理がウクライナのゼレンスキー大統領に「お土産」として贈った「しゃもじ」について追及しました。

野党側は、岸田総理がゼレンスキー大統領に「必勝」と書かれた「しゃもじ」を贈ったのは不適切だったのではないかと問いただしました。

立憲石垣のりこ参院議員

「これ『必勝』と書かれてるのっていうのは、選挙とか、スポーツ場の競技ではありませんので、日本がやるべきはやはり、いかに和平を行うかであって、これ、必勝というのは余りにも不適切ではないかと思うんですが」

(引用終わり)

 

岸田は頭が空っぽだから、土産品に込める思いを勘違いして、地元へのアピール優先とWBS日本優勝に悪乗りして、「日本もWBS世界一になったように、ウクライナもロシアに勝ってしゃもじでご飯をすくうように、ロシア軍もしゃもじですくってしまいましょう」という軽いノリで選んだのではないか。

おそらくバカ息子秘書官の提案に違いない。

「これならゼレンスキーも受けるし、地元も喜ぶよ」と。そして、大谷翔平も付けていた善光寺のお守り「勝守」でもよかったかなあと残念がっているバカ息子秘書官を想像してしまう。

 

いつもお騒がせの石垣のりこ参院議員であるが、今回の指摘はその通りで「日本がやるべきはやはり、いかに和平を行うかであって…」と言及したのは大いに賛同する。

まさに「必勝」という言葉は、日本では平和時の競争、競技、ゲーム等の時に使われるものであって、殺し合い最中に必勝しゃもじの意味をウクライナ兵士に説明したら、怒り出すに違いない。

日本の首相としては、戦争勝利のアピールではなく、石垣議員の言う如く、「一刻も早い和平を」と言うべきだったろう。

 

しかし、困ったことに、岸田は外交政治姿勢を日本国代表として考えたことはこれっぽっちもなく、すべてアメリカ宗主国の指示に従って言われたとおりにしているから、「和平」なんていう言葉は岸田の頭の片隅にもないということがわかる。

 

こういう能天気な岸田を選んでしまった日本なのだが、岸田には国際政治に専門家でないながらいつも素晴らしい意見・見方を提示してくれているブログを読んで、一から学んでほしいものだ。

「あなたは日本国を代表する政治家、首相なんですよ。もっとまじめにやってくださいよ」と。

それは、いつもここで紹介する「大手メディアからの洗脳に騙されない為のブログ」(シェリルさん)だ。

リブログするが、その中から大事なところを少し引用させていただく。

 

日本の国益を考えないリーダーが日本を滅ぼす

2023-03-24

まあ、行くだろうな・・・とは予想していましたが、やはり、ホイホイとキエフにまで出かけてしまいましたね、岸田首相。

彼の地元である広島で開催されるG7サミットで議長国として、良い格好をしたい、格好つけたい というのがあるのでしょうけど、G7の国の中で唯一、日本の首相だけがキエフを訪問していなかった ということで、「電撃訪問」であると日本の一部のメディアは報じていますが、実際は”電撃”でも何でもなく、外交ルートを通じて、ロシアに事前通告してミサイルを撃たないように要請していました。 

岸田首相のウクライナ訪問 “ロシア側に事前通告“ 政府関係者

(引用終わり)

 

(トラ注)

事前通告のニュースは次の通り。

岸田総理大臣のウクライナ訪問について、日本政府がロシア側に対し、事前に通告していたことが政府関係者への取材で分かりました。政府関係者によりますと、今回のウクライナ訪問について、日本政府はロシア側に対し、外交ルートを通じて事前に通告していたということです。」

 

事前通告しておきながら「電撃訪問」と言わせる日本政府の面の皮の厚さだが、これは英米首脳がいつも電撃訪問しているから、日本も電撃訪問しないと恥ずかしいという理由だけのことだろう。

それにしても、ロシアという国は大人というか素晴らしい国だ。この戦争でロシアをぼろくそに言ったり書いたりする者が多いが、ロシアがいかにまともな国かはこういうところに現れ、かつ英米ですらロシアを信頼しているのである。つまり首脳キエフ訪問中は絶対ミサイルを撃ってこないということを。もし、ロシアが首脳がキエフ訪問しようがしまいが、戦争中だから戦闘を中断することなど考えないと突っぱねたら、各国首脳は怖くてキエフ行きなど考えないだろう。

つまり、ウクライナ戦争でロシアは市民を残虐に殺したといっているのはこういうところからもウソ、つまりウクライナ・英米のプロパガンダだということがわかる。

 

(シェリルブログ引用続き)

先日ウクライナに55億ドルの支援(7400億円相当)の支援を約束したばかりですが、キエフ訪問時にさらに5億ドルを追加支援すると表明しました。(654億円相当)

そして、いわゆる「ブチャの虐殺」という、西側メディアによって捏造されたストーリーに基づく「虐殺現場」とやらに行って岸田首相が花輪を手向ける写真等がメディアに出ていましたが、ただ単にキエフに行っただけでなく、このように米英宇によって捏造された、ロシアの戦争犯罪を厳しく非難する側に積極的に立った ということは 隣国でもあるロシアとの今後の関係をますます自ら悪化させた ということです。

 (引用終わり)

 

(トラ注)

この巨額の支援金額はみんなアメリカの指示なんだろう。それにしても多すぎ。追加などまだあとでいいのに。

この追加額に地雷の撤去費用が含まれているらしいが、この地雷はみんなウクライナ軍が設置したものだ。そんなものに日本が金を出す必要がどこにあるのか。

そして今後ゼレンスキーはもっと金をクレと言ってくるにちがいない。どこにそんな金があるというんだ!

 

「ブチャの虐殺」が捏造されたものであることは、私もこの事件の直後から指摘してきましたが、先日の国際刑事裁判所(ICC)のプーチンへの逮捕状発行理由が、ウクライナの子供の連れ去りであったことに疑問を感じていました。というのも、プーチンに戦争犯罪者のレッテルを張るなら、「ブチャの虐殺」のほうが、世界へのアピール力としては強烈だと思うからです。

 

しかし、それを罪状として挙げなかった(今後これを理由にする可能性はありますが)のは、「ブチャの虐殺」はロシア軍の仕業ということをICCは信じていない、というか第三者が入って捜査をすればウクライナ当局の仕業がばれることを恐れているのではないかと思ったのです。

 

今や「ブチャ虐殺」現場は、ウクライナ当局にとっては、見世物小屋になっています。中国の南京虐殺記念館のようなもの。これもほとんど嘘で固めた記念館です。

中国を訪問する日本の要人はみなこの南京虐殺記念館に連れていかれて懺悔させられたわけですが、「ブチャ虐殺」現場もウクライナ自らウクライナ住民を殺戮しておいてそれを見世物にするということは、殺された住民への冒涜であり、岸田もその冒涜に加担したということです。

少し自分の頭で考えたなら、ウクライナなどひょこひょこ行くべきではなかったのです。

 

(シェリルブログ引用続き)

低下した支持率アップを画策して、アメリカのポチである岸田首相がキエフに行っている間に 中国の習近平氏はロシアのプーチン大統領と会談していました。

防衛部門も含めて、今後もますます連携を深めることで一致したようです。

それは「軍事同盟」という形ではありませんが、軍事部門での友好的な連携です。

例えば、台湾が有事になった場合、ロシアは中国に後方支援的な支援を行うことまで含んでいますし、今のウクライナ戦争でも ロシアが砲弾不足、軍需工場での労働力不足になった場合には中国が砲弾を送ったり、労働者を送ったりすることまで含めて、連携が話し合われたようです。

 

世界最大の核保有国であり、軍事技術もアメリカをしのいで最先端のものを持っているロシアと、世界最大の兵力229万人の軍隊を持ち核も350発の核弾頭を持つと言われている中国が連携し、お互いに足りないところを補いながら、アメリカ軍と戦ったらどうなるでしょうか? 

自衛隊OBの方の話では アメリカは すでにオバマ政権時代に2つの地域で同時に戦争をする能力がない と自ら認めているそうです。

本気で戦争をやったら、北朝鮮一国相手にすら、かなり手こずりそうなアメリカが 中国、そしてそれをバックアップするロシアに勝てるでしょうか? 全く勝てそうな感じがしませんね。

 (引用終わり)

 

(トラ注)

ドイツは過去、二正面作戦「シュリーフェンプラン」を作って、片方を早く片づけたら次いで急いでもう片方と戦争する計画を立てていました。(「フランスを全力で攻撃して対仏戦争を早期に終結させ、その後反転してロシアを全力で叩こうと考え付いた」)

そして、第一次、第二次ともに二正面作戦を実施して失敗したわけです。一気に二国と戦うなんて無理だということが歴史的に証明されている。それなのに、アメリカは愚かにもそれをやろうとするのです。どうやるのか。

 

(シェリルブログ引用続き)

そして問題なのが、彼らアメリカは 「核保有国とは”直接対決”はしない」と決めていることです。彼らがやりたいのはアメリカ兵が大量に現地に行って戦うことではなく、あくまで どこかの国の軍隊を使った「代理戦争」なのであって、それが ウクライナであり、台湾であり、日本であり、韓国なのです。

私は前々から自分のブログで主張していますが、日本の国益を考えるならば、ロシアを敵に回して最悪、中国・北朝鮮・ロシアという核保有3カ国に対する3正面作戦へと アメリカ様の言うなりになって、自ら進んで行くのは 愚かすぎるのであって、

中国とロシアが接近しすぎないように、日本は インドのように核武装した非同盟の中立でいるべきだったのです。

 (引用終わり)

 

(トラ注)

アメリカはベトナム戦争、イラク戦争、アフガン戦争と戦ってきて、自国の兵士が直接戦うことの国内反発をとても恐れている。だから、もうアメリカ兵士を派遣する戦争は絶対にしないと決めた。

あたかも、太平洋戦争直前のアメリカ国民の戦争に行きたくないという気持ちの表れのようです。

しかし、ルーズベルトは、ウクライナにロシア侵攻を誘ったように、日本に真珠湾攻撃をさせて、戦争に反対する米国民を興奮させて戦争参加させるように仕組んだ。

しかし、今は米国民ではなく、代理人を使って戦争させることを考えた。それがウクライナ戦争の正体なわけです。

このウクライナ戦争の正体がわかれば、米国の次の代理戦争に使われるのは「台湾であり、日本であり、韓国である」ということが火を見るより明らかなのです。

つまり、日本は代理戦争に誘導させられるために、アメリカに指示されてのこのこの岸田はキエフに行った。もちろんキエフで、代理戦争というものが如何に悲惨で馬鹿げたものであるかを岸田がつぶさに見てきたなら、必勝しゃもじなどは贈らないでしょう。必勝ならぬ「失笑」しか浮かばないのです。

 

日本国の国益、日本人の命の安全を考えるなら、英米、ウクライナに加担することなく、中立でいるべきだったのです。そうすれば停戦・和平交渉の仲介という名誉ある地位を占めることが可能だったのです。愚かな岸田と自民党により、大きな国益を毀損してしまったのです。

 

(シェリルブログ引用続き)

「大変勇敢な方だと思った」等とゼレンスキー大統領に面会した印象を語っていた岸田首相ですが、ゼレンスキー大統領がウクライナ国内に留まっているのは 死ぬかもしれないと思いながら勇敢に留まっているのではなく、ロシアがゼレンスキー大統領には危害を加えない と約束しているからであって、彼の両親や親戚はイスラエルに逃げています。

 

首相になった直後の2019年には 「内戦を止める」とウクライナの国会で宣言していたゼレンスキー大統領が 彼に投票したウクライナ国民を裏切って、米のネオコン、ウクライナのネオナチの操り人形へと変身し、同じ年に「ミンスク合意は守らない」「クリミアを取り返す」宣言までして、ロシアを挑発したわけですが、そのような ネオコン、ネオナチの脅しに簡単に屈して、公約を翻し、ロシアが国境を越えて侵攻してくるようにわざと仕向けた大統領のどこが「勇敢」なのでしょうか? 

 

ゼレンスキー氏は、ウクライナ人に嘘をついた。彼は平和をもたらすという約束で選ばれたのです。
"我々の使命は戦争を止めることだ。英雄が死ぬのを止めるためなら、何でもします。平和のためなら自分の地位を失うこともためらわない"
30万人の死者数を数えている 

それとも、当選したら公約を簡単にひっくり返す という部分が 岸田首相とゼレンスキー氏はそっくりなので そこに共感を感じた ということなのでしょうかね。 それだったら分かります。

岸田首相が総裁選の時に言っていた「新しい資本主義」「令和の所得倍増計画」は何処に行ってしまったのでしょう?

 (引用終わり)

 

(トラ注)

おそらくゼレンスキーは大統領に選出された当初は、初心自体は理想に燃えていたようです。ネオナチの横暴を抑えて内戦を止める、とかなんとか。

しかし、ゼレンスキーはネオナチの代表に会ったとたん、彼らの勢いに恐れをなし、へなへなとなって、ネオナチの指示どおりの操り人形大統領になってしまいました。

それは英米の望むところだったわけですが、上手なプロパガンダのお陰で勇敢な大統領ということになった。

 

その一つにロシアのウクライナ侵攻の直後、本来なら弱気なゼレンスキーは亡命するはずだったのが、キエフにとどまってロシア侵攻を抑える指揮をしたということで世界的に評価されたのでした。

しかし、これもロシアが理不尽な戦争はしないという「まじめで大人しい」戦争をロシアがすることがわかったからゼレンスキーはキエフにとどまったのです。

 

ゼレンスキーは今ウクライナの独裁者として君臨し、ウクライナ兵士に無意味な戦闘を強いて、撤退すべきところを常に玉砕を命じて、ウクライナ兵士の命を奪っています。

おそらく遠くない日にこのウクライナ戦争は終わりを迎えるわけですが、その時ウクライナ国民は、この非道なゼレンスキーの化けの皮を剥ぐに違いありません。その時は国家反逆罪として処刑されるでしょう。

そんなゼレンスキーを岸田は「大変勇敢な方」と愚かにも称賛したのです。

歴史の判定を早く待ちたいと思います。

 

 

(追伸)

見方を変えたら、岸田の必勝しゃもじはゼレンスキーへの土産としては秀逸だったかも。

 

中日スポーツより。

「ひろゆきさんは、ゼレンスキー大統領が24日の米国高官との会談を前にした会見で「手ぶらでウクライナ訪問はできない。ケーキやスイーツの土産も求めていない。欲しいのは武器」と語ったとの報道を引用し、

ゼレンスキー大統領『スイーツ要らない。武器をくれ』

岸田首相『シャモジを持ってきました。』

とコントにもならない会話をつぶやいた。」

(引用終わり)

 

ゼレンスキーが「ウクライナに訪問するならケーキやスイーツの土産も求めていない。欲しいのは武器」と語ったとは知らなかったなあ。

岸田はこのゼレンスキーの言葉を知っていて必勝しゃもじを持って行ったとするなら、戦争というのは「武器で戦うのではなく、「しゃもじ」で戦え!」(つまり戦争は止めよ)とゼレンスキーをたしなめたと考えるとすっきりする。であるなら、さすが日本の首相!と言いたくなる。

石垣議員の国会質問にこのように回答したらすばらしいのに。するわけないが!