野党の審議拒否を歓迎したのに、残念。肺炎対策より桜領収書で国民の支持が得られるんだという判断を「素晴らしい」と称賛したかったのに。

 

野党の審議拒否までの判断は次のようだったのではないか。

今日本にとって何よりも重要で喫緊の問題は、桜を見る会のホテルの領収書の件である。
これは日本国民にとっても最重要であり、新型肺災対策など全く優先順位は低いのであり、国民もそう思っているはずと。だから新型肺災対策などより何十倍も重要度の高い領収書問題について、これを明らかにしない政府・自民党に抗議すべく審議拒否することにしたのである。

 

残念でした。審議拒否が一転して審議に参加するとは。まあ、国民の強い批判を恐れたんでしょうね。

でも野党は強がって、領収書の矛盾を突いたら首相が立ち往生したので、これで行こうと審議追及に出たんだと。やっぱり肺炎対策より桜の領収書が重要度が高いと判断したんですね。

「嘘ついた、ああ嘘ついた、首相が嘘ついた」

これは国家の一大事、新型肺炎対策なんてやっている場合じゃないょ、というわけですね。

 

ところで、全く桜を見る会について関心がないので、いまなんでホテルの領収書が問題になっているかさっぱり分かりません。

ネットで少し調べました。

 

安倍総理主催の「桜を見る会」で、地元後援会がホテルで前夜祭を催した際に、有名ホテルにもかかわらず参加費が5000円だったことで、野党は「不足分を総理側が負担していれば公選法違反」と追及しているのだが、首相は「安倍事務所の職員が参加者から会費を集めてホテルに渡しただけで、安倍事務所には一切収支は発生していない」と主張しているため、ホテルからの領収書発行があったかどうかが問題になっているようだ。

 なお、TBSだけは広報に詳しい取材をして「要望があれば5000円もありえる」という答えをホテルから引き出しているがそれについては知らんぷりの野党。

 

202023日 衆議院予算委員会

○辻元委員
桜を見る会の前の前夜祭の話です。総理は、ニューオータニだけではなく、全日空ホテルでもやられております。二〇一三年から七回、ニューオータニで四回、全日空ホテルで三回、前夜祭をやっていますね。これも全て五千円方式、五千円ですか。そして、参加者一人一人と契約をし、ホテルの領収書を渡す、いわゆる安倍方式でやっていたんでしょうか。いかがでしょうか。
○安倍総理大臣
事務所に確認したところ、いずれの年の夕食会についても、ホテル側との合意のもと、一人五千円という価格設定で行われ、会場入口の受付において、私の事務所の職員が会費を収集し、ホテル名義の領収書をその場で手交し、受け付け終了後に、集金した全ての現金をその場でホテル側に渡すという形で参加者からホテル側への支払いがなされたということでございました。領収書はホテルの担当者が金額等を手書きをし、宛名は空欄であったということでございました。

 

202024日 衆議院予算委員会
○黒岩委員
そこで、総理、当該ホテルは明細書を作成しています。この明細書、中身は、まあ今はあえて営業の秘密とおっしゃるので触れませんけれども、明細書の宛名は誰ですか。これ、事前に通告しているので、教えてください。
○安倍総理大臣
明細書につきましては、私の事務所の職員に確認したところ、ホテル側から夕食会の明細書は受け取っておらず、内容の確認もしていないとつまり、これは、先方が提示した額において安倍事務所においては仲介をするということで、参加者が参加する中において、参加者にホテル側が用意した領収書をお渡しをし、そして皆様からお支払いをいただき、受け取った金額はその場でお渡しをした、これに尽きる。

 

このやり取りで出てくるホテルの領収書の詳しい解説をKSL-Live」ブログから。

入り口で支払い、領収書と引き換え

 支払いと入場の管理に関してはツアーの宿泊者らが一斉入場したわけではなく、入り口に受付が設置され5000円を払い、引き換えにホテル側の領収書を受け取ったという。一部の識者が「ホテルが先に領収書を渡したのではないか」と指摘しているが、その疑惑自体の出所が示されておらず今回の調査でもそのような話は出てこなかった。
 あくまで5000円を支払った者に同額の領収書をその場で渡しており、集金総額より多い額面で事前にホテルが渡したという疑惑も出所不明で、取材をしたどのメディアでもそのような話は見当たらない。

来場者分を事前に支払ったのか?

 これも某識者からであるが、予め安倍事務所が人数を確定し、ホテル側に立て替え払いしてから領収書を受け取っていたなら、当日参加者数が想定参加者数より少なかった場合に差額を安倍事務所が負担しているのではないかと指摘している。

これもどこからそんな話が出てきたのか、既に大手メディアが報じていた参加者の証言と一致しない言いがかりのレベルだ。
 実際に入場する参加者が受付に預けた全額は、途中の入金などを介さずそのままホテルに渡していることを疑うような証言は誰からも得られていない。

また、領収書の記載内容や取り扱いを問題視する声もあるが、名義はホテルとなっており、記載された金額と受領金額に偽りがなければ何ら違法性はない。自分が思う常識や税務署のご機嫌を法律と混同してはいけない。

 これはあくまで参加者の印象らしいが、予め想定してホテルに伝えた人数よりも当日集まった参加者が多かったが、だからと言って当日にその分の飲食が追加で並ぶわけはないだろうと。あくまで立食パーティーの参加費としてすべての来場者から入り口で5000円を集めているのであって、着席スタイルのようにあらかじめ人数と皿の数をぴったり合わせておく必要などないのだ。

5000円の会費は妥当であったか

 野党は5000円の会費について「安すぎる」として、ホテル側の供与か安倍後援会負担による買収に当たると騒いでいる。しかし、実際に参加した感想としては「入場者が多すぎる」「料理が少ない」「写真撮影から帰ったらもう何もなかった」と証言しており、野党が指摘する高価な食事などなく、不満の声ばかりだったという。
 無論、久兵衛の寿司などあるはずもなく、夕食はパーティー終了後に別の店で済ませた参加者もいたようだ。東京新聞でも報じられているが、5000円ならこんなものかといったところだ。

来場者を責めるのは間違い

 一部の政党支持者らが、桜を見る会に参加した人物の動画や写真を自己で保存し、それを「犯人捜し」のように晒している。一部の野党支持者にとっては「安倍のトモダチ」として全員悪人なのかもしれないが、そこそこの人権侵害である。
 少なくとも桜を見る会や前夜祭への参加は鳩山政権の時と同じで個々の招待者に何の罪もない。問題は桜を見る会をここまで肥大化させた現政権にある。招待者の選び方も歴代の内閣を踏襲し不透明なままで、指摘に対する答えに窮するような状態だ。

 これは前夜祭にも言えることで、短時間の預かりで後援会に入金がないからといって、集金とホテルへの受け渡しを記録する預かり証のようなものも作成・保管していない。少なくとも参加者から「ホテルのいくら渡したか?」と確認を求められても「全額そのまま、金額は〇〇万円でした」と口頭で答えなければいけないような緩すぎる運営だ。入金のないパーティーで政治資金収支報告書に記載する必要がなかったとしても、後援会の名前で行った行事等は別途記録を残しておくべきだ。
 で、それがどんな罪になるのかと問えば、どの識者様も奇想天外な想像を膨らました前提を持ち出す苦しい見解しか示せていない。その前提が崩れても誰も謝罪していなということも付け加えておく。

 一方でこれを追及する野党側にも様々な問題が指摘されているが、自らにかかる疑惑に答えていないのはどっちもどっち。桜を見る会に関する野党の指摘で事実誤認や野党も同じことをやっていると指摘されて、何か一つでも答えた議員がいるだろうか。

 

安倍後援会の前夜祭は政治資金パーティーではない。かかる実費をそれぞれ参加者に負担してもらい、個別の領収書は出すが主催者が集めたお金を一括でホテルに払うことで完結する会合だ。
 政治資金パーティーは収入を目的としているので、会費を2万円とするとホテル側に払う金額(プラン)をそれ以下に設定すれば利益が出る。だから仮に1万3千円の見積もりを出されても十分に開催が可能で政治資金は獲得できるのだ。(実際は食事を減らし利益率をもっと高くしている)
 野党議員らは自身が開いた政治資金パーティーの見積もりと比較して「5000円はない」と言ってるに過ぎないのだ。ここは政治資金パーティーではなく「会合」の見積もりと比較するべきところなのだが、都合の悪いものは見えない人たちなので、わざわざ政治資金パーティーを持ち出して有権者を騙そうとしているのでしょう。

(引用終り)

 

辻元は、「安倍晋三後援会」主催の「前夜祭」を2013年以降で3回行っているANAインターコンチネンタルホテル東京と文書でやりとりをしたところ、以下のような『回答』が返ってきたと、鬼の首を取ったように勝ち誇っているが…。

————-

以下、2013年以降の7年間に貴ホテルで開かれたパーティー・宴席についてお伺いします。

1)上記について、貴ホテルが見積書や請求明細書を主催者側に発行しないケースがあったでしょうか。
(回答)ございません。主催者に対して、見積書や請求明細書を発行いたします。

2)上記について、個人・団体を問わず、貴ホテルの担当者が金額などを手書きし、宛名は空欄のまま領収書を発行したケースがあったでしょうか。
(回答)ございません。弊ホテルが発行する領収書において、宛名を空欄のまま発行することはございません。

3)ホテル主催ではない数百人規模のパーティー・宴会で、代金を主催者でなく参加者個人一人ひとりから、会費形式で貴ホテルが受け取ることはありましたか。
(回答)ございません。 ホテル主催の宴席を除いて、代金は主催者からまとめてお支払いいただきます。

4)先の文書での質問も含め、お問合せした13について、主催者が政治家および政治家関連の団体であることから、対応を変えたことはありますか。
(回答)ございません。

———-

いずれも、これまでの総理の答弁に反するものです、と辻元がしたり顔で吼(ほ)える。

(引用終り)

 

「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」が前からの経緯も含め次のように解説する。

「1月27日の予算委員会では今井雅人(岐阜4区比例ゾンビ専門議員)が国会で
「ニューオータニに確認したが金額を手書きすることは絶対にない」
とあきらかな嘘をついてその嘘を根拠に総理を攻撃し、他の立憲民主党会派の議員達はこの今井雅人の嘘を土台に同様の攻撃を総理に仕掛けていました。

ブログ主もニューオータニに確認していますが、「お客様個別の案件については一切お答えしておりません」というスタンスです。

ですので立憲民主党側が食い下がって「一般論で良いから答えろ」とやるわけです。
そして一般論について「一般的には領収書は宛名を書きますね」という説明をしただけに過ぎないでしょう。
「金額は絶対に手書きしない」というのは今井雅人の嘘ですが、国会の審議においての発言であればいかなる虚言であっても処罰されないということを悪用している形です。

昨日の予算委員会でも同様でした。

辻元清美らが、全日空ホテルは宛名のない領収書は発行しないと書面で回答してきたなどとして総理の説明を嘘だと断じた上で総理に無実の証明を書面で出せと繰り返しました。

全日空ホテル側は「個別の案件については回答しません」というニューオータニと同じ姿勢であり、立憲民主党の連中は「それなら一般論でいいから答えろ」と一般論を書面に回答させただけなんです。

 

パーティーなどでまとめて領収書を処理する場合は宛名のところだけ空欄にした領収書を参加者分だけ用意し、必要に応じて宛名を記入していくなんてのはよくあることです。

朝日新聞などは「首相の答弁と食い違いがある」みたいな事を書いていますが、そりゃそうですよ、総理側は個別の案件について安倍総理事務所とホテルが直接やりとりした内容を説明しているのに対して、
立憲民主党の連中はあくまでも「一般論」に対する見解なんですから。

こんな方法で昨年暮れからずっと領収書云々をやっているんです。
これほどの無駄はないでしょう。

そして昨日も山井和則が審議途中で黒岩宇洋に耳打ちされておそらく彼らの予定通りに審議途中で退席しました。

「俺たちの質問にまともに答えない安倍総理にキレた正義の俺たち」
という演出のためなのか。

(引用終り)

 

ホテルニューオータニと今井がやり取りしている件についての「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」氏の解説は次の通り。時間的にはこちらの方が先ですが。

 

「1月27日の衆議院予算委員会で立憲民主党会派の嘘つき議員の1人、今井雅人(岐阜4区比例ゾンビ専門)が
領収書の件なんですが、領収書、世の中に出回っている、ちょっと本物かどうかわからないものがあるんですが、それあのー、金額は手書きだし、宛名が入ってません。で、これあのー、ホテルに確認してきましたけども、えー、金額は手書きをすることはありませんと、それから宛名のないものを出す事はありませんと、いうことを断言されておられますので、今世の中に出回っているものはおそらく偽物である可能性が非常に高い。

私現物見ていません、写真しかみていないんですけど、ですから宛名も入って、金額も入ったちゃんとした領収書を是非出して頂きたいということを私の方からもお願いしたいと思います。」

 

ブログ主(パチンコ倒産)もニューオータニに確認を取っております。
ニューオータニは誰に対しても「個別の案件、お客様の件について一切お答えしておりません」の一点張りとなっております。

マスゴミと立憲民主党どものロジックを整理しましょう。

・前夜祭は買収だ
  ↓
・なんやかんやあって買収云々がただの難癖だとバレる。
  ↓
・安倍は証拠を出せ!また隠蔽しているんだろう!と言い出す。
  ↓
・証拠の領収書はすぐに毎日と朝日が現物を入手して報道(11月)
  ↓
・桜を見る会の名簿がー!シュレッダーがー!などなど話をすり替え始める
  ↓
・前夜祭の領収書がないのは安倍が隠蔽しているからだ!証拠を出せ!
  ↓
・安倍は領収書を出せ!
  ↓
・「KSL-Live」でも領収書を入手、SNSなどに拡散を開始
  ↓
・今井雅人が朝日新聞、毎日新聞、KSL-Liveなどが公表した領収書を偽物だと断言。

(国会内での発言はいかなる虚偽の発言であっても処罰されないのを悪用している)

という流れです。

 

「お客様個別の案件にはお答えしません」というのがニューオータニの徹底したスタンスです。というかそうでなければそれなりの格のホテルは務まりません。

今井雅人は国会内での発言であればいくら嘘をついても処罰されない事を悪用して虚言を弄して本物の領収書を偽物ということにしたのです。

現在実在する本物の領収書は全て偽物だから本物は安倍が隠しているはずだ。安倍は領収書を出せ!

という話にすり替えるために嘘をついたわけです。

そしてこの今井雅人が仕込んだ嘘に基づいて、2月3日の予算委員会で辻元清美が総理がネットで流れている領収書などの実物の画像について
「ネットには偽物ばかりなのにネットに流れてるなどというのは恥ずかしい」
などとニヤニヤしながら総理を批判した。

 

改めて11月19日の朝日新聞が報じた領収書の実物の画像をご覧ください。(省略)
宛名はありませんし、金額も手書きです。今井雅人の理論によればこれも確実に偽物ということになります。とにかく「桜を見る会」での攻撃を

<安倍総理事務所が受け取ったはずの領収書を出さない限り安倍は有罪、真っ黒だ!>

という理屈でもって国会で騒いでいるのです。

繰り返し書いていますが、毎日新聞も朝日新聞も11月の時点でニューオータニと参加客が直接会計処理をした証拠の領収書を記事にしているのです。

ですから安倍総理事務所側に領収書があったら領収書の二重計上になるのですからそちらの方が問題なんです。

従って安倍総理事務所側は「100%存在しない事が確実なものを出せるはずがない」としか言えませんし、総理もそのように繰り返し答弁しています。

 

ところが立憲民主党の連中は、これで総理が犯罪をしている、真っ黒だ、この件で総理は弱っている。ということにしながら、さらに国会の審議時間を潰すために新型肺炎等については無視してひたすら桜を見る会の質問ばかりしているのです。

そして時事通信などの反日マスゴミは桜を見る会の追及によって「総理が防戦一方」とか「総理が弱っている」とか「誤魔化すのに精一杯」そういう印象操作の記事ばかり繰り返しています。

すでに昨年11月の時点で領収書の現物が確認されているのに、そのことを無かったことにするために国会で嘘をついてまで「領収書がー」なんて3ヶ月も続けている方がおかしいのです。

しかもマスゴミもわかっていながら国会を妨害する材料がほかにないからと自分達で領収書の現物を報じておきながらそのことをなかったことにして「領収書がー」とやっているのです。」

(引用終り)

 

要するに辻元は、鬼の首を取ったようにホテルの回答を持ち出して、首相は嘘をついている、と騒いでいるのですが、「KSL-Live」や「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」によれば、そのホテルの回答は一般論として、強いて答えれば、ということでの回答であり、それをもって首相は嘘つきだとする根拠にはならないのです。

ホテル側ももう少し回答のしようがあるのではないかと思いますがね。

 

ここまで長々と引用してきましたが、野党の「首相は嘘つきだ」というほどの確証があるものではないようです。

KSL-Live」氏が指摘する

「短時間の預かりで後援会に入金がないからといって、集金とホテルへの受け渡しを記録する預かり証のようなものも作成・保管していない。少なくとも参加者から「ホテルのいくら渡したか?」と確認を求められても「全額そのまま、金額は〇〇万円でした」と口頭で答えなければいけないような緩すぎる運営だ。入金のないパーティーで政治資金収支報告書に記載する必要がなかったとしても、後援会の名前で行った行事等は別途記録を残しておくべきだ。」

についてはそうだと思います。

 

しかし、こんなことをいつまでも追及する野党もバカというしかなく、これでは支持率も5%以上に上がるわけがありません。

辻元も「わたしごとき」などとバカげた謙遜している場合ではないでしょう。確かに「お前ごとき」アホで詰まらない議員は他にはいないということは誰もが知っているのですから。