地上波テレビや新聞では全く真実がわからないが、ネット普及のお蔭でかなりの正しい情報が掴むことができるようになった。これは中国・韓国や左翼マスコミにとってはとても困ったことだろう。

毎度垂れ流しの情報でも大半の国民は満足しているだろうが、世界の本当の姿は見えてこない。

高橋真麻やゆうこりん結婚など長時間放映してどれだけの意味があるのか。あるのは、国民にものを考えさせないという効果があるだけた。

来年から読売新聞も値上げされるが、この際何の役にも立たない新聞購読を止めようかと思っている。

 

そんなマスコミ報道も行間を読むことが大事なのだが、幅広い基礎情報をもっていなければそれもうまくいかない。

 

韓国駆逐艦の海上自衛隊の哨戒機への火器管制レーダー照射問題も、最初の頃は、又韓国は日本に嫌がらせをやってきたのか、という感想程度だった。

 

防衛大臣の「遺憾に思う」も毎度のことで、高須クリニックの高須さんじゃないが、「遺憾砲」も「効かん砲」じゃだめだろう。本物の「機関砲」を打ちこんでほしいものだと。

 

 しっかりした中韓経済コラムである「勝又壽良の経済時評」も

「韓国は、レーダー照射を反日気分の一環で行なったのであろう。責任者の処分まで発展させなければ、再発防止は不可能だ。」

という程度の反応だ。

しかも元航空自衛隊の田母神俊雄氏は、韓国に理解を示しすぎて、

今回の韓国の火器管制レーダーの電波照射について…今回ぐらいのことは世界中の軍が日常的にやっていることであり、電波照射をしてもミサイルが直ちに飛んでいかないような安全装置もかけられている。」

と言っている。一般論過ぎてちょっと認識不足の感がある。

もっと裏に何かあるはずという思いが強くする。

 

日本の抗議に韓国は謝るどころか逆切れしている。そしてひどいのは照射理由をコロコロ変えてきたことだ。

 

韓国の言い分をリストアップすると、

•「韓国軍は正常な活動中だったが、日本の海上哨戒機を追跡する目的でレーダーを運用した事実はない」(12.21

•「火器管制用レーダーを作動させたのは事実だだが、日本の哨戒機を狙う意図はなかった」(12.22

•「当時波が高く、気象条件が良くなく駆逐艦のすべてのレーダーを総動員した。ナビゲーションレーダーが360度回転しながら撮影した信号が、日本の海上自衛隊P1哨戒機に検出された」(12.23

•「わが軍は救助のため、正常な作戦活動をしたのであり、日本側が威嚇と感じるようないかなる措置もしなかった。映像撮影用の光学カメラを稼働したら追跡レーダーが作動した」(12.24

•「当時、日本の哨戒機は韓国艦艇の上空を飛行するなど、むしろ「威嚇飛行」を行っていた。むしろ日本の哨戒機が威嚇飛行を行った側だ」(12.23

 

こういういい加減な言い訳というか嘘・デタラメを言いながら、韓国は当初日本側に抗議の事実を公表しないよう求め、問題の拡大を防ぎたいという都合のいいことを考えていたという。

韓国らしいが、こういう物言いが今まで通用していたことは事実であり、日本側も責められないといけない。

 

しかし、今回は日本側の対応はこれまでとは違う。だから韓国は余計にイラついているのだ。

 

日本の防衛省は今日(12.25)、これまでの韓国側のいい加減な言い訳についてことごとく反論した。

しかも証拠は挙がってるんだという脅し付きで、だ。

 

「おそらく今回の防衛省の文書も、韓国政府と調整を行わず、日本政府だけの判断で公表されたものだと考えて良いでしょう。この「事前調整も行わずに日本政府が公表してしまう」というのは、韓国(や中国や北朝鮮)が最も嫌う手法でもあります。」(「新宿会計士の「政治経済評論」より)

 

韓国は今後は日本の態度に怒って謝るなんぞ絶対にしないだろう。そうしながら、同時に「お互い冷静になる必要がある」などと言い放つだろう。日本のマスコミや左翼アホ識者の応援を受けて。

 

もう朝日の鮫島というバカ記者が韓国のための支援砲を撃ち込んだらしい。

 「安倍政権は数々の嘘を重ねてきた。不都合な事実は隠蔽し改竄までしてきた。御用記者を使った印象操作も日常茶飯事だ。防衛省はイラク日報を隠していた。レーダー照射を鵜呑みにしろという方が無理だ。度重なる悪行でとっくに信用を失っていることをまずは自覚すべきだろう。

ある意味すがすがしい。「私は韓国の工作員ですが、何か」と堂々と言っているようなものだ。

 

「新宿会計士の「政治経済評論」氏は

「明らかに100%、自分の側に過失があるときに、「お互い冷静になる必要がある」などと言い放つのは、韓国の常套手段であり、悪い癖ですが。」

と喝破する。

 

しかし、左翼でなくても韓国との角突き合い状態になると必ず出てくるのが、「まあまあ」論、「信頼関係を失わないよう」論だ。

 

私がいつも尊敬の念を持って読んでいるブログ「農と島のありんくりん」氏もこの件について

「かといって、ここで日本がぶち切れて過剰な反応をすれば、北や中国の思うつぼです。それは宙ぶらりんな韓国を、かえって北朝鮮の側に追いやることを容認する結果になります。やがて日本も韓国に対して何らかの結論を出す日が来るかも知れませんが、それは今ではないのです。」

という。

私はこの見解には賛成できない。

「宙ぶらりんな韓国を、かえって北朝鮮の側に追いやることを容認する結果に」という認識がそもそも甘いと言わざるを得ない。「北朝鮮の側に追いやる」のではなく、もう北朝鮮側の国家ではないのか。宙ぶらりんな韓国ではなく、北朝鮮支持国家なのだ。

西岡力氏は、文在寅政権は革命政権だと言っている。つまり、パククネから文在寅に交代した時、北朝鮮の配下、属国になったのだということである。アメリカがいるから表向きは北と敵対する素振りを示しているが、内実は北と統一を虎視眈々と狙っている政権であろう。つまりこれまでの韓国政体への国家反逆者。

そういう国家として韓国を見ていかなければならないのである。

そういう観点から今回のレーダー照射問題を考えれば見えなかったものが見えてくるのである。

 

それをはっきりさせてくれたブログが「新宿会計士の「政治経済評論」と「戦後体制の超克」だった。

両者ともレーダー照射問題を瀬取りの観点から捉えている。

 

「農と島のありんくりん」も

韓国が北の「瀬取りに協力していた」という説もネットに出回っていますが、私には裏をとりようもないのでなんとも言えません。

ただここまでシラを切られると、裏になにかあるんじゃないの、と思いたくなるのはわからないではありません。これもひとえにくるくる変わる韓国側の言い逃れがそうさせたのです。」

と瀬取り説まであと一歩だったのに突っ込みがもう一つであった。

 

「新宿会計士の「政治経済評論」」ブログは韓国について鋭い評論を行っている素晴らしいブログだ

 

まず、「誰の判断で」レーダー照射を行ったのか、という疑問です。

日々、北朝鮮と対峙するとともに、世界最強の軍隊である米国軍とも密接に連携しているはずの韓国軍の関係者が、「レーダー照射」の意味も分からずに、その行為に及ぶとは考えられないからです。

もっといえば、まともな判断能力を持たない韓国政府のさまざまな組織の中で、韓国軍は比較的まともな判断ができる組織だと私は考えており、この点に照らして、どうも強い違和感を拭い去ることができないのです。

レーダー照射行動が現場レベルの判断だったとすれば、これは韓国軍の人的な質の劣化がかなり深刻であるという証拠であり、韓国政府・政権レベルの判断だったとすれば、韓国軍がもはや政権に抵抗する能力を失っているという証拠です。」

 

私はレーダー照射行動が現場レベルの判断だったとは思わない。仮に現場レベルの判断だったとしても、そういう場合に遭遇した場合はレーダー照射せよ、と軍トップからの事前の指示が与えられていたと考えられる。単に反日のための嫌がらせというのなら、韓国外務省もさっさと謝罪すればいいだけのはなしだ。そうしない理由が必ずある。

それが北朝鮮のための瀬取り支援だ。

 

「新宿会計士の「政治経済評論」」より。

「そして、今回のレーダー照射が「ついうっかり」では絶対にありえないものであり、かつ、北朝鮮漁船の捜索といういいわけが真っ赤なウソであるという確定的な証拠については、産経ニュースも報じています。

産経ニュースによると、「複数の政府関係者」の情報として、海自のP1哨戒機へのレーダー照射は2回にわたって行われていたと報道しました。つまり、P1哨戒機は最初の照射を受けて現場空域を一時離脱。その後、状況を確認するために旋回して戻ったところ、2度目の照射を受けたのだとか。

産経ニュースは「意図しなければ起こりえない事案だ」(海自幹部)としたうえで、先ほどの時事通信の記事にも記載されていた「哨戒機の追跡が目的ではなく、遭難した北朝鮮船捜索のため」という説明を否定していますが、2度の照射を行うとなれば、当然「意図的」であるはずです。

 

以上の情報をつなげていくと、1つの仮説が浮かび上がります。それは、韓国政府、韓国軍が、それこそ国・組織を挙げて、北朝鮮を支援しようとしている、というものです。これをずばり、「瀬取り」と呼びます。

 

外務省のウェブサイトによれば、「北朝鮮による瀬取り」とは、「北朝鮮籍船舶に対する又は北朝鮮籍船舶からの洋上での船舶間の物資の積替え」と定義されています。

そして、私は今回の事案について、おそらく次のようなストーリーが成り立つのではないかと見ています。

・韓国は国連制裁決議に違反し、海上で北朝鮮の船にさまざまな物資を横流ししていた

・日本の当局はその動きを掴んでおり、その決定的な証拠を押さえるべく海自の哨戒機が現場海域に向かった

・韓国軍の関与の証拠を掴まれそうになり、慌ててレーダー照射を行った

もちろん、このストーリーには何の根拠もありません。しかし、このようなストーリーを組み立てると、さまざまな出来事が、見事に一本の線で説明できてしまうのも事実なのです。」

 

過去にも韓国は瀬取り関与をしているのだ。

産経新聞

「韓国船籍タンカーが瀬取りに関与した疑いが明らかとなり、根絶に至っていないことを示している。米英豪加の有志連合と監視網を強めるのもそのためだ。」

 

瀬取りは「瀬取り銀座」と言われる東シナ海で行われていたが、去年末から北朝鮮の瀬取りの取り締まりを、日本、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどが共同して行うようになったため、「背取り」行為の国際的包囲網が強化されるにつれ、北朝鮮は困っており、比較的監視の甘い日本海北部方面に移動しつつあったのだ。

そこで韓国が支援をした。しかしそんなことがバレテしまえば国連決議違反となり、韓国自体が制裁を受ける。韓国としてはどうしても避けたかったのである。

 

文在寅は金正恩様に怒られているという。アメリカトランプ大統領をうまく扱うと約束を金正恩様としたのに、うまくいかないから金正恩様イライラしているのだそうだ。だから汚名返上のためにも韓国は大いに瀬取りに協力しないといけない立場なのだ。

 

それを日本の哨戒機に見つかってしまった。これを排除しなければ大問題になるとの判断でレーダー照射で追い払ったわけだ。そこには北朝鮮の遭難船など居やしなかった。

 

日本は瀬取りの証拠を握ったのである。だから韓国に強い調子に出ているのだ。しかし、このことは公表しない。なぜなら、今後の韓国外交の武器になるからである。韓国に徴用工問題で解決する気がなければ、この瀬取り支援の事実をアメリカに持ち込めばよい。そう脅すことができる。

 

といってもこれは想像にすぎないが、かなりの確度であり得る話ではないか。

韓国がもう北朝鮮の一味であるということを前提に外交から何まで全てを律するべきである。

 

今韓国の経済はどん底で国民の不満が溜まりつつある。ここでパククネ同様のロウソク革命が起きれば、文在寅以下の左翼政府関係者たち(法曹も含め)は国家反逆罪で逮捕・投獄されるはずである。死刑だ!

来年はどう動きがあるのか楽しみである。

 

<追伸>

先ほど(12.28夕方)防衛省が韓国海軍による火器管制レーダー照射事案に関する動画を公表したのを受けて、各テレビ局がニュースで報じていたが、それを見る限りでは、瀬取りらしきものはみえない。

とすると、なぜ韓国駆逐艦がレーダー照射をしつこくしたのか尚更不思議になってくる。

もし現場の艦長の独断行為なら、韓国政府も謝ればいいだけのことなのに、「謝りたくない病」はそんなにひどいものなのか。