毛沢東のやった百家争鳴運動(1956年)は、「「中国共産党に対する批判を歓迎する」という主旨の内容であり、これを受けて国民は様々な意見を発表したものの、百花運動の方針は間もなく撤回され、結局この運動に釣られて共産党を批判した者はその後の反右派闘争で激しく弾圧された。毛沢東が反対派を炙り出すための巧みな罠だった。」(「戦車兵のブログ」より)

 

今菅首相が任命拒否した日本学術会議会員反対運動が、図らずも毛沢東の百家争鳴運動、毛沢東の反対派を炙り出す効果と同じものを生み出しているようだ。

続々と任命拒否への反対・抗議の声明を出す団体や個人が表れている。こんな人達までと。

 

「日本物理学会や日本数学会、日本地球惑星科学連合など自然科学系を中心とする93学会が9日、理由を説明しないまま候補を除外した政府に対し、「任命されなかったことに憂慮している。対話による早期の解決が図られることを希望する」とする緊急声明を発表した。」

任命拒否は学問の自由を脅かすと言うのは、まさに何も考えていない証拠、赤い政治団体に指示されたということを覗わせる。

 

中には「赤い空気」に逆らえないとか皆がやっているからとか、何だかわからず流行だから反対声明を軽薄にも出した学者団体もあるだろう。昔、私も小学4年生の時、小学校で安保反対デモまがいのことをみんなでやった記憶がある。単に流行っていたからだね。

 

しかし一応学者団体なんだから付和雷同したなんて言い訳は許されない。つまり、この赤デミーの日本学術会議に賛成している、反権力、親中・反日という姿勢に賛意を表しているということになる。

まさに、日本の学者連中の大多数は左翼に牛耳られているということが、日本学術会議会員任命拒否反対運動によってよくわかったのだ。これは企まずして毛沢東の百家争鳴運動と同様の効果を表わしたものであり、彼らからすればヤブヘビの大失策といえるのではないか。

 

この赤い日本学術会議の成果として、レジ袋有料化や緊縮財政、消費税増税、復興増税なんぞを提言しているそうだ。こんな馬鹿げたことを提言するなんて学者の風上にも置けないぜ。

 

一番アホなのは、今回拒否された立命館大の松宮孝明というバカ教授だ。

「学者は理不尽なことを言われて、「はいはい分かりました」と言うことは聞きません。学者と学術会議をなめていたんでしょう。」と松宮。

つまり、逆に言うなら、この男、当然会員になれるものと、政府と菅首相をなめていたということになる。

日本学術会議連携会員のなかには、堂々と華為技術日本(株)の顧問をしている奴もいるのである。

 

日本学術会議の見直しは必至だ。これはあいちトリエンナーレと同じ構図なのである。

別に日本学術会議はそのままの団体でいいが、国費は一切支出しないとすればいいだけの話だ。大いに日本批判、親中国研究をすればいい。ただし、他人の研究にまで口出しすることなく。

 

あいちトリエンナーレが問題になったのは、税金を使って反日や昭和天皇侮辱行為を行っていたことがよくないのであり、自分たちの金を使って展示会をするのは日本では自由なのである。

 

何しろ任命拒否に反対する理由が「学問の自由を脅かす」では弱すぎる。このまま反対運動が続けば、必ず日本学術会議は廃止される。早く矛を収めたほうが傷が浅くて済むはずなのだけど。