4波突入で突然東京の感染者数が1000人台を超えた。何か理由があるはずだ。

本当は感染者数でなく、疑似も含む陽性者のことだが、まだ五輪も始まっていないし、夏休みもお盆もまだだ。

近頃のワクチン接種数の大幅増が逆に感染者数を増やしているのではないのか。

 

英国ではワクチン接種がかなりの割合に上ったために感染拡大が起こっていると説明する人がいる。作家の加治将一氏だ。「ワクチンを打てば打つほど感染者が増える理由!」という題のYouTubeで。

ワクチンを打つともう感染しないんだと思うから、自由に動き回る。ワクチンを打っても感染が抑えられている訳ではない。感染しているのに症状がでないから動き回って、ウイルスをまき散らす。だから逆にワクチン接種が増えるほど感染数は爆発的に増えるんだと。

 

ワクチンについて、私は反ワクチン派なのであまり勉強していないが、一般の人もワクチンに関しては余り考えたことが無いんじゃないか。

ワクチンを打ったら重症化を防げるとは誰でも知っているだろうが、打ったら罹患しないと思い込んでる人も多いのではないか。みんな自分の感染発症だけ心配しているだけではないか。ワクチンはウイルスを殺すわけではないのだ。

 

「農と島のありんくりん」ブログから。

「…COVID-19は上気道という呼吸器系の上部で繁殖し始めるために、上気道に止まっていれば軽症ですみますが、その代わりウィルスは簡単に体外に出てしまって感染を拡げることになります。
軽症者や無症状者のほうが圧倒的に多いために、患者がキャリアーとなって感染を拡大します。

ワクチンは有効な対抗手段ですが、あくまでも体内に抗体ができる「だけ」のことです。「だけ」といってもこれは大変に偉大なことで、社会の感染拡大を阻止することが可能です。
しかしワクチンで抗体ができても、呼吸器表面のウィルスをワクチンで消滅させているわけではないので、ウィルスは残存し続けます。ただ罹らないだけなのです。」

 

農と島のありんくりん氏も「ワクチンで抗体ができても、呼吸器表面のウィルスをワクチンで消滅させているわけではないので、ウィルスは残存し続けます」という。加治将一氏と同じだ。

しかし、加治氏はだからワクチン接種で安心して動き回り、感染していれば周りを感染させてしまうと。

農と島のありんくりん氏は逆に、ワクチン接種で「社会の感染拡大を阻止することが可能です」という。

どっちが正しいのだろうか。

ワクチンがウィルスを殺すならワクチン接種で「社会の感染拡大を阻止することが可能」だろうが、ワクチン接種した感染者を野放しにして、どういうメカニズムで「社会の感染拡大を阻止することが可能」なんだかよく分からない。

 

現実は英国の例のようにワクチン接種で感染が大幅増加しているのではないか。

となると、ワクチンで感染拡大を阻止することが可能というのは、単なる気休め、護符に過ぎないのではないか。

ワクチンは自分の重症化を防ぐのであって、他人に感染させないのではない、ということを強く意識しておかないと、お盆の里帰りで田舎の爺婆がワクチンを打っていれば、若夫婦が接種してなくても、爺婆に感染しても重症化しないが、逆に若夫婦がワクチン接種して田舎の爺婆がワクチンを打っていなければ、感染確率はかなり高くなるはずだ。

しかし、政府は加治氏のような簡単な論理も「デマ」と否定するかもしれない。ワクチン接種が感染拡大させるなんて口が裂けても言えないだろうから。

 

反ワクチン派だからそんなことは私は関心がないが、本当に大事なことはワクチンより治療特効薬の取組み強化ではないのか。

感染者拡大、それも疑似陽性者の拡大に一喜一憂するより、罹ったら直すことのほうが大事なはずだ。

中国コロナの初期拡大時には、日本人が開発した特効薬が話題になった。レムデシベルとかイベルメクチンとか。今は誰も話題にしなくなったし、むしろ認可に誰かがブレーキをかけているような。

この状況を陰謀論風に言えば、治療特効薬が開発されたり、効果が出たりすれば困る勢力がいるということになる。それは当然ワクチン接種を世界に強制して、利益を上げている者たちであろう。

だから、彼らは反ワクチン運動を徹底的に抑圧し、デマだと政府やマスコミに言わせる。

ワクチン接種への不安は陰謀論者のデマに惑わされているだけだ、しっかり情報を確認せよと。

情報を統制しながら、都合のいい情報のみばら撒いてワクチン接種を強要し、ワクチンパスポートまで作って、反ワクチン者を社会的に息の根を止めようと画策する。

 

ワクチン信奉者はなぜか反ワクチン派を頭から情弱者と決めつける。最初から間違っている、と。これは米国大統領選挙の際の論争に似ている。

ケント・ギルバートや上念司らは、そもそも大統領選挙不正はなかったのだと。不正があったという奴らは証拠も何もないじゃないか(実は大有りなんですが)、裁判所で全て負けたじゃないか(裁判所の偏向は今大きな問題になっています)等々、決めつけばかりでまともな議論をしようとしません。彼らにはそう言うしかない別の理由があるのでしょうが。

今回のワクチン問題も反ワクチン派の極端な主張をバカにするたけで良質な反ワクチン論には耳を傾けようとしません。米国大統領選挙不正を主張しているのは頭のおかしいQアノンだけだというのと同じです。

 

 パチンコ屋の倒産を応援するブログはとてもしっかりした保守系のブログでいつも参考にしていますが、ワクチンに関してはちょっと偏り過ぎて反ワクチン派をバカにします。

例えば。

以下はある反ワクチン派のネット上の声です。

「初めに大阪です。4月でしたか一気にPCR検査数が数千から1万人を超えるようになりました。ソフトバンク系列の会社が大阪駅等で無料かつ保健所に陽性であっても通報されない(陽性であっても熱がなければ仕事ができる)PCR検査を実施したのです。
 大阪が終焉し今度は東京です。この検査方式を東京で実施していたかどうかは当方にはわかりませんが生活の苦しい留学生等にPCR検査を受けさせ陽性者数を拡大させたことは容易に想定できます。そもそもPCRをコロナ検査に使用するなとはPCR発明者の言です。
 7/7の厚労省資料でワクチン接種後の死亡者は556人だそうです。コロナ死者(病人)よりワクチン死者(健常者)の方が比率では高いのです。今後接種数の増大とともに拡大すると思われます。まだ治験が完了していないワクチンをコロナ死者が欧米比1/100の日本で実施しているわけで10年先には薬害エイズと同様の訴訟だらけになっていることでしょうね。」

 

これに対し、パチンコ屋の倒産を応援するブログ氏は次のようにバカにして書きます。

でました、キャリー・マリス。あ、PCR検査を開発したとされる人のことです。

どうも「コロナは存在しない」だの「ワクチンデマ」に引っかかっている人達はまずここからして頭が弱いのです。

そもそもPCRをコロナ検査に使用するなとはPCR発明者の言です。

そもそもキャリー・マリスさん2019年8月に亡くなってるんで、この発言が絶対にありえないんです。

「コロナは存在しないデマ」を垂れ流していた人達がその論拠の一つに使っていたと記憶していますが、こんなの自分でちょっと調べれば気がつく話ではないでしょうか?その程度も調べないんです。努力を怠っているんです。

また、ワクチン接種後の死亡者のうち因果関係がありそうだとなっているのはたった1件。ほとんどのケースは因果関係なしという判断になっています。

日本は高齢者が多い国なんですよ。人口も多い国なんですよ。

それで毎日高齢者だけでも2~3000人くらい亡くなってるわけです。そんな中で今年の2月から7月2日までのワクチン接種数(約5000万回)から接種後になんらかの理由で死亡が確認された人が556人ってむしろ少なくて驚きですよ。特に高齢者は元気だったと思っても翌日ぽっくりなんてこともおかしくないんです。

(中略)

するにこれ「ワクチン忌避者を増やしたい」のでしょうね。可能な限り国内を混乱させておきたいのでしょうか?そうでないとすればただのバカ。頭が悪すぎてお話になりません。

この程度の陰謀論、自分で1ミリも調べず伝聞だけのソースで不安を煽る。まさに先日書いた通りの「陰謀論にハマる程度のパターン」に収まってますよ。(後略)」

 

パチンコ屋の倒産を応援するブログ氏(以下パチ倒氏)にしてはかなり雑な論じ方に感じます。

最初に鬼の首を取ったように、浮き浮きして「でました、キャリー・マリス」と。キャリー・マリスを取り上げるのはバカの証明だと言いたいようです。

 

そもそもPCRをコロナ検査に使用するなとはPCR発明者の言です」という言を取り上げて、

そもそもキャリー・マリスさん2019年8月に亡くなってるんで、この発言が絶対にありえないんです。「コロナは存在しないデマ」を垂れ流していた人達がその論拠の一つに使っていたと記憶していますが、こんなの自分でちょっと調べれば気がつく話ではないでしょうか?その程度も調べないんです。」

と勝ち誇っています。

確かにキャリー・マリスは中国コロナ感染拡大前の2019年8月に亡くなっているので、「PCRをコロナ検査に使用するな」と言えるわけはありません。

しかし、これは単なるパチ倒氏の揚げ足取りに過ぎません。

というのは、キャリー・マリスは正しくは「PCR検査は感染症に使うな」と言っているのです。

PCR検査は犯罪捜査や出生前遺伝子診断などにも使われています。しかし、マリスは講演で繰り返しPCR検査を感染症の診断に使ってはならないと警告し、使い方によっては誰でも犯人にすることができると述べているのです。そして現在新型コロナウイルス感染症の犯人捜しをPCR検査で行っているわけです。

つまり、パチ倒氏が罵倒した「そもそもPCRをコロナ検査に使用するなとはPCR発明者の言です」というのはいささか間違いであっても、感染症の中に新型コロナは当然含まれるのですから大筋はまちがっていない、むしろキャリー・マリスの警告そのものなのです。

 

「こんなの自分でちょっと調べれば気がつく話ではないでしょうか?その程度も調べないんですか」とパチ倒氏は叱責していますが、これは調べるというより想像力・感受性・思考力の問題であり、パチ倒氏のほうが想像力・感受性・思考力に欠けていると言わざるをえません。

というより、パチ倒氏は誰に向けて書いているかといえば、反ワクチン派に向けてではなく、ワクチンを疑ってフラフラしている人に向けて書いているのです。反ワクチン派というのはこういうバカなことを書いている集団のことなんだよ、と。

 

反ワクチン派を否定しても構わないのですが、否定の論理が中途半端で誤魔化すとなると、人は杜撰な論理でもそれを信じてしまう。信用は誠実さから生ずるのにその誠実さに欠けていれば、パチ倒氏の信用さえ失われてしまうのに。

 

また、パチ倒氏は、「ワクチン接種後の死亡者のうち因果関係がありそうだとなっているのはたった1件。」と書いていますが、これもはなはだ杜撰な物言いです。

ワクチンを世界的に進めている現在、ワクチン接種後の死亡者のうち因果関係をワクチン実施者つまり政府が認めることなどあり得ないのです。単なる公式発表を信じてどうするのでしょうか。

上念司やケント・ギルバートらも大統領選挙に不正はなかったという理由として、当局(州務長官や選挙管理委員会等)が不正がなかったと発表しているじゃないか、としきりにバカげたことを言っていました。不正を企んだ当局が不正を発表する訳がない。それと同じではないですか。

 

「ワクチン接種数(約5000万回)から接種後になんらかの理由で死亡が確認された人が556人ってむしろ少なくて驚きですよ。特に高齢者は元気だったと思っても翌日ぽっくりなんてこともおかしくないんです。」

 

これはもう暴言の類いではないでしょうか。これまでのインフルエンザその他のワクチン接種で死亡した例は極端に少ないのに、新型コロナワクチンの死亡例は少し異常に多いと見るのが常識ではないでしょうか。それこそ少し調べればその異常性がすぐわかるというもんですが。

 

今やそういう常識つまりワクチンへの不安は、みんなデマであり、何の問題もないんだということで一蹴されてしまいます。河野大臣までが。これでは習近平の中国とどこが違うというのでしょうか。

 

酒の販売締め付け・禁止で西村大臣は総スカンを食いましたが、当然だとは思いますが、反対があればキチンと考え直す。これが健全な姿ではないでしょうか。反ワクチンを最初から陰謀論扱いせずに冷静に議論しておかないと後悔することになると思います。ツケを将来世代に残すなとはこのことでしょうに。