「王子北口内科クリニック」院長の船木威徳容疑者が、虚偽のワクチン接種記録を国のシステムに登録したことと詐欺の疑いで逮捕された。また未接種のまま接種済証も発行していたという。
ワクチンを接種もしていないのに接種委託料計約1万4千円を自治体からだまし取ったのが目的なら詐欺だし、犯罪といえる。ワクチン接種と称して生理食塩水を打ったとのこと。
しかし、船木医師は元々ワクチン接種に否定的だったようで、これについては私からすれば正しい考えで、欧米だけでなく世界の多くの医師や研究者がコロナワクチンは生体実験だとして非難しているのだから、特に問題にされることではない。
しかもワクチン接種により既に3000人ほど死亡しているというのに、厚労省は因果関係を絶対に認めようとしない。こちらのほうが余程「犯罪」的といえるのではないか。
ただ、ワクチンを接種したくないという考えの人につけ込んで言わば「水ワクチン」を打って儲けようと企んだとしたら問題外だが、マスコミの報道特にコロナワクチンやウクライナ戦争については嘘ばかり報道しているから、今回の医師の行為も報道全てを信ずることはできないように思われる。
特に、「なんちゃってワクチン証明」なんていう表現の仕方は、記者の悪意が透けて見える。
危険性の高いワクチンを打たれるより水ワクチン(生理食塩水)の方が余程安全といえるのではないか。
半年ほど前に北朝鮮でコロナ感染が拡大したと大騒ぎになったが、その際に私は次のようなブログを書いた。
「北朝鮮のコロナ感染拡大に独自の治療法を笑う専門医、お前が言うな!ワクチンを打たない国は幸いである」(2022年5月18日)
私は北朝鮮も金正恩も好きではないが、北朝鮮のコロナ感染におけるワクチンの扱いに関する限り、北朝鮮の味方である。日本も世界もコロナ感染が収束期に入ったというのに、北朝鮮のコロナ感染拡大は今始まったようだ。
(中略)
日本のマスコミは笑いつつ、可哀そうにと北朝鮮を憐れむ。
そして、日本の感染症専門医は言う。
民間療法がコロナ感染に効き目があるという医学的根拠はない、と。
そして、ワクチンがー、と。
こいつらに言われたくない。
日本の感染症専門医はこの3年間、コロナ感染対策に、医学的根拠、科学的根拠を示したことがあるのか。
いつまでもいい加減なことをいい、スパコン富岳にバカバカしいシミュレーションをさせて、市民を脅し、役に立たないマスクを強要し、嘘ばかりが出るPCR検査を無料で無理やりやらせて、医者や検査キット製造者に莫大な利益を与え、無理やり感染者数を誇大表示させて、全体主義的強制をやりやすくさせた。
しかも、ワクチンたるやコロナ死よりもワクチン死のほうが怖いくらいの問題の多いワクチンを全国民を騙して打たせた。それも不必要な子供にまで。しかも、ワクチン死は絶対に認めようとしない。一人たりとも。
そして、日本人をワクチン漬けにして、4回も5回も恐らく何十回もワクチンを打てとしつこくいうだろう。
こんなことが医学的根拠、科学的根拠に基づいているといえるのか。北朝鮮の民間療法を医学的根拠がない、などとよく偉そうに言えたものだ。恥を知れ、といいたい。
先般も書いたが、北朝鮮はワクチンを打たない。打ちたくても打てない訳で、反ワクチンではないが、結果として反ワクチンと同様な効果が得られる稀有な国と言えるのだ。
つまり、将来の憂いが全くないのである。
世界は10年後20年後に悔やむことだろう。しかし、北朝鮮は笑って先進国の愚を突くのである。
お前たちの先進医療は何だったのか、と。
金正恩様よ、ゆめゆめワクチンはまだか、などと部下を責めることなきように。
(引用終り)
北朝鮮にはワクチンなどないから、打ちたくても打てない。それは悲しむべきことではなく、むしろ不幸中の幸いと喜ぶべきなのだ。
まさに、世界で唯一「将来の憂いが全くない国」なのであるから。
今回船木医師に水ワクチンを打たれてしまった人は、もう一度ワクチンを打とうなんて思う必要がない。水ワクチンで良かったと思うべきなのである。
この医師、金儲けのためでなく反ワクチンの人々のために水ワクチンを接種し又はワクチンを打ちたくない人にワクチン偽接種証明書を発行したとしたら、ナチスからユダヤ人を救った外交官杉原千畝や(あまり知られていないが)陸軍中将樋口季一郎のような英雄行為に匹敵したのではないかとすら言えるのである。
アメリカでは特にワクチンパスポートがないと仕事は首になる。しかしワクチンは危険で打ちたくない、そう言う人は仕事を辞めることを決断した人も多かったのである。だから偽ワクチンパスポートは、「命のビザ」にも匹敵するものではなかったか。
当時日本外務省の訓令はユダヤ人に「ビザ発給の要件を満たしていない者にビザを出すな」という事実上の発給禁止であった。しかし、外交官杉原千畝は、ドイツの動きを分析した結果、「ユダヤ人をここに残しては、すべてが迫害・殺害される」と確信していたので、外務省の訓令に違反してユダヤ人難民にビザを発行したのである。
また、陸軍樋口中将が、昭和13年3月、満洲国に駐留する関東軍ハルビン特務機関長を務めていた時にユダヤ人難民を何千人も助けたのである。(オトポール事件)
ハルビン特務機関長時代の樋口季一郎少将(のち中将)
(「陸軍中将・樋口季一郎の知られざる功績─2万人のユダヤ人を救った武士道精神」(月刊致知)より)
「満洲国と国境を接するソ連のオトポール駅で、ナチス・ドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人難民が、満洲国に入国できず立ち往生しているという深刻な情報が入ってきた。一説にはその数1万とも2万ともいわれます。
この地域の気温は3月でもマイナス30度、飢えと寒さで凍死者が出始めていました。事態は一刻の猶予も許されない。ハルビンのユダヤ人協会の長であるカウフマンも、「助けてほしい」と樋口中将に難民救援を依頼してきます。
樋口中将は思案の末、「ユダヤ人難民を助けましょう。私が引き受けます」と言って、救出を決断します。これを聞いたカウフマンは声を上げて泣いたそうです。そして、樋口中将は、即座に南満洲鉄道の松岡洋右総裁に特別列車の運行を要請。優れた国際感覚の持ち主だった松岡も事態の重大さをすぐに理解して快諾し、13本の特別列車ですべてのユダヤ人をハルビンまで送り届けたんです。
ただ、当時、日本とドイツは日独防共協定を結び、友好関係にありましたから、普通はドイツとの関係を考えて躊躇すると思うんですよ。だけど樋口中将は、「人間として正しいことは何だろうか」と考えるわけです。
樋口中将はヒューマニズムの人だと言われますが、私はその根本には、武士道精神があったのだと思います。「義を見てなさざるは勇なきなり」、ここでユダヤ難民を助けなかったら、正義はどうなってしまうんだと。
それに「オトポール事件」の2週間後、ドイツ政府からユダヤ人救出に対する抗議が来た時の樋口中将の対応も本当にすごい。
ドイツ政府の抗議を受けて、関東軍司令部は樋口中将を呼び出し、当時の東條英機参謀長(大東亜戦争開戦時の首相)が「あなたの言い分を聞かせてくれ」と迫りました。
しかし樋口中将は、
「はじめにはっきり申し上げておきます。私のとった行動は間違っていないと信じています。ドイツは同盟国ですが、そのやり方がユダヤ人を死に追いやるものであるなら、それは人道上の敵です。人道に反するドイツの処置に屈するわけにはいきません。私は日本とドイツの友好を希望します。しかし、日本はドイツの属国ではありません!」
「東條参謀長!ヒトラーのお先棒をかついで弱い者いじめをすることを、正しいとお思いになりますか」
と堂々と答えたのです。
それで東條参謀長も、「よくわかった。ちゃんと筋が通っている。私からもこの問題は不問に付すように伝えておこう」と、樋口中将の言い分を認め、実際に日本政府は「当然なる人道上の配慮によって行ったものだ」とドイツ政府の抗議を一蹴。
その後も、続々と押し寄せてくるユダヤ人難民に対して、満鉄は乗車賃を無料にし、後々までこの方針を踏襲しました。
(引用終り)
(注 この引用文には「2万人のユダヤ人を救った」と題されているが、実際は4~5千人らしい。また、この樋口中将のユダヤ難民救出は杉原千畝の命のビザ発行の2年も前のことである。)
船木医師も樋口季一郎中将のようにはっきりと反ワクチンの主張を鮮明にし、
「私のとった行動は間違っていないと信じています。ドイツは同盟国ですが、そのやり方がユダヤ人を死に追いやるものであるなら、それは人道上の敵です。人道に反するドイツの処置に屈するわけにはいきません。」
と同じように、
「私のとった行動は間違っていないと信じています。ワクチンは必要ですが、そのワクチンが接種者を死に追いやるものであるなら、それは人道上の敵です。人道に反する政府の処置に屈するわけにはいきません。」
と主張すればよかったのである。
もちろん、そのような主張をしてもマスコミは正しく伝えることはしないだろうけど。
私としては、船木医師が杉原千畝や樋口季一郎中将のような行為であってほしいと願っているのだが。