また体罰事件の発生だ。親に暴力をほのめかし、許可を求める(強要する)異常教師。結果、1カ月もの重傷を女生徒に負わせたのだ。

 

顧問が女子生徒を平手打ち、全治1カ月のけが 兵庫・姫路の高校(産経新聞)

2022/10/3

兵庫県姫路市の私立姫路女学院高で9月、ソフトボール部の1年生の女子生徒(16)が、顧問で監督の男性教諭(41)から顔を平手打ちされるなどして全治1カ月のけがをしていたことが3日、同校への取材で分かった。

同校によると、教諭は9月24日に同県上郡町で開かれた地区大会の際、この生徒がユニホームを忘れてきたことを生徒の母親からの電話連絡で知り立腹。母親に「1発どついていいですか」と告げ、生徒の頰を平手でたたいた。教諭はその後の試合中、ベンチエリアにこの生徒が立ち入ることを禁じ、「帰れ」「お前なんかいらん」と暴言を浴びせた。

生徒はたたかれた際に口の中を切ったほか、口を開けにくい状態が続き、「外傷性開口障害」と診断された。大会は翌日もあり、この生徒は試合に出場したが、男性教諭から尻を蹴られたり頭をたたかれたりしたといい、生徒は部活動をやめる意向を部員たちに伝え、それ以降は登校できていないという。

男性教諭は同26日、学校側に体罰を報告。学校の聞き取りに「試合に出られるメンバーが10人しかおらずぎりぎりでやっていたので自分を見失ってしまった。申し訳ないことをした」と話したという。

同校は今月1日、ソフトボール部の保護者説明会を開いて保護者らに謝罪。教諭の懲戒処分を検討している。同校の宝谷亮介参与は「生徒の復帰に向けた環境づくりに努めるとともに、二度と体罰が起こらないよう再発防止に全力を挙げたい」と謝罪した。

(引用終り)

 

地区大会なのに女子生徒がユニホームを忘れてきたというのも変な話なのだが、恐らく補欠か何かで出場する予定になっていなかったのかもしれない。だから顧問監督も怒るのは無理もないように感じるが、この教師は体罰や暴力、罵詈雑言が日常茶飯事だったらしいから、サディスティックな性癖で少し精神的に異常を思わせる。

 

そして非常に幼稚だ。母親に「1発どついていいですか」なんて、教師の言うことだろうか。ヤクザそのものだ。

母親はビックリしてしまったのか「お任せします」と言ってしまった。この監督の異常性に気が付かなかったのか、又はいわゆるホールドアップ問題という状況に陥ってしまったのでそう答えるしかなくなったのである。この暴力監督からすれば、母親から体罰の許可を得たという身勝手な心持になることができたのであろう。

 

ホールドアップ問題とは、交渉の場において、選択肢が無いために相手に従わざるを得ないという問題のことをいうが、どちらに転んでも自分が不利を被るような状況になってしまうこと、一言でいうと、お手上げ状態、どちらにしても自分に不利な選択肢しかない、つまり選べない状況というのが、ホールドアップと言われる状態だ。

ピストルを突きつけられて(つまり女生徒を人質に取られて)母親がホールドアップした状態で、「1発どついていいですか」なんて言われても、そこに母親の拒否権などありはしなかった。「止めてください」といったって、更に酷いことをすることが目に見えているのだから。

 

そして、顔を平手打ちして全治1カ月のけがを負わせたとのことだが、平手打ちというのはこれも「嘘」だろう。平手打ちで、たたかれた際に口の中を切ったほか、口を開けにくい状態が続く1か月の「外傷性開口障害」の大けがをする訳がない。恐らく、げんこつで何度か顔を強く殴ったのだろう。仲間が見ていたはずだが、後難を恐れてみんな口をつぐんでいるに違いない。

 

そして、監督も頭がおかしいが、校長も少し変というか、いつものことだが、責任逃れのためにもう暴力監督を庇う発言をしている。つまりこの教師、自分にとても厳しいらしいのだ。自分に厳しいからつい他人にも厳しく殴ったのだと言い訳をする校長。

嘘つけ、自分に厳しいと他人に厳しく殴るのとどうつながるのか。自分に厳しいなら、女生徒がユニホームを忘れてきたことは、監督の指導不足と自分を厳しく責めるべきで、そういうのを「自分に厳しい」というのではないか。

女生徒をサディスティックに殴るのは、指導というよりも「異常性癖」だろう。

 

そして、教諭の懲戒処分を検討しているという。おそらくこの校長、大甘な処分で誤魔化すに違いない。

懲戒というと厳しく聞こえるが、訓告、戒告、減給、停職、懲戒免職等様々な種類がある。訓告なら「無罪」と同じだ。本気で処分するつもりなら、記者会見で厳しい処分を匂わせるはずなのに、誤魔化している。懲戒免職しかないはずだ。

 

私はこういうとき、ハムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」の同害復讐法の原則を適用すべきだと考える。

ネットには「ハンムラビ法典では過度な復讐を防止する役割もあったとされています。ハンムラビ法典では「倍返し」は許される事ではありません。目を潰されたのに、相手の目を潰し、歯を折り、内臓を破裂させるなどは絶対に許されない事なのです。」と書かれていた。

 

まあそうである。過度な復讐、倍返しまで要求する必要はない。「目には目を、歯には歯を」の同害復讐だけで構わない。

つまり、この暴力教師にも、口を開けにくい状態が続く「外傷性開口障害」が生ずるような怪我が発生するまで、顔を何度でも強く叩かせることである。

 

懲戒ですませることなく、「目には目を、歯には歯を」により、この女子生徒と同等の苦痛を味わう怪我を負わせることである。それで初めて「自分に厳しい教師」が証明されるというものだろう。