トランプ前米大統領のフロリダ州の邸宅マー・ア・ラーゴが、8日突然FBIにより急襲され家宅捜索が行われた。

物々しく銃を持ち両側に立つのは、武装シークレットサービス。

中央はトランプの弁護士。

 

中南米かアフリカの独裁国家を思わせる政敵排除のための弾圧が、民主主義国家と勝手に言っているアメリカで堂々と行われたのである。いやもうアメリカ民主党政権は独裁・強圧・無法政権と化している。

 

選挙は不正を堂々と行い、司法省やFBIはゲシュタポ化して、政敵を暴力的に捜査・排除し、裁判所は政権にいいなりの判決を出し、マスコミは政権の擁護報道しかしない国家となってしまった。

ヒトラーのナチス、スターリンの共産ソ連、毛沢東の中共と肩を並べたネオコン・ナチ民主党全体主義国家アメリカである。

 

もはやアメリカ全体主義民主党は、民主主義のためとか自由のためとか正義とか法の支配とか、普遍的とされた西欧的な価値を標榜することは出来なくなった。民主党政権自らそれらすべてを踏みにじったからである。

 

民主党全体主義政権下の司法省・FBIはなぜこんな暴挙を行ったのか。

理由は全く明白だ。中間選挙を控えて絶対に敗北する民主党の悪あがき、つまりクーデターとしての政敵(トランプ)弾圧である。何が何でもトランプを有罪に持ち込んで、中間選挙及び次期大統領選で共和党及びトランプを暴力的に壊滅させることを目指したのである。

 

表向きの強制捜査の理由は、核の機密資料の持ち出し容疑だとのことだが、そんなものは全く事実に反するが、捏造するのは簡単で、FBIが核の機密資料をトランプ邸に持ち込んで「あった、あった」と叫べばそれが「真実」になるのである。そもそも司法省やFBIがそんな機密資料を見つけられると思っていやしない。ない、ということを一番よく知っているのは、トランプを除けば「司法省とFBI」だ。だから捏造するために強制捜索をしたのである。独裁国家のよくやる手ではないか。

 

トランプへのロシア疑惑はでっち上げだったが、それを立証するには「やっていない」では立証にならない。覆すのにものすごい時間が掛かったように、今回も「あった、あった」とでっち上げられれば、それを否定するのは容易なことではないのだ。

裁判に訴えても、裁判長は「それはトランプ大統領が持ち出したものだと認定できる」と嘘の判決をすれば、トランプは有罪になってしまうのである。

 

トランプは非常にまじめ且つまともな政治家だから、暴力とかの非常手段に訴えることは絶対にしない。

それを知っている民主党全体主義政権は、政敵弾圧の為にあらゆる不正を行って恥じない。立法も行政も司法も警察も全て法の支配を無視して、トランプを倒すために、大統領選挙不正を訴えるトランプの言い分を全部否定した。だからトランプは大統領から暴力的に外されたのである。トランプが司法に訴えても全く効果がなかった。

 

しかし民主党全体主義政権はトランプを大統領から排除しても、アメリカ国民はトランプを支持し続け、このままでは民主党全体主義政権は潰されてしまうと危惧して、更なる非合法的かつ暴力的に国家権力をむき出しにしてトランプ潰しにかかってきたのである。

つまり、民主党全体主義政権からすれば、民主主義政治の根幹の選挙なんぞやってられるか、権力維持は暴力でしか維持できないとの民主党全体主義政権の考えをまたもや持ち出してきたというわけだ。ナチス・ヒトラーも顔負けの暴挙だ。

 

共和党マルコ・ルビオ議員が「こんなことをするのは第三世界だ!」と非難する。

「この国が存在する限り、政治や政治への怒りさえも、時には他よりひどいこともあるが、常に存在している。私たちが一度も経験した事が無いのは、大統領になるような権力を手にした人々が、その権力を使って過去や未来の政敵を迫害するような国ではなかった。

ジョー・バイデン率いる司法省が、30人のFBI捜査官を使って、数年後に実際に対立候補となるかもしれない前大統領のマー・ラ・ラーゴの家を急襲することを決定する、そんなことは一度も見たことがない。

これはニカラグアのような場所で起こること、昨年はダニエル・オルテガの対抗馬として立候補したすべての人が、投票用紙に名前を書いたすべての人が逮捕され、まだ刑務所にいるのだ。

ニカラグアのような場所では、そのようなことが起こるのだ。アメリカではかつて見たことがない。あなたはそれを軽視しようとしているが、まさにそれが今夜起こったことなのだ。

30人のFBI捜査官はマー・ア・ラーゴを急襲した。逃亡者を探しているわけでもなく、誰かの命を狙ったわけでもない。連続殺人犯や麻薬王を追っていたわけではない。

FBI捜査官による書類調査だ、文書紛争かところで、これはこの政権に限ったことではない。

FBI捜査官の襲撃の目的は一つ、政敵を政治的に傷つけ、脅迫しようとすることだ。彼らは火遊びをしているのだ。MSNBCやCNNのバカなコメンテーターたちはこのことを囃し立て、目まいを起こすだろうが、私はあなたたちが火遊びをしていると言っているのだ。これは危険だ。

いつか他の誰かが権力を握る日が来るだろうし、今度は彼らが自分たちに同じことをする前例を作ってしまった。そうなれば、我々は第三世界となり、国や政府のシステム、本物の憲法の下にある一つの国であるという意味を失ってしまう。

こんなことは止めるべきで、これは決定の功労者ガーランドに責任がある。FBI長官も責任を問われるだろう。非民主的なことをしたのだから、非民主的で憲法違反の、そして共和国にとって破壊的で危険な行為に加担したFBI長官の責任を問うべきだ。」

(引用終り)

 

トランプ又は共和党にどんな対抗策があるのだろうか。

法的理屈をいくら訴えても無理なのではないか。

例えば、次のような記事がある。

ハーバード・ロースクール名誉教授で著名な刑事弁護人のアラン・ダーショウィッツ氏は、トランプ前大統領の自宅への家宅捜索でFBIが押収した証拠は、家宅捜索が不適切だった場合、除外されると次のように述べた。

法律では、他の救済手段をすべて使い切らない限り、家宅捜索は行わない。アメリカでは、家宅捜索は第一の手段ではない。最後の手段なのです。だから政府は、最終的には、他のすべての可能性を使い果たしたか、あるいは通常の法的手続き、つまり召喚状によって証拠を求めた場合、その証拠が破棄されると信じるに足る合理的根拠があったことを裁判所に示さなければならないのだ。(後略)」

 

法律の専門家が、「FBIの捜査は不正で、押収した証拠は家宅捜索が不適切だった場合除外される」と言ったとしても、裁判所が認めてしまえば不正も不正でなくなる、つまりアメリカでは裁判所が不正のクリーニング装置に成り下がっているから、法律的な正しさなど意味がないのである。

要するにアメリカは法治国家ではなくなり、権力者つまり民主党全体主義政権が法律を恣意的に解釈し執行する独裁政権なのである。だから、司法省はFBIに捜査を命じたのである。

 

メリック・ガーランド司法長官はナチスの親衛隊ハインリヒ・ヒムラーのような人物なのである。

 

 

しかし、口は重宝なもので、これほどの無法をしても「法の支配に忠実であることは、司法省と民主主義の根幹をなす原則だ。法の支配を守るとは、恐れや好意を持たずに、法律を均等に適用することだ」と糞野郎のガーランドは述べたと伝えられているのである。

もう言葉の意味が崩壊しているのだ。無法を犯すものが「法の支配に忠実であることは、司法省と民主主義の根幹をなす原則だ」と恥もなく言ってしまうのである。これが権力者の言葉だ。

 

しかし、余りにもあからさまなトランプへの弾圧はアメリカ国内でも怒りが渦巻いている。当然だ。アメリカ人はバカではないのだから。

 

テッド・クルーズ上院議員

「FBIがドナルド・トランプを家宅捜索するのは前代未聞だ。腐敗している&権力の乱用だ。ニクソンがやろうとしたことを、バイデンは今実行した。バイデン政権は、司法省とFBIを完全に武器化し、政敵をターゲットにしている」

 

ポンペオ前国務長官

「元大統領に対する令状執行は危険だ。司法省・FBIの明らかな政治的武器化は恥ずべきものである。司法長官は、250年にわたる慣行がなぜこの襲撃で覆されたのか説明しなければならない。ベンガジ事件ではヒラリーが機密情報を持っていたことを証明したが、彼女の家宅捜索はしていない。」

 

 

共和党下院トップのマッカーシー院内総務は声明で、共和党が下院の過半数を奪還すれば捜査の妥当性について監査を行うと警告。

「ガーランド司法長官よ、関連書類を保管してスケジュールを空けておけ」 

 

コロラド州共和党のローレン・ボーバート議員

「これはゲシュタポのたわごとであり、耐えられないだろう。我々がバナナ共和国のようなものだと偽り始めるのであれば、不正部門は一掃される必要がある」

「ガーランドは、トランプ大統領への急襲を個人的に承認した。これはクーデターにほかならない。

もし民主党がトランプに致命的な打撃を与えたかったのなら、政治的利益のためにFBIを道具として使うことは、その方法ではなかったのだ。

FBIがマー・ア・ラーゴに踏み込んだのを見て、逆効果になった。

共和党がこれほど統一されたのは久しぶりだ!」

 

アリゾナ州選出の共和党下院ポール・ゴーサー議員

「私は、FBIという民主党の完全な解体と排除を支持する。これは我々の共和国にとって耐えがたいことだ」

 

更に民主党からさえも苦情が出ているようだ。

クオモ元NY州知事

「司法省は直ちにその襲撃の理由を説明しなければならないし、それは取るに足らないアーカイブの捜索以上のものでなければならない。さもなければ、それは政治的戦術とみなされ、今後の信頼できる捜査と1月6日の捜査の正当性を損ねることになるだろう」

 

これほどまでの暴力的な行為を恥ずかしげもなくバイデン全体主義政権が行ったのは、それほどトランプの力を恐れているからである。そしてやってしまったのだから、もう突き進むしかないのである。

ないはずの機密資料は必ず出てくるのであり、裁判所はトランプが持ち出したと認定させてトランプを逮捕するはずである。

 

だからといって中間選挙に民主党は勝利できるのか。中南米の独裁国又は共産国家なら投票所に軍隊を派遣して共和党と書いたら銃で脅すだろうが、アメリカではそこまでできないはずだ。ではどうするか。

もう一度ドミニオン不正投票機のフル活動をさせるのだ。そうすれば民主党の大勝利間違いなしだ。

しかし、もうアメリカ国民は騙されない。

 

残るは対策は、裁判闘争ではなく、世論の「強い」高まりしかない。トランプは嫌うだろうが、オランダの農民反乱やフランスの黄色いベスト運動のような実力行使しかない。実力による民主党全体政権の打倒しかない。

そうしないとトランプ氏もケネディ又は安倍氏の運命が待っているかもしれない。

彼ら独裁政権に取っては、政敵を物理的に消すことはどれほどのこともないからである。

ウクライナのゼレンスキーがもう十数人の政敵を消しているように。