今日一日、テレビのニュース・情報番組では、明日(あと3時間だが)の消費税増税カウントダウンで大はしゃぎである。アナウンサーもニコニコして興奮気味で、駆け込み客を追いかけて中継する。

なんだか、大晦日か令和新年号のカウントダウンのようにウキウキだ。今日の深夜0時には花火でも打ち上げるかもしれない。

 

味噌も糞もといったら汚いが、良いことも悪いことも皆お祭りにしてしまうのは日本人の、否失礼、マスコミの習性か。葬式も悲しいより派手に楽しくやろうぜという趣向かもしれない。常識ある人の振る舞いとも思えない、情けない、ただ情けないとしかいえない日本!

 

この情けない浮かれた日本、更なる不況に突入することがわかっている日本を大喜びでお祭りにしている日本の状態を、真に喜んでいるのは安倍政権と財務省だろう。

 

消費税増税で5.6兆円の増収を見込み、その内少しは少子化や社会保障の充実に回すが、半分の2.8兆円を国債の減に回すという。

消費税増税で節約志向が高まり、需要が減少するだけでなく、国債を減らすための2.8兆円の意味は、そうでなくても需要が不足してデフレ不況下なのに、正味2.8兆円まるまる需要を消滅させるというトンデモナイことをやろうとしているのだ。

 

需要不足のなかで更なる需要を減させるというとても「景気のいい」施策で、頭のおかしい政治家・官僚でなければ考えつかない代物だ。しかし、巷では消費税増税カウントダウンのお祭り騒ぎ!頭の中が発狂状態でお祭り騒ぎなのだ。

 

財務省は日本国家の景気のことなど全く関心がないから、単に増税できればお祭り騒ぎをするのはわかる(冗談で書いているが、怒りがふつふつと湧いてくる)が、安倍晋三は何を考えているのか。こんなわかりやすい状態を首相として何のリーダーシップも発揮できないのか。

もう先がないんだから、この際とばかり、首相を止める覚悟で日本のため、消費税廃止、又は5%戻しを決断して、素晴らしい首相として讃えられる道を作ってもよかったのではないか。

それは全くの夢物語だね。経済音痴の安倍晋三。バカです。

 

日本は左翼の野党も労働組合も商工会議所もみんな消費税増税に大賛成という不思議の国なのだ。

五輪不況や米中貿易戦争等に消費税増税だから、来年は確実に日本は更なる不況、貧乏国になっていく。

当然収入が無く、消費が抑えられるのだから、政府の税増収はありえない。そしてまた消費税増税だ。恐らくこの悪循環は今の財務省の緊縮政策のままなら収まらず、消費税増税は20%30%と上昇していくに違いない。そうなってもまだ日本人はお祭り騒ぎをして消費税増税を迎えるのだろうか。

 

それを防ぐ道はあるのだ。MMTが解決策を提示する。だから、今MMTは徹底的に排除されるのだ。

しかし、それに気づかない限り日本の将来はないというしかない。

MMTは少しずつ勉強中。もう少ししたら、MMTの引用・紹介をしていきたい。