環境省はろくでもない役所である。地球温暖化防止策しかり、リサイクル施策しかり、クールビズで老人を熱中症に追いやり何人殺したことか、何をやっても無意味で社会的な混乱と破壊、そして金の無駄使いをして、何にも気がつかないバカ役人の集まる役所である。

環境省は何もしないでじっとしているのが、一番環境には優しいのである。

 

 今回のレジ袋有料化は別に見新しい政策でもなんでもない。昔から言われていて、昔からバカにされていたアホな政策だ。

プラスチックごみが海洋を汚染するという報道が大きくなり、海外のスタバなどがブラストローを止めるといった愚にもつかない施策をすると言い始めたころから、バカ役所が動き始め、今回のレジ袋完全有料化につながったようだ。

 

 何度も言うが、この役所、環境省はホントにアホで、バカで、無能というしかない。

レジ袋完全有料化したってプラスチックごみの海洋汚染防止に何らつながらないのは子供でもわかることだ。

やらないよりはやったほうがいい、という声が聞こえてきそうだが、全く違う。「やるよりは、やらないほうがはるかにいい」のだ。やることは他にあるはずだ。いや環境省が動くとろくなことはないが。

 

地球温暖化やリサイクル、再生可能エネルギー等に詳しい科学評論家近藤邦明氏が次のように明快に今回の件を批判している。

バカ役人も耳の穴をかっぽじって聞いて、じゃなく、眼玉をひんむいて読んでほしいものだ。

 

「マイクロプラスチックごみの生成過程は、今更説明の必要もないのでしょうが、環境中に投棄されたプラスチック製の容器が、紫外線にさらされ経年劣化し、物理的な外力によって次第に破砕されて細かくなったものです。

 日本政府は、マイクロプラスチックごみ対策の一環として、2020年からレジ袋の有料化を義務付けるそうですが、これはまったく無意味な対応です。第一、プラスチックごみ全体に占めるレジ袋の割合は数%程度であり、量的にみて有効ではなく、また、買い物をする消費者としてはその利便性から有料になっても使い続ける可能性が高いからです。

 マイクロプラスチックごみが大量に発生する根本的な原因は、現在の工業生産に支えられた市場経済において梱包資材・容器としてプラスチックが使いやすい材料であり、大量に生産されていることです。そして、利用価値を失ったプラスチック容器などの後処理に失敗したことが第二の原因です。

 

 工業生産では、それまで地表面環境に存在しなかった化石燃料や鉱物資源を掘り出して利用するようになりました。工業生産過程、あるいは工業製品の使用で発生する排熱については、大気水循環で宇宙空間に破棄されます。それでも地表面付近、特に都市部においては熱バランスが変化して局所的な気温上昇を引き起こしています。
 しかしもっと大きな、そして本質的な問題が工業生産過程から発生する廃物であり、あるいは使用期限が過ぎた後に廃棄される工業製品です。長期的に見れば、工業生産システムとは、地下資源を掘り出して、これを排熱と廃物(使用期限が過ぎた工業製品を含む)にして環境にばらまくシステムです。

工業廃物は元々地表面環境には存在しなかったものであり、生態系の物質循環・処理システムにはなじまず、地表面環境を汚染することになるのです。これが環境問題の本質です。

 

 さて、そこで工業文明を安定的に運用し、継続させるためには何が必要か、ということになります。工業文明といえども、人間は雑食性の動物であり、生態系なしには生きていくことができません。したがって、工業生産システムと生態系が持続可能な形で共存していくことが必要になります。
 問題解決の道は明白です。工業生産によって生じる生態系で処理不能であり、あるいは生態系に負の影響を与える工業廃物を、生態系から隔離することであり、あるいは工業的な手段で、生態系で処理可能なものにすることです。前者の典型的なものが「核廃物」です。

 工業廃物処理の一つの手段として、廃物を再利用することで環境に廃棄する廃物量を減らす工業的リサイクルという方法がとられています。これは、生態系のように工業生産システムを循環システムにしようという試みです。
工業的リサイクル

 しかし、工業的リサイクルとは、本質的には地下資源を消費しながら行われる工業生産過程の一種であり、原料資源の一部として一旦工業生産システムから廃棄された物を再利用しているだけです。生態系のような循環システムにはなりようがありません。

 もともと、有用な工業廃棄物は独自の市場を持って利益を得ながら営まれていました。私が子供のころ、半世紀くらい前までは、「屑屋さん」が時々回ってきて古本や新聞紙、鉄屑、銅線などを有償で買い取ってくれていました。屑屋さんに引き取ってもらえるものであれば、廃棄物も商品として買い取ってもらえたのですから、子供たちも鉄屑を拾うことはあっても捨てるようなことはしませんでした。


 ここで、有用なリサイクルと無意味なリサイクルがあることが重要なポイントです。

有用なリサイクルとは、工業生産過程において、バージン資源を利用するよりも低コストで同等の製品価値を生むようなリサイクルです。したがって、商品価値があり、市場が成立するのです。
 例えば、鉄屑や銅線であれば、バージン原料を使って製鉄、精錬を行うことに比較すると、ただ溶解するだけで即座に製品となるのですから、とても安上がりです。この安上がりという意味は経済的な意味だけではなく、物理現象として重大な意味を含んでいます。安上がりということは、それだけ製品製造に投入する地下資源量やエネルギー量が節約され、したがって工業生産過程から生じる廃物量も少なくて済むことを意味しているのです。

 

 ところが、環境問題が注目され始めると無意味なリサイクルが始まります。

工業的に有用であることよりも廃物量を減らすことに主眼が置かれるようになりました。その結果、無意味なリサイクルは伝統的な屑屋さんのリサイクルとは異なり、ごみを出す方がリサイクル処理業者に処理費を支払う「逆有償」になったのです。
 これは当然のことです。工業的にも再資源化に大きなコストがかかり、バージン資源を使うよりもはるかに高コストで、したがって再資源化の過程で多くの資源とエネルギーの投入が必要であり、しかも雑多な混入物のために低品質の製品にしかならないからです。

 近年、特に工業製品は複合材料で作られたのもが多く、しかも微細な構造をもったものが多くなっています。リサイクルにはますますコストが大きくなります。

 そこで適正なリサイクルとは何かを考えます。これは既にお判りの通り、経済的、物理的に有効なリサイクルが可能な=経済価値のあるリサイクルのみを行い、それ以外の工業廃物はごみとして処分すべきなのです。

 

 さて、やっとマイクロプラスチック問題に戻ってきました。

現在の非生物系のごみの多くを容器用のプラスチックごみが占めています。しかもプラスチックは材質がばらばらであり、再資源化には膨大な手間がかかり、しかもリサイクル製品の品質は低品質にならざるを得ません。したがって、仮に需要があったとしてもそれほど多くを処理することは望めません。
 現実的には、リサイクル業者の倉庫には行き場のない回収プラスチックが山積みとなり、海外へ輸出していましたが、中国が引き取りをやめるや否や処分のしようがなくなってしまいました。これではやがて不法投棄が拡大してマイクロプラスチックごみは増えるばかりです。レジ袋の有償化など何の本質的な改善にもなりません。

 

 ではどうすればよいのか?答えは明白です。リサイクル資源として活用可能な少量のプラスチックは有償でリサイクルを行い、リサイクル資源として市場価値のないプラスチック廃物は資源ごみではなく、本来のごみとして処理すればよいのです。
 回収したプラスチックごみはそのまま埋設処分するのではなく、ごみ発電プラントの燃料として燃やすことで大部分を生態系で処理可能な排熱と二酸化炭素に分解し、おまけに電力を得ることができるのです。残った灰はボリュームが小さくなるので安定化処理して埋設処理すればよいでしょう。場合によっては、ごみ発電燃料として有償で引き取ることも可能かもしれません。そうすれば市場経済の中で商品価値を生むかもしれません。

 プラスチックごみを焼却処分するという、きわめて合理的な処分方法に対して足かせとなっているのが「人為的CO2地球温暖化仮説」に基づく『温暖化防止対策』の非科学性ですが・・・。

(引用終り)

 

どうですか。レジ袋有料化が全く無意味であることがわかっていただけましたか。

大いにレジ袋を使って、廃棄したら燃やせばいいだけの話です。有料化してマイバッグなどにすれば更に資源の無駄使いになるだけ。万引き家族を喜ばせるだけです。またレジ袋の有料化は、消費税増税と同じように低所得者への逆累進性もあります。

 

しかし、この「焼却」に環境省は地球温暖化防止というバカげた施策により、難色を示すのです。CO2は地球温暖化に関係ないということがわかれば、プラスチックゴミの問題は簡単に解決するのです。

 

また、この地球温暖化防止がCCSを通じて大地震を誘発させるのです。プラスチックによる環境破壊以上に直接生活や経済、命をも破壊する。それもこれもみんな地球温暖化CO2説を信ずる環境省が悪いのです。

(もちろん一番の悪は気象学者とIPCCですが)