今日も情報番組はほとんど全てで、森田千葉県知事が台風の際、東へ車で向かったのは何故かを追及している。そんなに全テレビ局が追及するほど森田知事はトンデモナイことをしでかしたのか。

 

私は千葉県出身でもないし森田県知事に縁もゆかりもないが、あまりのテレビ局によるイジメ、魔女狩りは鼻に付く。

確かに、台風で被災した県民が多く発生しているとき、自宅の確認に行くなぞは褒めたことではないし、県知事としての行動としては余りにも低レベルではある。

 

しかし、そのことが県民に直接大きな損害、取り返しのつかないような誤判断をしたわけでもない。

県知事としてはいただけない行動をしたことは確かであるが、テレビ局が合計すれば10時間以上に渡って追及すべき問題とは到底思えない。

 

森田知事も言い訳をせずに、知事としては軽率な行動をして県民の皆さんに不信感を与えたと素直にお詫びすればいいだけの話だ。

 

全てのテレビ局の一斉追及の姿勢は、この森田知事の不祥事追求ではなく、なにか別の目的があるのではないか。それが何か分からないが、そう思わせるようなテレビ局の「異常行動」である。

 

そんなことに膨大なエネルギーをつぎ込むくらいなら、もっと大事なことにテレビ局は注目すべきだ。

そうパンドラの箱を開けてしまった反日大村愛知県知事の犯罪的ともいえる行為に、である。

 

大村愛知県知事の犯罪的行為は、芸術の名を借りての反日行為を、公金を使って援助したことにある。これは県知事としての権力乱用であり、税金の不正使用である。

 

「表現の自由」と「検閲」はいけない、ということを逆手に取って、反日的なプロパガンダ活動に公金を投入し、いくらでも反日宣伝活動を自由にできる道を開いたことである。

本来は、公金支出のためには、展示物の事前チェックは当然行政がなすことが認められているにもかかわらず、大村は、事前チェックは「検閲」であるとし、公金支出でさえ、事前チェックは許されないということにしたのである。

 

これは全くの間違いであるが、左翼はこれを錦の御旗として、今後の自治体その他からの公共支出による反日宣伝活動を押し込むことが可能となったのである。

これが大村の開けた「パンドラの箱」である。

 

「表現の自由」「検閲の禁止」この二つが左翼のマジックワードとなった。

だから反日宣伝活動はいくらでもどんな内容でも公金支出でできるようになった。

 

来年秋の「ひろしまトリエンナーレ」にも反日・反天皇の展示が公金補助により計画され、現在プレイベントでは入場者を限定する大村方式により反日宣伝展示活動が行われているのだ。

あいちトリエンナーレで文化庁の補助金は不交付になったものの、県からの補助金は堂々と支出されたわけだから、広島県も反日展示に税金は堂々と投入されることだろう。

 

広島県が反日展示を「不適」と判断すれば、「表現の自由」「検閲の禁止」のマジックワードを唱えれば、たちどころに県は許可せざるを得ないのだ。これも反日大村愛知県知事が敷いた左翼のための黄金の道である。

 

しかも、左翼は海外でも反日展示に公金を支出させている。

先月から在オーストリア日本大使館が「日墺国交樹立150年の記念事業」として公認する『JAPAN UNLIMITED』に反日プロパガンダ作品が多数展示されているのである。ここでは公金ではなく、スポンサー企業の金が投入されているようだ。企業も左翼ゴロに脅されて金を出したのかもしれない。

 

しかし、あいちトリエンナーレでやりすぎもあってか、まともな日本人からクレームが付いて日本大使館の公認が取り消された。取り消されたのはいいが、そもそも反日宣伝の展示物を日本大使館が公認したこと自体がおかしい。

 

大使館自体に反日工作員の大使館員がいたか、「表現の自由」「検閲の禁止」のマジックワードを唱えられて、呪縛されたか、そもそも何のチェックもせずにいい加減に公認したかのどれかだろう。

私は前者が要因だと考えている。「日墺国交樹立150年の記念事業」と称しているのに、中身のチェックを全くせずに公認するなど考えられない。それよりも日本のあいちトリエンナーレの例を出されて脅迫されたんだと思う。国益を考えたらこんなバカげた展示など許されないのに、余程脅迫が怖かったにちがいない。

 

因みに展示内容は次の通りである。

・会田誠という反日作家自身のビデオで、安倍首相に扮し英語で

『我々は近隣諸国を植民地化し、侵略戦争を始めました』

『非常に多くの人々を侮辱し、傷つけて―我々は殺しました…申し訳ございません!』

と演説。

・タイトル「1945」 マッカーサーと会談した昭和天皇の二人の顔をバカ顔親父に取り換え

・タイトル「ヒロヒトの新しい服」 昭和天皇の写真を大砲で塗りつぶす

・タイトル「炉心溶融」 福島原発事故揶揄。

 

このオーストリアの反日展示でわかったことは、海外の日本大使館員に反日工作員がいること、反日を企画した総責任者はイタリア人だが、このような外国人に左翼の仲間が数多くいることだ。

 

さて、巷でも「表現の自由」が吹き荒れている。特に反日ではなくても拡大して収拾がつかないようだ。

これも大村というバカ知事が開けた「パンドラの箱」から飛び出たものだ。

 

ひとつは、兵庫県相生市の書道展での出来事。

「兵庫県相生市で10月に開かれた「相生市美術展」に市内の書道家が「滅び行く町相生」と題した書を出展し、主催する市教育委員会が「ふさわしくない」として撤去や差し替えを求めていた。舟瀬さんが拒否したことから、市教委は「表現の自由は尊重する」と判断。作品は4日間の会期を通して展示された。

 作品は毛筆で次のように書かれていた。

「文化の発展しない所はやがて衰退して行く運命にある 我が町相生はその典型的な一例である 市長をはじめすべての市民がこの危機的状況を深く肝に銘じるべき時ではないか」

 

 市教委によると、会場への搬入後、職員らから内容を疑問視する声が上がり、市教育長が会期初日に会場にいた本人に差し替えを求めたが「表現の自由がある」と断られたという。

 教育長は「皆の手本になるような人の作品なので不適切と考えた。市の文化を鼓舞するなど発破をかけるつもりなら、『滅び行く町相生』との題名も失礼に当たる」と話している。(引用終り)

 

この書はなかなか達筆で書かれており、書としては芸術作品だ。あいちトリエンナーレの狂った便所の落書きのような反日作品とは全く異なる。

問題となったのは、書のメッセージだ。これは市への批判であり、直接意味がわかるように訴えられている。あいちトリエンナーレの反日展示のような曖昧さはない。そして、「表現の自由」ということで撤去を拒否され、展示が続けられた。「表現の自由」は万能の力を発揮する!

 

このメッセージはまだ大人しいので問題性も低い。しかし、このメッセージが過激になり、オーストリア展示のような会田誠の安倍首相が、我々が侵略戦争を始めて、非常に多くの人々を殺しました…申し訳ございません」というのも「表現の自由」なら、もう何でもありなのである。

右派も左翼批判を書道と言う形でしてもいいのだ。桜井誠氏以外でもたまにはやってほしい。

 

因みに、ある名古屋市民が大村愛知県知事に、「貴方の写真がバーナーで焼かれ踏んづけられたらどう思いますか」と質問したところ、「誹謗・中傷にあたる」と答えたとのこと。昭和天皇より大村のほうが立派でで大事だと本人は認識しているようだ。笑うべきか、悲しむべきか。

 

長くなったが、もうひとつ。

秋葉原に1枚の巨大な広告が登場したという。

「広告は胸などの肌を大きく露出させた10人の女性のキャラクターが描かれ、「超エッチなアプリ」の文字とともにゲームを宣伝している。セーラー服のような制服を着た10人の女性のキャラクターが描かれ、女性はいずれも大きく強調されたバスト部分を極小のマイクロビキニのみで覆い、下半身はタイツの下に下着が見えるなど、刺激的な内容だ。

さらに、「おっぱい」「エロ」などの文言が含まれたアプリ名も記され、「おっぱいハーレムをゲット!!」などの文句が躍る。「孕ませ!」といった言葉も盛り込まれ、一見して子どもには不健全なゲームを紹介する広告であることが分かる。(中略)

これを受け、Twitter上では「これは公道においたらあかんやろ。ただのAVの宣伝やん。18禁の所でやれよ。」「これが本当の環境型セクハラなんだよなぁ」などと批判するツイートが殺到した。

一方、「これを擁護できないなら表現の自由を守るとか言わないほうがいい」などと、自由な表現が制限されることを懸念する意見も見られる。」(引用終り)

 

さあどうだろう。少し前なら、こんな広告は批判を受けてすぐに撤去になるか、そもそもこんな広告を出そうとも思わなかったはずだ。しかし、広告主はあいちトリエンナーレの「表現の自由」に刺激を受けて、一丁やってやろうと考えたのだ。反日、昭和天皇が燃やされても「表現の自由」で許されるのなら、エロ広告が「表現の自由」で許されないということはない。必ずいけると。そして成功したのである。

これも大村の開けたパンドラの箱だろう。

昔から「表現の自由」の考えはあったが、そこには慎みというものがあった、抑制というものがあった。しかし、あいちトリエンナーレにより全てのタガが壊れてしまった。津田大介と大村愛知県知事が壊してしまったのである。大村の公金の不正使用も大問題だが、「表現の自由」の節制の無さをもたらした罪もまた大きい。

 

こういうことにテレビ局はエネルギーをつぎ込んでもらいたいのだ。

しまった、するわけがないことを言ってしまった。テレビ局は津田や大村の仲間であるのだったから無理なのだった。これが日本のテレビ局、左翼に乗っ取られたテレビ局!