30年前に流行ってもう聞き飽きた「行政改革」「構造改革」。今そんなことが問題なのだろうか。

河野行革大臣も、どうでもいいハンコ廃止に大はしゃぎだか、何だかずれているんじゃないのか。

ネットにまともな意見が。

「小さい事からコツコツとってのは判るが、フォーカスがズレてる気はするな・・そこかよ!って感じ」

 

ホント下らないことに大騒ぎ。河野大臣をこんなどうでもいい仕事をさせるのは勿体ない。
新内閣の目玉としてはしょぼすぎる。何かを誤魔化そうという意図がありあり

河野大臣にもこんなことを真面目にやって欲しくない。

日本の外交・国防をどうするかと考えていた大臣が、今はハンコを如何に早く廃止するかに頑張っている。行革なんていま騒ぐほどの問題が起きているのか。

その内、蓮舫のようなコスト節減、緊縮財政に張り切るという国民騙しを河野が始めるのだろう。菅も何考えてんのか。

 

菅新総理のやっていることは、急に社長になって何か目玉の施策を社員に訴えないといけないと頑張っているが、社員から呆れられている姿を彷彿とさせる。

しかし、マスコミは余り叩こうとしない。もちろんスタートしたばかりだから、様子見とはいえ、マスコミも新総理がうまく内閣を操縦できるか、心配そうに見守っている感じ。菅にとってはとてもありがたいはずだ。

 

今菅総理の一番の問題は、竹中平蔵やデイビッド・アトキンソン、新浪剛史らと新自由主義者たちと積極的に会って、安倍政権が続けてきた路線を更に強化しようとしていることだ。

菅は「スピード」を強調するが、いいことはスピードを上げて実行していいが、悪いこと、慎重に考えるべきこともスピードを上げると困るのである。

 

竹中平蔵はテレビ番組でベーシックインカムを提唱したらしい。

「毎月7万円のベーシックインカム」を導入することで「生活保護が不要になり、年金もいらなくなる。それらを財源に」と。

たった7万円をもらって、既存の社会保障政策は大幅に縮減するのである。年金も健康保険も生活保護も大幅に減らすつもりだ。緊縮財政のために。

何も知らない菅が、竹中平蔵に唆(そそのか)されて、こんな問題の大きいベーシックインカム政策を論議も適当にして、単にスピードが大事だなんて言って、簡単に実現されては国民は大迷惑を被るのである。

 

そして日本を潰しにやってきたアトキンソン。

今三橋貴明氏がアトキンソンの中小企業潰せ政策の批判を継続しているが、これも何もわからない菅が口が達者なトキンソンにまるめ込まれて、「それはいいことだ、スピード感をもって進めよう」なんてやるのは大迷惑なのだ。

三橋氏は言う。

「…こいつら(菅総理、アトキンソンら)が、心底から「頭がおかしい」と思うのは、まずは、

「中小企業の定義がどうであろうとも、規模の拡大に動く、動かないは、経営者の勝手。それにも関わらず、規模拡大を強制する政策は、憲法で保障された経済的自由権の侵害

であること、つまりは憲法違反であることを理解していない点です。

さらには、
政府の役割は、企業が中小企業の定義から外れても、規模拡大に動く「魅力的、安定的、継続的に拡大する需要」を創り出すことであるが、それを完全に怠っている」
という点も、普通に「バカ」としか表現のしようがない。

 いや、もちろん「緊縮ありき」の政策になってしまうため、中小企業に規模拡大を「促す」需要拡大政策は採れないわけです。その上で、コロナ恐慌下で中小企業の保護を緩和し、「潰れるべき企業は潰れろ」とやらざるを得ない。大本が間違っているから(わざとでしょうが)、全てが狂う。

 過去、二十年以上、日本で展開された「頭のおかしい構造改革」そのものの流れです。

 そもそも、何ゆえに我々中小企業の経営者が、政府から「規模を拡大しろ」などと強制されなければいけないんだ。繰り返しますが、菅政権が始めようとしている中小企業再編ならぬ「淘汰政策」は、経済的自由権を侵害する憲法違反です。」

(引用終り)

 

ハンコ廃止や携帯電話利用料の値下げの裏で、菅首相がこそっとやろうとしているのは、社会保障費の縮減や中小企業潰しなのである。つまりハンコ廃止は国民の目くらましなのだ。

マスコミもいい加減気付いてしかるべきである。何だか本気で菅に期待しているようだから無理だけど。

 

 

ついでに、最新の保守系月刊誌WILLHanadaの呆れた安倍ヨイショ記事満載は左翼でなくても鼻白む思いである。

いくら病気で途中辞任したとはいえ、余りにあからさまな安倍礼讃記事は。それと菅へのヨイショ。

安倍首相の実績全てを否定するわけじゃないが、いいものはいい、問題はここ、と指摘するのが保守派言論人の役割だ。靖国参拝とか戦後70年談話に文句を付けていたんじゃなかったのか。

これでは保守系雑誌が泣きますよ。西尾幹二先生も怒り狂っているんじゃないでしょうか。保守は熱狂を嫌うんじゃなかったですか。保守は中庸を行くんじゃなかったですか。

 

月刊WiLL最新号:202011月号

総力特集 世界中からエール 身命を賭した安倍総理の光輝
・橋本琴絵精神の高潔 安倍総理はなぜ硫黄島の地に伏したのか
・櫻井よしこ・ケント・ギルバート朝日調査 安倍評価71%の意味 国民は安倍さんを待っている
・阿比留瑠比・小川榮太郎安倍総理が日本を取り戻してくれた
・髙山正之・武藤正敏安倍外交の勝利 もう中・韓のゴリ押しは許さない

・兼原信克歴史的な大宰相として名が残る

・石 平/WWUK…中国も韓国もネットは安倍賞賛の嵐
・世界の要人から寄せられた安倍総理へのエール&イヤミ甘辛問答
・石原慎太郎・亀井静香シンゾー・信長の次は菅・秀吉だ
「次は菅さんに任せたい」
・和田政宗私がやるしかない 菅新総理の決断
・藤井厳喜・髙橋洋一菅さん、切れ者の仕事師ですよ
・菅義偉令和の時代政治を前に! (再録)

 

月刊 Hanada 最新号:202011月号

【総力大特集 永久保存版 ありがとう安倍晋三総理】
・森喜朗 朝日新聞は安倍総理に詫びよ! 三度目は大いにあり得る!
・櫻井よしこ 戦略家、安倍晋三 獅子奮迅の働き

・小川榮太郎 菅義偉総理への進言 理想的な総理への道
・谷口智彦 安倍総理における孤独と達成
・石橋文登 安倍「一強」は今後も続く 電撃退陣の内幕
・大下英治 ふたりの怪物 菅義偉と二階俊博 
・山口敬之 「菅総理誕生」影の立役者は麻生太郎
・松川るい 安倍総理がいたから私は政治家になった
・長谷川幸洋×高橋洋一 アベノミクスの評価は空前絶後のトリプルA

・藤原かずえ 安倍政権こそ弱者に寄り添った
・長谷川幸洋 安倍退陣が炙り出した左翼の劣化
・八幡和郎 海外メディアも大絶賛!ノーベル賞級の安倍外交
・金美齢 安倍さんに贈る言葉は「日はまた昇る」

・堤堯×久保絋之 【蒟蒻問答】安倍晋三は日本の"お宝"だった
・世界各国首脳が惜しんだ安倍総理辞任

 

この記事一覧を見て、今回ばかりは全く買う気を失った。

「長谷川幸洋×高橋洋一アベノミクスの評価は空前絶後のトリプルA」なんて、バカじゃないのか。