百田尚樹氏が最近以下のようにツイートしたとのこと。
世の中にはムチャクチャなことを言う人間が沢山いるが、それは五つのパターンに分けられる。
①かなりバカ
②論理的に考えることができない人
③精神的におかしい人
④洗脳されてる人
⑤ムチャクチャを承知で言ってる人
(実は百田氏はツイートでは、5つのパターンを挙げながら、4つのパターンがある、としていた。深い意味があったのか単なる書き間違いか。ここでは普通に5つのパターンとする。)
これはなかなか面白い分類である。ただこのパターンが複合、又は因果関係にあって発現する者もあると思われる。
例えば、「①かなりバカで⑤ムチャクチャを承知で言ってる人」とか、「②論理的に考えることができない人だから④洗脳されてる人」のように。いわば、この5つは元素のようなものか。
ちまたのコメンテーターや左翼芸人は最近ムチャクチャなことを言って世間を騒がせたり、炎上させたりして、「ムチャクチャなこと」を意識してか知らずかして放言するのだが、その際にこの5つのパターンに置き直してみるとき、その者の素性、能力がよく見えてくるというものである。
今日の羽鳥モーニングショーでも日韓問題その他で玉川徹がいつものようにムチャクチャなことを言ったらしい。
玉川 ドイツのポーランド侵攻でドイツ大統領が謝罪をした、ドイツはずっと謝罪を続けているのだから、日本も韓国にずっと謝罪し続ければいい。
とか
玉川 ドイツとポーランドの関係を見てもね、もう謝るのやめるって言う国はない」
田崎史郎 ドイツとポーランドの間に請求権協定あるの?
玉川 それは細かいことでしょ?
菅野朋子 全然細かくない国際法違反ですよ?
等々。
もう玉川徹発言は、この「ムチャクチャなことを言う人間」に該当する。
ここで百田氏の5つパターンに当てはめると、玉川徹は、
①かなりバカ
②論理的に考えることができない人
⑤ムチャクチャを承知で言ってる人
の3つに該当するのではないか。
①と②は両方「バカ」だと言っているのだから、玉川は京都大卒であっても歴史認識や政治認識において「バカ」なんであるが、このパターンでは最悪の⑤ムチャクチャを承知で言ってる人に該当するか否かである。
ここはとても難しいところだ。玉川は「ムチャクチャなことを言う人間」なんだが、バカでそういうことを言っているのか、左翼活動家として或いはテレ朝の指示に基づいて言っているのか、である。
しかしこれまでの玉川の発言を聞いていると、とても真剣にかつ真面目に打てば響くような左翼発言をしているので、⑤ムチャクチャを承知で言ってる人ではなく、単に②の論理的に考えることができない人なんだと思われる。
⑤のムチャクチャを承知で言ってる人なら救いがあるのである。元日本共産党にいて目が覚めて保守派に鞍替えした筆坂秀世氏とかやはり日共党員だった篠原常一郎氏などがいるが、この人達はバカではないし、論理的に考えることができたから、ある時から目覚めて共産党から離脱できたのである。
しかし、玉川徹は、ムチャクチャを承知で言ってる人ではなく、単なるバカ、論理的に考えることができないバカなんだと思われる。決して、ムチャクチャを承知で言ってる人ではない。だからこの男とはまともな議論は成立しない。
それは、今回の「請求権協定について、それは細かいことでしょ?」という発言でわかることだ。逃げの発言ではなく、本気でそう思っているのだ。
この論理的に考えることができないバカの玉川徹の発言を漫画家小林よしのりは次のように批判している。
「(玉川徹は)絵に描いたような自虐史観で、日本と韓国が戦争したと思っているらしく、謝罪し続けるべき、譲歩するべきという主張が全然変わらない。
わしの意見を検討しようとしないし、勉強する気がないらしい。
またドイツとポーランドの例を出していたから、また同じことを書いておこう。
ドイツのポーランド侵攻でドイツ大統領が謝罪をした、ドイツはずっと謝罪を続けているのだから、日本も韓国にずっと謝罪し続ければいいと玉川徹は言う。
ドイツはポーランドに「軍事侵攻」という手段で侵略したのだが、日本は韓国を「併合」したのであって、当時の韓国内からもそれを望む勢力がいたのであり、国際法では合法であった。
当時は諸外国もこの日韓併合に賛成しているのだ!
ドイツはナチスのユダヤ人虐殺の非を認めて謝罪をしているが、戦争に関しては謝罪や賠償はしていない。
だから今頃になって、ポーランドが戦争の賠償を要求しているのであり、ドイツはそれに応じはしない。
日本は韓国と戦争をしていないから、そもそも韓国は「戦勝国」でもないし、日本に「賠償請求」はできない。
それでも日本は「請求権」という名目で8億ドル、当時の韓国の国家予算の2.3倍の金額を払っている。
「漢江の奇跡」は韓国政府がこれを個人賠償に当てず、インフラ整備に使ってしまったから、今の個人補償の問題が顕在化したのだ。
個人補償はあるのだが、それは韓国政府に求めるべきなのである。
こういう歴史認識を、青木・玉川は「歴史修正主義」と思い込んでいる。
青木・玉川こそ「歴史ねつ造主義」なのだが、もはやイデオロギー化していて、真実から目を背けたいらしい。(後略)」
小林氏の最後の「青木・玉川こそ「歴史ねつ造主義」なのだが、もはやイデオロギー化していて、真実から目を背けたいらしい。」という言葉は、「ムチャクチャを承知で言ってる人」を意味しない。
「ムチャクチャを承知」とは、思考がクールで戦略的でないとそういうことはいえない。玉川は「ムチャクチャを承知」せず、本気でそう思っているのだから、まさに小林よしのりの言う如くイデオロギー化しているのであり、バカなんである。
そしてそこからみれば、小林の「真実から目を背けたいらしい」というのは誤りであることがわかるだろう。
「真実から目を背けたい」というのは、自分の考え、発言は「真実」ではないと認識していないと出てこない姿勢なのだ。
だから、玉川は真実から目を背けるのではなく、もうドイツは謝罪した、日本は謝罪していない、が真実だと思いこんでいるから、悩みは無いのである。つまりそれだけ「バカ」だということなのだが。
ついでにラサール石井芸人はどうだろう。
①かなりバカ
②論理的に考えることができない人
③精神的におかしい人
の三つが当てはまると思われる。老人になってからのバカ左翼発言が多くなったのは、③に該当している可能性が高い。救いは無い。バカは死んでも治らない。
ウーマン村本はどうか。
②論理的に考えることができない人
④洗脳されてる人
ではないか。
少し買い被りかもしれないが、村本はバカではない。バカではないんだが、「論理的に考えることができない」ために、悪い友達、先輩、左翼知人に囲まれて洗脳されてもそれに気がつかないのだ。
結果的にはバカなんだが、もっと本気に自分の頭でよく考えて、ものが見通せるようになれば、筆坂氏のように憑き物が落ちてまともになる可能性はあるのではないか。
村本は、会場の人とかテレビを見ている人間をバカにして、漫才の最後に、捨て台詞を言って去っていくのを芸風にしているが、バカな人間がそれを意識していないということが見え見えなんだから、情けないというか恥ずかしいという気が何で起きないのか。これは折角の芸の価値を下げてしまう。村本には会場の人間と同じレベルの人間だと心得た方がいい。