違法の可能性もある緊急事態宣言に伴う小池百合子の強権施策に、多くの施設は右へならえとばかりに粛々と従ったようだが、浅草演芸ホールや鈴本演芸場・新宿末廣亭らは堂々と「社会生活の維持に必要なもの」だからと緊急事態宣言期間中も公演を続けることに決めたという。拍手!

 

「多くのイベントや公演が中止となる中、東京・浅草の浅草演芸ホールは24日、公式サイトで、25日以降も上演を継続することを発表した。
東京都から「無観客開催」の要請があったことを明かした上で、「『社会生活の維持に必要なものを除く』 という文言があり、大衆娯楽である『寄席』は、この『社会生活の維持に必要なもの』に該当するという判断から、4月25日以降も通常通り営業することといたしました」と宣言した。感染予防対策として、定員の50%以下で営業することや、開演前の客席等のアルコール消毒、仲入り時の館内の換気の徹底を実施するという。
東京・上野の鈴本演芸場も「東京寄席組合(鈴本演芸場・新宿末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場) 及び一般社団法人落語協会・公益社団法人落語芸術協会にて協議の結果『寄席は社会生活の維持に必要なもの』と判断し『425日以降の公演についても予定通り有観客開催』と決定いたしました」と発表。新宿末廣亭もツイッターで興行の継続を発表した。」

(引用終り)

 

グローバルダイニングは当然緊急事態宣言下における休業や営業時間の短縮要請には応じない。ガンバレ。

「イタリア料理店「カフェ ラ・ボエム」などを運営するグローバルダイニングは23日、緊急事態宣言下における休業や営業時間の短縮要請には応じない方針を示した。ただし自治体が休業などの「命令」を出した場合は従うという。」

 

この強権すぎる小池百合子の措置に対して、弁護士楊井人文氏は違法の可能性があると訴える。

「東京都は昨日のモニタリング会議で病床使用率30%台、国の指標でステージ3相当との判断を自ら示しています。この状況下で休業要請などの私権制限を行った場合、特措法上の緊急事態宣言の発令要件を満たさず、違法の疑いが生じるでしょう。」

 

また識者も左右を問わず今回の小池の措置に批判的だ。

 

小林よしのりブログ

3度目の緊急事態宣言、その狂気。
2週間後に1日「たった」2000人という予測で怯える狂気。感染対策より人流という狂気。百貨店に120万円の協力金という狂気。酒を出す店は潰れろという狂気。

変異株に怯えて発狂した連中。
新たな煽りネタ・変異株に歓喜するモーニングショー。変異株は子供にも感染と力説する脳異常。豊中小学校PCRで陽性率15%のごく当たり前の結果。

 

・茂木健一郎氏のツイート

「これ、どんな意味があるのか?都、国とも、ろくな仕事をしないで、都民、国民にだけ科学的根拠の薄弱な要請ばかりして、いい加減にしてほしい。消灯するのは知事室の明かりだけでいい。」

 

・有本香氏のツイート

「他のことでは考えを異にする茂木健一郎さんと、この件では意見が完全に一致する。豊洲市場問題の時と同じ、科学的根拠ゼロのまさに政治的暴挙。都庁(特に知事室)の灯りだけ、ずーーーっと消したままにしといたらいい。さもないと、ウイルス以上に多くの人の命を失わせることになりかねないから。」

 

・百田尚樹氏のツイート

「もう炎上覚悟で言うが…
緊急事態宣言は明らかにやりすぎ!コロナの死者より、破産者による自殺者の方が多くなる。
政治家とか役人は自分のふところはまったく痛まないから、なんだってやれる。
もし、緊急事態宣言を出せば、知事も市長も役人も給料半額というルールがあれば、簡単にはやらんやろな。」

 

・門田隆将氏のツイート

「緊急事態宣言が3度目発令。台湾、ベトナム、豪、NZ…入国者に自己負担で“厳格な2週間隔離”を実行する国だけがコロナ制御に成功しているのに未だザル入国の日本。この5か月で外国人計181600人入国で二重変異株まで流入。それでも菅−田村体制に負担を強いられる国民が哀れ」

 

・村西とおる氏のツイート

「この一年間のコロナ禍にあっても大学生以下の生徒に一人も犠牲者が出ていない。なのにもかかわらず知事たちは「やってます」をアピールせんが為にまたぞろ部活動の自粛を求めている。国立感染医療センターによれば中等度以上のうつ状態の子供が高校生30%、中学生24%で小学校46年生15%、国が亡ぶぞ。」

 

この流れからすれば、小池に批判的な若者たちは意図的に街に繰り出すかもしれない。

逮捕するのか?

それとも、ネオンの消えた渋谷・新宿にはい出るのは、秋田のなまはげの如く「悪いこどもは居ねがー」と探し回るマスコミ・クルーと嫌々の監視担当都庁職員だけになるだろうか。