小池百合子はパフォーマンスが大好きだが、失敗ばかりではないか。パフォーマンスにすらなっていない。バカ丸出しなのである。

 

小池都知事「節電頼み、あるべき姿ではない」 東電株主総会で発言

 毎日新聞  2022/06/28

 東京都の小池百合子知事は28日、都内で開催された東京電力ホールディングスの株主総会に株主として参加し、電力需給が逼迫している現状について「都民そして国民の節電頼みは本来あるべき姿ではない」と述べ、東電側に電力の安定供給の確保を求めた。

 東京都は総会で、電力の安定供給の確保や再生可能エネルギーの利用最大化などを推進するための定款変更を求める株主提案をしていた。

 小池氏はこの株主提案の補足説明として発言。電力需給逼迫注意報が発令されていた27日を「都民をはじめとした皆さま方の協力を得て、なんとか切り抜けることができた」と振り返ったうえで、「その日暮らしをこの夏、この冬に向けて続けて行うことは容易ではない。東電HDは電力供給に責任を持つ立場だ」と指摘。電力の安定供給に向け、休止発電所の運転再開や確実な燃料調達を行うよう注文した。都の提案は総会で否決された。

(引用終り)

 

中身が正しければ、「お前が言うな!」という罵倒はよくないこともあるが、小池の東電株主総会での発言はまさに「お前が言うな!」、「お前に言う資格はない!」という言葉が当てはまる。

 

小池が「電力需給が逼迫している現状について「都民そして国民の節電頼みは本来あるべき姿ではない」と述べた」のは全く正しいのである。

しかし、小池が「東電HDは電力供給に責任を持つ立場だ」と指摘した」というのは、こいつほんと、バカじゃないか、無責任女め、と罵倒したい。

 

電力供給に責任を持つ立場は、東電等電力会社ではなく政府だろう。電力供給に責任を持ちたくても、火力はだめ、原発はダメ、役立たずの太陽光を使え、と手足を縛ってきたのは政府だ。これでは電力会社が電力供給に責任を持ちたくても無理だろう。

そして、小池百合子は環境大臣として、地球温暖化防止のための脱炭素で火力はだめ、原発はダメ、役立たずの太陽光を使えを電力会社に圧力を掛けてきた張本人ではないか。みんな知っているぞ。

 

そんな無責任政治家小池が「東電HDは電力供給に責任を持つ立場だ」と、どの口が言うのか。聞いてあきれるとはこのことだ。

もし本気で小池が「都民そして国民の節電頼みは本来あるべき姿ではない」と思っているなら、まず政府に原発の再稼働を強く要求してみろ、そして火力発電所の建設もやれ、と要求せよ。

それができたら、小池を信じてやる。できるか!やる気もないくせに。

 

小池よ、ドイツの小狡さを見習え。

ウクライナ戦争でロシアから天然ガスを絞られたドイツ。当たり前だ。ドイツはウクライナに武器を送っているんだから、天然ガスの供給を絞られても文句は言えない。

しかし、その後のドイツの狡さは見ものなんだ。こういう厚顔振りは日本も見習わないといけない。

つまり、脱炭素の緑の党が連立政権に参加したのに、石炭火力は今後も大いに使うんだってよ。

 

川口マーン恵美氏ブログ

6月19日、緑の党のハーベック氏(経済・気候保護大臣)が、石炭火力のカムバックを宣言した。これぞまさにエネルギー逆転換。これまでCO2を毒ガス並みに扱ってきた緑の党の素性から言えば、あり得ないことだ。

彼らの望みは、地球上から原子力発電所と石炭火力発電所を消し去ることだったはずだ。原発の方は今年の大晦日に最後の3基が停止して、晴れてドイツの脱原発が完成する予定だ。一方、石炭火力は、前政権が2038年までの廃止を決め、これさえ無理だと言われていたのに、緑の党はそれをさらに8年も早めるとし、「理想としては2030年までに廃止」という文言を、わざわざ連立政権の施政方針に入れた。

ところが、今、一気に方向転換で、待機させてあった石炭火力を再び立ち上げ、2024年までフル稼働するという。

(中略)

ロシアから来ていたガスが減り始めた。ロシアからドイツへ直結している海底パイプライン、ノルドストリーム経由のガスで、ドイツにとっての大動脈だ。突然、供給が減った理由は、圧縮機の修繕のためと説明されたが、要するに、こちらがボイコットしなくても、ガスは止まる可能性はある。

ドイツ政府は焦った。現在、ドイツ国内のガス備蓄タンクの充填度は56.7%。年末までにこれをほぼ満タンにしなければ、冬が越せない。

ドイツの冬は厳しく長い上、全所帯の半数が暖房にガスを使っている。ロシアのガスが止まったら、タンクがほぼ満タンならば冬季2~3ヵ月は保つが、今の水準なら1ヵ月半で空になる。もちろん、産業界にとってもガスが来なくなるなど、悪夢以外の何物でもない。

つまり、現在の最重要事項はガスタンクを満たすこと。国民にガスの節約を要請したぐらいでは間に合わない。今は夏でも、そのうちすぐ秋が来る。大切なガスを、よもや発電になど使っている場合ではない。そこでハーベック氏はすべてをプーチンのせいにし、怒りに震えながら石炭の復活を宣言したわけだった。

「非常に辛いことだが、ガスの使用を減らすためには止むを得ない」。ただし、「若干CO2の排出が増える」。CO2はいつの間にか毒ガスではなくなっている。

国民の怒りは全部プーチンに!

しかし、実はその石炭も、ドイツはこれまで使用量の半分をロシアから輸入していた。

EUは石炭の代金としてロシアに毎年、約40億ユーロを支払っていたが、そのうちの22億ユーロはドイツの分だ。要するにドイツは、ロシアにはガスと石油のみならず、石炭も依存している。制裁などと大見得を切っても、所詮、尻すぼみになるのは当然かもしれない。

それにしても緑の党は、ここのところ前言を翻しっぱなし。「今すぐ対策を打たないと手遅れになる」と言っていた気候政策はあっさり延期で、CO2の増加も“止むを得ない”。あれほど緊急事項だった惑星の救済はどうなったのか?

(中略)

なお、私が前々から言っていたことだが、欧米の国々は、いざとなったら前言を翻すことなど何とも思っていない。それは、今回の事例を見れば歴然だ。」

 

ドイツは小狡いが、したたかなのである。必要があれば何でもやるのである。信用ならないと言えば信用ならない国なんだが、要は国益重視ということだ。エネルギー政策についてはバカばっかりやっているドイツなんだが。

 

川口マーン氏は日本についてもこのブログで苦言を呈す。

「今回、ドイツは“止むを得ず”と言って、これまでの脱石炭計画をあっさりと覆したが、やはり“止むを得ず”石炭火力を炊き増ししていた日本はというと、何も考えずに「石炭は悪」の掛け声に足並みを揃えていた。

そして、国際会議に出るたびに、カッコつけたがりの環境大臣(トラ注 小泉進次郎レジ袋大臣のことだ。小池アホ環境大臣の後輩だ。環境大臣にはアホ政治家ばかりが就任する!)はCO2排出を責められて萎縮し、帰って来ると、やけくそのように無意味なCO2対策ばかり決めている。せっかく日本人の代表として出かけていくなら、日本の“止むを得ない”事情を説明し、突破口を開く努力だけでもしてほしかった。

また、日本のクリーンで優秀な火力発電所を欲しがっている国は多いのに、現在、新規の建設にはすでに融資が大幅に制限されていることも、非常に残念だ。

ハンガリーのオルバン首相は、EUが5月にロシア石油のボイコットを決めたとき、国家経済に与える影響が大きすぎるとして一人で反対を貫き、最終的に例外措置を勝ち取った。日本の政治家にはドイツではなく、こちらを参考にしてほしい。」

 

要するに、電力ひっ迫は節約の問題ではない。エネルギー政策という国の政策の根幹の問題だ。それを節約だ、2000円のポイントだとうつつを抜かす日本の政府は、真面目にエネルギーのことを考えたことがないのである。左翼も左翼政治家もマスコミも財界もみんなエネルギー政策を真面目に考えない。

太陽光発電などは単なる儲け商売としてしか考えない体たらくではないか。

日本はいつからこんなバカばっかりになってしまったのだろう。

参議院選挙にも当然期待はできないよなあ。

 

<追伸>

G7の各国首脳が和気あいあいとウクライナを支援するつまり戦争を継続すると話すのを見ると、吐き気がしてくる。人殺しの為に議論をしている。恥ずかしくないのか。

まず停戦するためにどうするのか話し合えよ。

 

最低な英国ジョンソン。何も考えていないバイデン大統領。

いるかいないか分からない岸田首相。

ロシアのプーチンも入れて本気で議論して、停戦にこぎつけよ。