今日の午前中のNHKニュースより。

CIAかMI6か知らないが、西側諜報機関に踊らされて(恐らく金を貰って)、反ロシアプロパガンダを重ねる見苦しいロシア女マリーナ・オフシャンニコワのことを報じていた。

 

ロシア国営テレビのニュース番組の放送中、スタジオに入って反戦を訴えた元職員の女が、その後も反ロ活動をやり続け、途中身柄を拘束されたものの、今ではパリに逃亡してテレビで反露を叫ぶという「勇敢な女」を演じるのですが、もう誰が見ても「操られている」というか「演技」しているというのは見え見えでしょう。

 

放送中に反戦訴えたロシア国営テレビ元職員 脱出の経緯語る

2023年2月11日 NHKニュース

去年、ロシア国営テレビのニュース番組の放送中、スタジオに入って反戦を訴えた元職員の女性がフランスのパリで記者会見し、当局に身柄を拘束される恐怖からロシアから脱出した経緯を語りました。

ロシア国営テレビの元職員、マリーナ・オフシャンニコワさんは、在職中の去年3月、ニュース番組の放送中にスタジオに入り、「戦争反対」と書いた紙を掲げてロシアによるウクライナ侵攻を批判し、ロシア当局から指名手配されていました。
オフシャンニコワさんは10日、パリに本部がある国際的なジャーナリストの団体「国境なき記者団」で記者会見し、ロシアから脱出した経緯を語りました。

 この中でオフシャンニコワさんは、当局に身柄を拘束される恐怖から去年秋、捜査機関の追跡が手薄になると判断した休日の夜間を選んで、ロシアからの脱出に踏み切ったと明らかにしました。
そして、車を7回乗り換え、警戒にあたる国境警備隊の車の光におびえながら、星の光を頼りに徒歩で国境を越えたと述べ、「結果として運が良かった」と語りました。
 また、ロシアのメディアの状況について「ウクライナのブチャやマリウポリで起きたことはフェイクだとされている。ロシアの人々はプロパガンダ情報があふれた、墓の中の住人だ」と述べ、当局による厳しい情報統制が続いていると指摘しました。
 そして「終わりが見えない戦闘が続き、ロシアの犯罪行為はどんどん残忍で攻撃的になっている。この戦争がウクライナの完全なる勝利で終わらないとロシアの未来もない」と述べ国際社会が団結してウクライナを支援するよう呼びかけました。

(引用終わり)

 

この反ロシアプロパガンダに人生を賭けて出演する動機は何なんでしょうか。本気でウクライナのことを心配し、ロシアに自由がないと訴えたかった、なんてことは誰も信じないでしょう。

 

ニュース番組の放送中にスタジオに入り、「戦争反対」と書いた紙を掲げてロシアによるウクライナ侵攻を批判したわけですが、ロシア人にはウクライナ・ドンバス地方でロシア系住民が大量虐殺されている事実は報道されていたはずです。

ということは、この「戦争反対」と書いた紙を掲げてテレビジャックしたのは、ロシア国内向けではなく、ロシア国内テレビ局のことでも必ず海外に発信されるという計算づくのことであったと思われます。

 

もちろん、計算したのはオフシャンニコワではなく、西側諜報機関でしょう。つまり、西側に向けてのプロパガンダが企画されたわけで、そのおかげで我々も知っているわけです。

 

この女は、最初から西側諜報機関の一員であったか、それとも金で雇われた宣伝員に違いないでしょう。西側の思惑通り、反ロシアプロパガンダとしてはよくやっているようで、今後も活躍することでしょうが、ウクライナで同じことをやれば即日暗殺間違いなし、ではないでしょうか。

 

問題はこんな見え見えのプロパガンダをNHKが恥ずかしげもなく、堂々と報道することです。

いやそういう言い方、見方はおかしいですね。NHKはウクライナ侵攻当初から、西側プロパガンダに積極的に加担することを方針としてきたようですから、この女を「英雄」として報じることはなんら恥じる必要もない、それが目的なんだからということでしょうか。

 

それにしても、この女の嘘を大きく伝えすぎではないでしょうか、 NHKさん。

 NHKのアナウンサーは

ロシアのメディアの状況について「ウクライナのブチャやマリウポリで起きたことはフェイクだとされている。ロシアの人々はプロパガンダ情報があふれた、墓の中の住人だ」と述べ、当局による厳しい情報統制が続いていると指摘しました。」

と読み上げるのですが、「「ウクライナのブチャやマリウポリで起きたことはフェイクだとされている。」ということは本当のことですが、それを「ロシアの人々はプロパガンダ情報があふれた、墓の中の住人だ」は逆でウクライナのことでしょう。ウクライナには言論の自由はないことを少しぐらい伝えても罰は当たらないのではないですか。

 

「終わりが見えない戦闘が続き、ロシアの犯罪行為はどんどん残忍で攻撃的になっている。」としていますが、先日ウクライナ兵がドローンから化学兵器と思われるものをばら撒く映像をSNSにアップされたと伝えられていますから、「どんどん残忍で攻撃的になっている」のは、ウクライナ軍の方でしょう。

 

(注)ウクライナ兵による化学兵器使用については、「大手メディアからの洗脳に騙されない為のブログ」に詳しく書かれていますので、そちらをご覧ください

 

つまり NHKは一方的に西側プロパガンダをニュースという公的なものを通じて平気で流すのです。

 NHKからすれば、こういう小さなニュースを毎度毎度流せば、バカな国民はロシア憎悪が増幅されて、西側諜報機関に喜ばれると思っているに違いありません。

 

ある時は中国に「よいしょ」し、中国が喜ぶ宣伝を行い、またある時は、中国の敵である西側の宣伝を行う NHK。

7つの顔を持つ多羅尾伴内(片岡千恵蔵)じゃあるまいし、 NHKお前はどこの国に忠誠を誓っているのかね。