これが韓国マジックの真髄か。よしもと新喜劇を国家レベルで堂々とやるんだから、もう笑うしかないないが、韓国政府も大いによしもと新喜劇を見て、研究しているに違いない。

 

池乃めだかのあのギャグ

「喧嘩でボコボコにやられた後、「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」(この後、めだかをボコボコにしていたチンピラ達が全員一斉にズッコケる)」

とウィキに書かれている。

 

ヤフーニュースより。

「韓国与党の共に民主党は今日(22日)、韓国政府がGSOMIAの終了を延長したことについて「文在寅大統領の国益のための原則ある外交的勝利」と評価した。

共に民主党の報道官はこの日、国会での会見で「日本政府の前向きな態度の変化を受け入れた韓国政府の決断を歓迎する」と語った。
また「韓国政府の措置は、国民の安保不安を解消し、米韓同盟をより強固なものにすることにも肯定的に寄与するとみている」、「これから日本は輸出規制の解決のための対話に誠実に臨まねばならない」と強調した。」

 

なんだかGSOMIAを延長しただけで韓国は凄いことをしたような気分になっているようで、ボールは日本に投げたぞ、輸出規制解決は、今度は日本の番だと言いたいらしい。

「この後、めだかをボコボコにしていたチンピラ達が全員一斉にズッコケる」というんだから、この新喜劇で日本はズッコケるしかない。

 

一応野党はまともな対応はしている。

「自由韓国党は「日韓両国の努力を通じてGSOMIAは安定的に持続させなければならない」、「(GSOMIA終了猶予決定は)国家安保を心配する国民の勝利だ」と語った。同党の首席報道官はこの日、青瓦台で「韓国の安保と国民の安全を破局に追い込むところだったGSOMIA破棄が撤回されて幸いだ」と語った。
 

野党自由韓国党は、GSOMIA延長を、国家安保を心配する韓国国民が政府に延長を迫ったので、政府の破棄判断を撤回させた、だから韓国国民の勝利だと。これは納得できる。

 

しかし、「いつでも協定の効力を終了させられるという前提の下」にGSOMIAを延長するとは、都合のいい言い方である。いかにもチンピラ国家が考えつきそうな代物である。

いつでも協定の効力を終了させられるという、こんないい加減な二国間協定が許されると思ったら大間違いだろう。そもそもそんな偉そうなことを言う資格は韓国にないのである。

普通そういえるのは強い立場の者が脅しとしていうのだ。何で切羽詰まったどうしようもなく弱い立場韓国が偉そうに言うのか。これが池乃めだかのギャグだというのだ。

 

破棄したければ破棄すればいいじやないか。日本は何も困らない。そもそも脅し文句になっていないのである。だから、池乃めだかのギャグだというのだ。

 

この件に関して、「新宿会計士の政治経済評論」ブログはいう。

「「条件付きでGSOMIAを延長」というのも、自然に考えると不可能です。なぜなら、GSOMIAは二国間協定であるため、日本政府の合意なく、韓国政府の一存で勝手に条件を付すということはできないからです。それとも、「日本が輸出管理適正化措置に関する交渉を打ち切ったら、韓国政府は直ちにWTO提訴手続を再開し、GSOMIAについてもその時点で打ち切る」とでもいうのでしょうか。

 

そもそも今回のGSOMIA延長が「無条件のもの」ではないという点が事実ならば、韓国の一存でまたいつGSOMIAの破棄が宣言されるかわからないからですし、今のままで行けば、少なくとも来年8月24日にも同じような「瀬戸際外交」が韓国側から出て来ることは間違いありません。

さて、今回のGSOMIA延長は、日本にとってはどう見るべきでしょうか。

日韓GSOMIAが破棄され、米韓同盟が無秩序に破棄されるような事態があれば、…「気に入らないことがあったら協定を破棄する」という瀬戸際外交を繰り広げてくるような国を準同盟国として信頼しろ、という方に、むしろ無理があると思います。」

「…韓国政府の発表の後、日本政府側も昨日18時から経済産業省・貿易経済協力局の飯田貿易管理部長が記者会見に応じています。この2つの報道発表をざっと読んだところでいえば、

•少なくとも、日本側の報道発表内容を読む限りは今までとまったくスタンスを変えていない(とくに韓国側が強く求めていた(旧)ホワイト国除外手続の撤回や個別3品目の輸出管理厳格化の撤回にはまったく応じていない)

•日韓ともに「輸出規制の日韓協議」ではなく「輸出管理政策の日韓対話」と表現している

といったあたりであり、これを素直に読めば韓国側の全面敗北(あるいは日本側の全面勝利)、といったところでしょうか。」

 

 新宿会計士氏は、韓国側の全面敗北あるいは日本側の全面勝利と言っています。私は日本側の全面勝利とは思いません。何度も書いているように、韓国が破棄のまま深夜0時を越してほしかった。そうすれば、米国は韓国に必ず制裁をするからです。その機会を失ってしまったのは残念です。

 

しかし本当に韓国という国は不思議な国です。文在寅という最低の大統領の考えが見えてきません。何も考えていない(考えているのは如何に北朝鮮に尽くすことが出来るかのみ)のかもしれませんが、文在寅が何も言わないから、韓国政府は右往左往し、ギリギリまで決断できなかったのでしょう。

そもそも破棄の撤回は、国民の51%が破棄に賛成しているから大統領として近々総選挙もあるので撤回はできないと誰もが言っていた。それを簡単に撤回し、しかもそれを韓国の勝利だと180度逆のことをいとも簡単に言ってのけられるのなら、米国をああまで怒らせることはなかったでしょうに。

 

まあ文在寅が大統領でいること自体が無理があるのです。片方では、北朝鮮のために尽くし、韓国内の保守派を徹底的に弾圧しつつ、片方では、米国の味方をするような、北朝鮮や中国に敵対するような要求に従わなければならないという矛盾です。だから、政策判断ができない。

 

それに加えて、経済音痴で何ら経済政策に無策なので、韓国の経済状況はドンドン悪くなっている。

それをただ誤魔化しているのみなのです。例えば失業者が多いとなれば、政府が老人を短時間雇って、ゴミ拾いや草むしり、学校の電灯の消し忘れのチェックなどをさせて、雇用が80万人も増えたと自画自賛するという体たらくです。

 

また多くの韓国民は住宅ローンや消費ローンにあえいで、四苦八苦している。韓国民がなぜ借金が多いかというとクレジットカード促進政策を政府が取ったことによるらしいのです。

つまり、クレジットで消費すると税金の所得控除をしてくれる制度にしたと。国民は我も我もとクレジットで消費、つまりローンで消費したわけです。政府は国民の無理な借金で消費を拡大させようとしたのです。

その結果カード破産者が大量に発生してこれまた四苦八苦。日本では韓国をキャッシュレス社会の先進国のように言いますが、実態は以上のようなトンデモ政策にあったのです。日本も韓国の真似をしてクレジットで消費を増やそうとしているのかもしれません。

 

まあ、韓国の経済はデフレで企業も家計も雇用もトンデモナイことになっているのに、文在寅はなにも考えていないようです。こんなGSOMIAを破棄するか延期するかなんて言っている場合ではないのです。日本の野党が「桜を見る会」で呑気に騒いでいるように、韓国政府も経済については呑気過ぎると言わねばなりません。