2019年に行われた「あいちトリエンナーレ」の展示内容が、慰安婦を表現した少女像や昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品など余りに反日的で酷く、しかもそんなデタラメに公金を支出することに何ら責任を感じない大村愛知県知事に対して、「高須クリニック」の高須克弥院長らが代表となって大村知事のリコールを求めた署名活動だったが、こんなひどい結果となるとは保守派の誰も想定していなかったことだろう。

 

この大村リコール署名偽造問題ですぐに思ったのは、米国議事堂乱入事件である。公式にはまだ認められていないものの、左翼民主党の陰謀であり、ワシントンDC市長と警察がグルになってBLM等がトランプ支持者を装って乱入し、民主主義の破壊だとペロシが騒ぎ、トランプ大統領を二度と公職に付けさせまいと弾劾裁判の根拠にしたのである。これは明らかに陰謀だったから、真実の捜査はその時は全く行おうとしなかった。しかし、今やボロが出まくっているのである。

敵の内部に忍び込んで破壊工作を行うのは、敵を倒すためによく使われる。特に左翼が目的のためには手段を選ばないから、何でもありなのである。だから、米国議事堂乱入事件ではその工作が堂々と行わた。

 

今回の大村リコール署名偽造問題も当然左翼の破壊工作が疑われる。

署名435000筆のうち約83%に不正の疑いが判明し、無効が疑われる数が362000筆ということだから、正規な署名者はわずか7万3千名にしかならないということだ。リコール成立に必要な数は86万5千筆だから、不正を入れても約半分、それらを除けばリコール必要数のわずか8.4%だ。

 

私はこの署名偽造は当然このリコール活動を破壊し、それ以上に保守派特にマスコミ的に目障りな高須克弥氏を追い落とす陰謀であったと考えている。

米国大統領選挙の投票不正のバイデンバージョンだ。つまり、有効署名を廃棄し、不正署名を積み上げて、不正署名だらけにしてしまう。

しかし、この不正工作は、米国大統領選挙の投票不正を真似たものではないようだ。不正は日米並行して行われたが、リコール署名は114日に提出されているから米国大統領選挙の投票不正がまだ明らかになっていないときに、既に日本でも謀略は着々と行われていたのである。

 

大村愛知県知事自ら記者会見で、米国大統領選挙の投票不正になぞらえているのは意味深である。工作の効果を大村が狙っていたかのような…。

「…まさにこれは民主主義に対する重大な脅威だと、民主主義への挑戦だというふうに言わざるを得ない。民主主義の根幹を揺るがす由々しき事態だと言わざるを得ないというふうに思っております。

なお、私からさらに申し上げますと、年明けの1月にアメリカで連邦議会を襲撃するという大変なゆゆしき事態が起きました。 このアメリカで起こった議会襲撃事件と、私はシンクロしているというふうに思わざるを得ません。 まさに民主主義を破壊する行為だと、民主主義への重大な挑戦だというふうに思います。 

私はアメリカの事件と今回のこの事件というのか事案というのかあれですけれども、確かに対応は違うかもしれませんけど、民主主義への脅威、民主主義を破壊する行為だということについては同じだと思います。 民主主義への重大な挑戦だというふうに思います。」

 

日本のペロシの如き言い分である。この記者会見ではまだ県警の捜査がなされているわけではなく、まだ調査の段階、疑惑の段階だったのに、高須、河村市長をトランプ大統領の如く首謀者扱いしているのである。大村も何か知っていることが疑われる。

 

「このアメリカで起こった議会襲撃事件と、私はシンクロしているというふうに思わざるを得ません。」という大村の言い分はまさに言いえて妙だ。

つまり、突入事件も左翼の陰謀ならば、リコール偽造も左翼の陰謀なのである。大村の言う通りシンクロしているのだ。

 

リコール署名の偽造は確かに行われたのである。問題は誰が指示したのかである。

高須氏や河村市長ではありえないのである。トランプ大統領と同様に保守派はそういう姑息な手段を使わないし、「目的のためには手段を選ばない」という思想は保守派にはないのである。

これは左翼に典型的な思想・行動方針なのだ。レーニン、スターリン、毛沢東らの行動方針なのである。こういう行動を取らない保守派は、だからいつも左翼に敗北するのである。

 

この不正工作の一番のキーマンは「愛知100万人リコールの会」事務局長の田中孝博という男だ。彼は愛知県議を2期(新進党出身)務めて今回事務局長となっている。前から保守派とはいえないようだ。

 

この不正、直接には、名古屋市の広告関連会社が下請け会社を通じてやらせたことになっているが、この金の出どころ、つまり事務局長の指示・発注があったかどうかが焦点だ。

怪しいのは広告関連会社である。もしここが不正の中心点なら、嘘でも事務局長の指示・発注があったという可能性がある。

 

田中事務局長は16日午後、愛知県庁で記者会見に応じ、「事務局として(広告関連会社に)発注も依頼もしていない」と述べ、経緯については調査中としながらも、「署名簿の一部が九州でつくられたのは事実だろう」と語ったという。

愛知県のリコールに関して、「署名簿の一部が九州でつくられたのは事実」というのはおかしい。この点は田中事務局長を疑うところだ。

 

しかも、記者会見で変なことを語っている。

「…署名簿の一部が九州で作られたとの自身の説明を一部修正し「使い物にならない署名があり、廃棄したことは間違いないが、佐賀で署名が作られたとは確認していない」と主張した。

 田中事務局長は、大半の市町村で署名集めが終了した後の昨年11月1日、署名簿の一部に印鑑が押されていないなどの不備が見つかったため、選挙管理委員会には提出せず、そのまま廃棄したと説明した。」

 

「大半の市町村で署名集めが終了した後の昨年11月1日、署名簿の一部に印鑑が押されていない不備が見つかったため、選挙管理委員会には提出せず、そのまま廃棄したと説明した」という点だ。

署名集めが終了した後の昨年11月1日に、事務局長又は事務局関係者が署名簿をチェックしたということが本当なら、「署名簿の一部に印鑑が押されていない不備が見つかった」ことより、約83%に不正があったことのほうが容易に見つかるはずだ。バイトが何百人もの名前を書いたと言われているのだから、同一筆跡の不自然さに気付くはずで、印鑑が押されていない不備よりももっと問題視しなくてはならない。

そのことに気が付かずスルーしたのは、スルーすること自体つまり不正署名を署名簿に大量に入れ込むことを確認していたことの証左といえるのではないか。

 

つまり、「署名簿の一部に印鑑が押されていない不備が見つかった」という言い方は、大量の不正署名に気がついても指摘しなかったことの証拠といえる。

逆にその時点で廃棄したのは、正規な署名のものではなかったか。つまり、いくら愛知県が左翼県であるとはいえ、正規な署名がわずか7万3千筆しか集まらなかったということ自体が異常なのである。

トランプ大統領選挙でトランプ票を大量に捨てたと同じことがここでも起きていたのではないのか。

 

昨日のバイキングモア(2021.2.23)は、このリコール偽造疑惑を扱っていたが、とても正直な議論をしていたようだ。

坂上忍

「僕高須さんと何回もお話しさせているんで、高須さんは自分の主張ははっきり言うけれども、ここはあまりよろしくなかったなって思ったらそこは潔く謝れる方でもあるので、だから高須さんがこんなこと(不正)に関わるとは、僕はちょっと思えないんですけど」 

ブラマヨ小杉

だから、こんなん絶対バレるやないじゃないですか偽造だったら。まぁそうなると、テレビの見すぎかもしれないですけど、送り込まれてきたスパイが(不正を)やったんちゃうかとか、これ(高須)潰しみたいな人間が居たんちゃうかとか思ってしまうくらい杜撰な方法というか」 

坂上忍

ちょっと闇を感じるんですよね今回のこれって 

泉宏(政治ジャーナリスト)

「(中略)それを邪魔する勢力がやったのかとかね、それこそ今言われたようにね()だからどこがっていうのはね逆にいうと政治的に見ても非常に闇が深いですね」 

弁護士横粂勝仁

なんらかの知識があって、組織があって、ちょっと組織がかり的にやったのではないかと疑念が生じるくらい大がかりな犯罪かなと思います 

坂上忍

「あくまで可能性としてですけど、ボランティアの中に(スパイが)紛れ込んでる可能性はあるの? 

横粂勝仁

「ありえますね。リコール団体も選挙応援の選対も似たようなもんでいろんな人が入ってくる (中略)そういったもので誰がいるかすらわからず変な意図を持った方が入りやすい 

坂上忍

「小杉くん、闇が深いって言われてちょっとドキッとしちゃうけど、高須さんの対応ってほんとわかりやすいですね() 
(
引用終り)

 

こんなん絶対バレるやないじゃないですか偽造だったら」とブラマヨ小杉がいう。

そのとおりだ。83%の偽造なんて多すぎるのである。つまり、これは左翼にとって、謀略工作を仕掛けた方にとって、偽造がバレないと困るのである。リコールをぶち壊し、保守派を貶めるという目的がバレないと達成できないのである。

だから、坂上の「ちょっと闇を感じるんですよね今回のこれって というのはまさに正論だし、こういうバラエティー番組しか言えないことなのである。

 

そういえば、大統領選挙不正について、日本では全てのテレビ局がまともに報道しなかったのだが、一局だけしっかりと報じた局があった。テレ東である。しかし、残念ながら報道番組ではない。「関暁夫のやりすぎ都市伝説」という番組だ。つまり、左翼がからむ政治の闇は日本では、「信じるか信じないかはあなた次第」という逃げ場のあるバラエティー番組でしか真実が伝えられなくなっているのである。

 

この大村リコール署名偽造問題を必ず左翼の陰謀だという奴らが出てくるからと、先回ってこの陰謀論を否定するつまらない人間もすぐに現れる。

コラムニスト小田嶋隆という奴が「「陰謀論」×「虚偽署名」の悪夢」というコラムをさも自分だけが騙さないぜ、と偉そうに書く。

 

「…これは公的な制度をハッキングした一種のテロ行為に近い。しかも、その極めて政治的な敵対運動に、現職の(しかも同じ県内の)市長がかかわっていたというのだから、これはもはや「陰謀」とでも呼ぶほかにどうしようもないではないか。

 しかし、さらにおそろしいのは、自分と相容れない考え方をそのまま「陰謀」と決めつけるタイプの政治手法が、いまや世界中で巨大な力を発揮しつつあることだ。

 直近の例では、アメリカ合衆国の大統領選挙という世界でも最も峻厳な投票システムをつかまえて、そこに「不正」が介在している旨を主張する極めて粗雑な陰謀論が跳梁跋扈している。

もちろん、対抗措置として、米国の報道機関や司法機関が、総力をあげて陰謀の存在を否定する証拠を提示している。私の見るに、ここで掲げられている「ファクト」は、質量ともに実に膨大かつ堅固なものだ。が、しかし、それでもなお、残念なことに「陰謀」説は、まったく根絶できていない。

 どうやら事実は幻想には勝てないというのが、インターネット時代の新しい常識であるようで、実際、数にすれば何千万人という米国人が選挙不正の陰謀論を頑なに信じていたりする。

 今回の愛知県リコール運動でも、最終的によくわからないのは、不正な署名を集めていた人々が、何を目的に大村知事を排斥しようとしていたのかという最も基本的なポイントだ。

 その答えは、インターネット上に流布している「陰謀」だ。

彼らは、それらの大村氏がかかわっていると信じる陰謀(←いくつもある)を阻止するために、手段を選ばない正義の戦いを実行していたようなのだ。おそろしい世の中になったものだ。」

(引用終り)

 

このバカ男小田嶋隆が全く信用できないのは、未だに米国大統領選挙に不正はないと信じているようなのだ。情弱そのものとしかいえない。

「アメリカ合衆国の大統領選挙という世界でも最も峻厳な投票システムをつかまえて、そこに「不正」が介在している旨を主張する極めて粗雑な陰謀論が跳梁跋扈している。」

「大統領選挙という世界でも最も峻厳な投票システム」ってどこをみて言っているんだ。ドミニオン不正やバイデンジャンプを知らないのか。どこが最も峻厳な投票システムなんだ。バカじゃないのか。知ってて知らない振りなのか。

こういうアホは、不正を批判する者を単純に「陰謀論者」と批判して事足りていると思っているようだ。それこそがバカの証明だろうに。

 

世の中には陰謀などない、というのがこの男というか左翼の理論だ。陰謀をする奴らがそういうんだから、陰謀はあるに決まっている。

最終的によくわからないのは、不正な署名を集めていた人々が、何を目的に大村知事を排斥しようとしていたのかという最も基本的なポイントだ。」

 

何をねじくれたことを言っているのか。

不正な署名を集めていた人々が、何を目的に大村知事を排斥しようとしていたのか」じゃないだろう。

不正な署名を集めて大村知事を排斥しようとしていたのではなく、不正な署名を集めてその罪を高須氏になすりつけて大村を守り且つ保守派を追い落とそうとしたのだろう。しかし、そういう発想はこの男から絶対に出てこない。つまり左翼は悪いこと、不正なことはしないと思いこんでいるか、そういう発想つまり左翼の陰謀という発想自体を潰したいわけだから、頓珍漢なことを「最も基本的なポイントだ」なんぞと言うしかなくなるのである。

 

ついでに言うと、このコラムニスト小田嶋隆が左翼だとはいままで知らなかったが、こういうコラムは逆に自分の正体を露わにしてしまうのである。今回の大統領選挙のコメントの失敗で上念司やkazuyaの正体がばれてしまったのと同じだ。

 

最後に繰り返す。

この問題のキーマンは田中事務局長と広告会社の社長だ。これれまでの報道を読む限りでは、田中事務局長が一番怪しい。この男の裏人脈を調べるべきだ。広告会社の社長は単なる実行者。金で動いているだけだう。この男は誰から指示されたかすぐに自白するはずだ。

問題は指示者が、高須氏から指示されましたと嘘をつく可能性が大だ。そうなると病の高須氏は心労とストレスで死んでしまうかもしない。高須氏を助けるためには、逆に左翼の工作が明らかにされることだ。

しかし、愛知県警の捜査は信用できない。愛知県警のトップは大村愛知県知事だからだ。これはアメリカも同じで、県警本部長も知事の指示に従うに違いない。大村は先に引用したように、高須、河村を首謀者にしたくてしようがないのだから。

 

トランプ大統領もそうだが、総じて保守派は脇が甘すぎる。左翼に付け入る隙(すき)がありすぎる。これでは左翼に負ける。左翼は強固な思想と組織を持っている。そして何をしても許されると考えている。これでは保守派は負けるしかない。ここが保守派の一番の弱点だが、これを破れば左翼と同じ不道徳・不正義の輩に墜ちてしまう。保守が保守でなくなってしまう。保守派が戦うのは本当に難しいのである。