ここは一つ強行採決すべきだった。唐突な捏造世論とフェイク工作を闇の左翼勢力が仕掛けてきたのは見え見えなのに、政権党は何ら対抗手段を取ることもせず、実体のない幽霊のような敵に対して、安倍首相はへなへなと左翼の軍門に下ってしまった。情けないというしかない。
(私は安倍晋三など支持していないんだが、左翼攻撃される安倍を見るとつい応援したくなるのである。)
9月入学のような日本文化に直結し、企業も社会も子供たちにも悪影響しかなく、高々一部の留学生と移民受け入れ大企業にとってのみしか効果がないような、そして多くの国民がはんたいするような9月入学制度には、強権をもって突破しようとする安倍首相。なんだかやることがチグハグすぎないか。
検察庁法改正案については、どうしても強行採決してほしかった。
それは、先回ブログでも書いたように、左翼の目的は「検察の独立」を守るなんていうことでは全くなかった。たまたま都合のいい黒川高検検事長の問題が転がっていたから、それを利用したまでのことだった。
この工作の目的は、捏造ツイッターがどこまで政治的力を発揮できるかの実験であった。そして、その際デュープス芸能人を総動員して、バカタレントの政治的活用法を実験することであった。
もし、政権と自民党がこの捏造陰謀工作をそのように見切っていれば、一つも怖くはなく、むしろキチンと叩いておかなくては、次からは成功したその手を左翼は何度も使ってくることは明白なのだ。
政治とは戦争ではないのか。目先の闘いも大事だが、長期的展望に立って戦うことの方がより重要だ。
左翼はこの捏造工作がこんなにも効果が上がり、成功するなど思ってもいなかったに違いない。というのも、工作自体が杜撰で、リツイート数などは調べればほとんどスパムなのはばれてしまうからだ。
しかし、左翼はそんなことは承知で工作を仕掛けてきた。ダメで元々だからだ。つまり、犯人が曖昧だから、政治的にも社会的にも犯人が見つかったとしても、左翼の中枢は打撃を被ることが無いからだ。
だからこそ、安倍首相はこんなバカげた工作を許してはいけなかった。叩き潰すべきだったのである。
安倍の一番のダメなところは、敵と戦わないことである。じっと我慢して、相手が勝手にこけるまで待っている。自分から戦いに行くことはしない。これでヒトラーになぞらえて独裁者と呼ばれているのだから不思議でしようがない。独裁しない独裁者なんているのだろうか。
まあ、強行採決をやめたけれど、立憲民主党に一矢報いたのは面白かった。
立憲民主党や社民党の支持団体自治労が要望していた役人の定年延長法案である国家公務員法改正案 も道連れに見送りにしてしまったことだ。
枝野が悔しそうに、ツイートしている。
「全会派が賛成している国家公務員法部分まで先送りにするということは、先送り判断自体が、国家・国民のための判断でなく、(世論・選挙が怖いという)党利党略に基づく判断であると認めることに他なりません。」
国家公務員法部分まで先送りにするということは、党利党略だと文句を言っているのだが、検察庁法改正案に反対すること自体がそもそも「党利党略」だったのではないか。
目糞鼻糞を笑う。である。
枝野も自治労委員長からこっぴどく叱られたことだろう。そもそも立憲民主党は検察庁法改正案に率先して反対していた訳ではなく、立憲民主党にとってすら唐突な左翼の捏造世論工作に振り回されたんだから、自治労に叱られても返す言葉がなかったのではないかと忖度するのである。
まあ、座間見ろ、ということか。
閑話休題「オバマゲート」
いまアメリカで、「オバマゲート」が問題になっているそうだ。日本ではほとんど報じられないが。
トランプが大統領に就任直前から、オバマが指示して、FBI長官や司法長官等にロシア疑惑をでっち上げさせたということが明るみに出てきたことを指す。
急にオバマが、トランプ大統領に対し、コロナ対策に失敗したと批判を強めているが、その直後トランプ大統領はオバマ氏のスピーチ後に意味深に「オバマゲート!」とだけツイートした。
そして今日は「オバマは無能な大統領だった。それしか言うことはない」と切って捨てている。
オバマは単にバイデン候補応援のために、トランプ批判をしているのではない。「オバマゲート」が明るみに出るのを恐れて、誤魔化そうとしているのが有り有りなのである。だから、トランプはオバマの批判に「オバマゲート」と一番痛いところをツイートしたのである。
ロシア疑惑はFBI長官のコミーが仕掛けたことだという証拠が明るみに出つつある。そして、そのFBI長官に指示したのがオバマ大統領(まだ大統領職にあった)だという証拠も出てきている。
この疑惑をニクソン元大統領の辞任につながった「ウォーターゲート事件」になぞらえて「オバマゲート」と繰り返し非難しているわけだ。
オバマは確かに無能だった。そして何もしなかった。中国によいしょすることを除いて。
オバマとヒラリー・クリントンの罪はキチンと暴かれるべきである。
日本のマスコミは何故かトランプのロシア疑惑は詳しく報じたが、オバマ疑惑には沈黙している。
日本は「民主党」と名の付く政党になぜか弱いのである。
このままでは、余程の展開つまりオバマ又はヒラリー・クリントンの訴追等がない限り、報じられないだろう。
それにしても、コロナ対策をしても何万人もの死者を出したトランプ大統領は、再選には不利に働いていて、再選も危うい。しかし、このオバマゲートでトランプ支持が挽回できれば、世界にとってとても良いことになるはずだ。
(オバマゲートについては、もう少し調べたらブログ記事に書くかもしれません)