「ニューヨークやロンドンで、ワクチン接種で感染者が減少したって、マスク不要はおかしいよ、やはりマスクはすべきじゃないか」

と文句をつけているのではない。

米・英等でワクチン接種がかなり進んだといってもまだイスラエルを除き半数にも達していない。

それなのに、もう感染拡大つまりパンデミックは終わったような気分だ。

本当にワクチンが効いたのか。なんだか、ワクチン教の「お祓い」と祝詞(のりと)をあげただけじゃないのか。

 

今日の夕方のフジの「イット」も日テレ「エブリ」もニューヨークもロンドンも日常を取り戻し、マスクを外して飲食をし、闊歩する市民の喜びの姿を映し出していた。

 

ロンドンでは、パブもいつも通りとなり、劇場や映画館も再開、海外旅行も解禁されたという。

ニューヨークでは飲食店の深夜営業がOKとなり、また来月からワクチン接種者限定で劇場でのイベントが開催されるという。そしてこれらをワクチンで手に入れた自由と表現している。

しかし、最近はワクチン接種者が減少傾向にあるので、接種に様々な特典(宝くじ、ビール無料、フライドポテト無料等々)を付けて接種を促進しているとのこと。

 

国別ワクチン接種率は次の通りだ。

イスラエル 59%

アメリカ   37%

イギリス   30%

フランス   13%

日 本       1.4%

 

さて、ニュースを見ている限りでは「羨ましいなあ。日本も早くワクチンを打たなくちゃ」と思った人が大半だろう。

 

しかしである。天邪鬼の私は「なんだか変」と感じるのだ。そう思わないかい?

アメリカもイギリスもワクチン接種が進んだからといっても、まだ40%にも満たない。ニューヨークやロンドンの都市は50%以上の接種率になっているかもしれないが、ワクチンは自分が感染しないというバリアを張っただけだし、変異株に対してはこのワクチンは効き目がないと言われている。

しかも、ワクチンを打っていない市民もかなりいるはずだから、もし新型コロナの存在があるなら、ワクチン接種者以外にはもっと拡大するはずだ。

8090%の接種率にならなければ、日常を取り戻すなんて言えないのではないか。

だから、もっとワクチンをガンガン打たないといけない、危ない、なんて言いたいのではない。

だって昨日も書いたように、内海聡医師その他ワクチンなんて役に立たないといっているんだから。

 

今どの程度英米の感染者が減少したか知らないが、本当にワクチンのお蔭で「もう大丈夫」と判断したのだろうか。

そもそもロックダウンや自粛、ステイホームはやり過ぎだったといえないのか。「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」という可能性はないのか。

 

たかが、ワクチン接種率4050%で感染者は激減するのだろうか、そもそもの疑問なのだ。

感染者はPCR検査陽性者のことだ。何度もいっているように、PCR検査は当てにならない。疑似陽性が80%も出ると言われている。そしてマスコミや周りが騒いで、かつ濃厚接触者にされてPCR検査を受ければ多くの人間が感染者(疑似陽性者なのに)と認定されてしまう。

つまり、感染者数は人為的に増減してしまうかなりいい加減なものなのである。

だから、感染拡大は幻の可能性大ではないのか、といいたいのである。

そして賢い多くの市民はそのことに薄々気が付いている。

 

最近、緊急事態宣言を発出しても以前のような効果、つまり外出自粛が起こらず、政府や小池百合子をイラつかせている。

そして、彼らはいう。

「市民の感染に対する意識が低下している!」と。

もっと強権的に市民を懲らしめないといけないと小池らはいきり立つ

 

東京都は、西武(池袋本店、渋谷店)の高級品エルメス等のお店は、生活必需品を売っていないからと強制的に休業させた。一度は開けたのだが。

小池百合子知事が「高級衣料品は生活必需品に当たらない」とコメントし、営業エリアを拡大する百貨店に釘を刺したからだと報道されている。

何という小池という女はバカなんだろう。

高級品にのみ新型コロナウイルスがいっぱい付いているとでもいうのか。

そもそもの目的は人を密にしないことだろう。高級衣料品に群がる奴なんているのか、中国人じゃあるまいし。金持ちは静かに買うだけだろう。エルメスに客が群がっているはずないだろう。

「高級衣料品は生活必需品に当たらない」から休業せよ、という発想自体が、コロナ対策として説得力ゼロなのである。

 

つまり、小池の強権発動の目的は「高級衣料品」云々では全くない。感染者を減らすために都民よ外出するな、俺の言うことを聞け、という命令に誰も従わなくなったことに小池百合子はイラついて、文句のある奴はぶっ潰す、と西武百貨店をやり玉に挙げたのである。小池のイライラがこういうバカなことを要求させるのである。

 

しかし、一般都民はもう小池の脅しには従わない。コロナ拡大が嘘っぽいことを肌で感じ始めたのである。

だから、ニューヨークやロンドンの日常を取り戻したのはワクチンを接種したからだ、なんていうのは全くまやかしなのである。ワクチンなど打たなくても日常は取り戻せるのである。

しかし、感染だ、感染だと騒ぎ過ぎたから、ワクチンという「お札(ふだ)」にすがっただけなのである。もっともワクチン接種をさせたがる黒い勢力もいることだろうが。

 

早く目を覚まさないと日本はこれまで以上に没落していくだけだ。

没落して喜ぶのは、権力を振るえる者だけだ。

このコロナのお蔭で、超法規や強権が簡単に振るえるようになってしまった。

だから、コロナ禍を早々解決したくないのかもしれない。