小泉進次郎環境大臣の発言に、日本全国いや世界中が、サンドイッチマン富澤のぼけセリフ「ちょっと何言ってるか分からない」を思わずつぶやいたかもしれない。(サンドイッチマンは世界的じゃないけど)

 

「気候変動のような大きな問題は楽しく、かっこ良く、セクシーであるべきだ」

 

安倍首相の閣僚人選は素晴らしい。小泉進次郎がどういう人物か日本の有権者に早めに知っておくべきだと思ったのだろう。そして期待に違わず、小泉進次郎のボケ発言が続く。

滝川クリステルも知性で売っているフリーアナなんだが、進次郎と結婚したことによって、クリステルの知性もこんな程度のものかとバレてしまった。

 

(ギター侍風に。ちょっと古いけど)

小泉進次郎って、未来の総理大臣になるって言うじゃなぁい。でもセクスィー発言で無能な詩人という評判がついて政治家失格の淵にいますから。残念!進次郎のセクスィー斬り。

 

さて、私の「セクスィー発言」分析です。

まず小泉進次郎は何事にも直感でものを言ったり決めたりしているようで、物事にキチンと向き合おうとしません。記者の質問には、はぐらかしにより言質を与えないという高等戦術に出るのですが、そのはぐらかしが、サンドイッチマン富澤のぼけセリフ「ちょっと何言ってるか分からない」を誘発しすぎて、記者も笑うに笑えず、ネットでは「無能の詩人」という呼び名を付けました。

 

前環境相原田義昭氏の福島第一原発の処理水は「海洋放出しかない」との発言について記者に問われた小泉氏は、
「福島の漁業関係者に(原田氏の発言の)お詫びをしに行ったら、のどぐろが獲れると聞いた。今度、環境省に来てくれると言うので、部屋で一緒に食べられないかと思います」

と珍回答。

また、福島県内の除染廃棄物について政府は30年以内に福島県外の最終処分場へ移すと約束していたことの具体的な案を問われた小泉氏は

「私の中で30年後を考えたときに、30年後の自分は何歳かなと、発災直後から考えていました。だからこそ、私は健康でいられれば、30年後の約束を守れるかどうかという、そこの節目を見届けることが、私はできる可能性のある政治家だと思います」

と、ここでも意味不明の返し。この小泉氏の発言について、ネット上では「具体案を聞かれてポエムで回答!」「ポエムより意見を持つことが大切」など、ポエム論争がわき上がった。

(ネットニュースより)

 

はぐらかしすぎる回答は失敗といえるので、質問者を怒らせてしまう。やはり質問に引っ掛けつつ、はぐらかさないといけないので相当言語能力がないと言語ゲームはできない。

小泉進次郎のはぐらかしは、知的なものが感じられない失敗作ばかりなので「無能の詩人」なんぞと言われてしまうのだ。つまり頭が悪い。これでは総理大臣にはなれそうもない。

 

では、今回の「気候変動のような大きな問題は楽しく、かっこ良く、セクシーであるべきだ」という発言はどうか。進次郎としては外交デビューだから気を利かしたつもりの発言なのだろうが、なんだか芸人の発言のようで真意がもう一つである。やはり「ちょっと何言ってるか分からない」だ。

強いて考えれば、「気候変動のような大きな問題」は、チマチマやるものでなく、単にネクラのように生真面目にやるものではなく、どうせやるなら、「楽しく、かっこ良く、セクシーにやろうぜ、いぇーい、といったところか。学生の文化祭か新入社員のノリである。

 

しかし、私はこの最後のセクシーであるべきだという言葉に危険な臭いを感じる

セクシー」とは、抽象語であり、アートやファッションなどでその言葉が使われるなら、アーティストにより選ばれたものは全て「セクシー」といって構わなくなる。つまりは感受性、感覚の問題だ。それは普遍の感覚ではなく、「私の」感覚。私がセクシーと思ったものはセクシーなのだ。マルセル・デュシャンの「泉」事件で用いられた「小便器」ですら、「セクシー」といえばいえるのだ。

 

つまり、「セクシー」という言葉は無限定かつ空虚だ。セクシーなものは「私」が決めるのだから。

空虚な空間には何でも入れることができるのだ。

 

小泉進次郎は環境大臣として、「気候変動のような大きな問題は、セクシーであるべきだ」と言う。つまり、日本の環境政策は私が決める。私がセクシーだと思った環境政策をやるのだという宣言だ。

日本のエネルギー政策に背馳しても国民生活を不便にしても、セクシーな環境政策をやるのだということ。無理やりにでもセクシーというバカげた名目でやっていくのだという恐ろしい宣言なのだ。

 

政治家に必要なアカウンタビリティの否定。論理ではない。セクシーなんだ。つまり詩人。空虚な詩人小泉進次郎の出発。

要するに勝手なことをバンバンするぞ、政界、財界ましてや国民なんぞ無視して、破壊するんだ!セクシーだろう?

 

石炭火力発電はセクスィーじやないらしい。じゃあどうする? 「うっ」