新型肺炎で停泊中のクルーズ船に自衛隊が出動するという。災害の一種かもしれないが、自衛隊が何するのか。化学防護隊でも出動するのかと思ったら、なんだ食事の配膳手伝いだってよ。

 

「新型コロナウイルスへの集団感染が確認されたクルーズ船について、防衛省は、長期化する船での生活に備えて自衛隊員を派遣し、乗客などの生活や医療の支援にあたることになりました。(中略)

長期化する船での生活に備えて、防衛省は、6日、クルーズ船に自衛隊員を災害派遣することを決めました。
隊員の規模は、現時点で、数十人程度を想定していて、船内で乗客への食事の配膳や必要な物資の運搬といった生活支援にあたるということです。
また、船内で乗客や乗員の健康状態のチェックなど医療支援にあたるため、6日中に医官2人を派遣するということです。」

 

「災害派遣は、通常被災した自治体などからの要請を受けて行われますが、今回、防衛省は「新型コロナウイルスの感染拡大防止は特に緊急を要する」として、要請を待たずに「自主派遣」という形で活動しています。」

とのことだけど、医官の派遣はいいけど、食事の配膳は自衛隊でなくても出来るんじゃないのか。安易すぎ。ネットには「自衛隊は便利屋じゃねぇ」とか「これはさすがにお気の毒」書かれていてホントにそうだと思う。河野防衛大臣はどう思っているのだろう。

 

もうひとつ安易な自衛隊利用の事例。

あまり報道されていませんが、沖縄で豚コレラが発生して、沖縄県のだらしない対策のため収拾がついていないようです。

「先月8日の発生から1週間の間に、うるま市と沖縄市にある5つの農場で感染が確認されました。それ以来およそ3週間ぶりとなる豚コレラの発生。新たに発生した農場は、先月10日に感染がわかった農場から、わずか200mの場所でした」(琉球朝日23)

 

普通殺処分は県職員がやるのですが、あの沖縄ではあろうことか自衛隊員にやらせているそうです。

帰れ、帰れと自衛隊を邪魔扱いする沖縄県が、困ったら手の平返すように、しかも汚れ仕事を自衛隊員に押し付ける。

 

ブログ「農と島のありんくりん」氏が怒りを込めて書いています。

「現場で苦闘する県や市の職員には敬意を評しますが、(沖縄県が)杜撰な仕事をした結果、元の木阿弥となったと思って下さい。

「これ以上長期化すると持たない」と本心から言いたいのは県の職員ではありません。

畜産農家、あるいは自衛隊員なのです。

自衛隊など、本来はこんな畜産の殺処分に安易に借り出すべき職種ではありません。

そもそもこんなことは農水省管轄なのですから、本省から暇な役人を総ざらいして連れて来るなり、家保を全国動員して対処すべきです。

それを便利屋よろしく、いつもは冷遇しているくせに困ったとなると電話一本で自衛隊にすがります。

自衛隊は実に延べ6538(129日現在)を派遣し、実に24時間体制で殺処分という汚れ仕事を引き受けたのです。

本来殺処分の主体となるべき県職員の何倍となるのでしょうか。にもかかわらず、県は自衛隊との調整業務すら満足にできず、地元紙に至っては自衛隊員を「作業員」と書いて恥じません。」

 

沖縄県は自衛隊員をどういう人達だと思っているのでしょうか。

自衛隊員を「作業員」と書いて恥じない」ほどそんなに嫌いなら、なぜ汚れ仕事を頼むんですか。それこそ差別意識丸出しの卑劣な沖縄県といえます。

 

更に、「農と島のありんくりん」氏が怒りをデニー知事に向けています。

「…ただちに前倒しにしてワクチン接種をするべきです。そもそも、まずは移動制限区域内だけでも緊急ワクチンをしていれば、第5例は防げた可能性が高いのです。

このようなワクチンの遅れを招いたのは、「緊急時にはまず会議をして緊急かどうかを討議してじっくりと決める」というデニー知事にすべての責任があります。

デニー氏の腰が軽いのはロックフェスとシンポだけです。緊急時の無能は罪悪です。

その意味であの人物ほど知事にしてはいけない人も珍しいのではないでしょうか。

 

沖縄首里城火災の原因も県の不備とわかっているにもかかわらず、消防と警察を丸め込んで原因不明としてしまいました。火災原因は科学捜査のはずなのにそれを隠蔽してしまうというのは、何と沖縄県は腐った組織なんでしょうか。首里城再建する資格は沖縄にはありませんよ。