10月1日、リニューアルした日テレ「news zero」で「民放キャスター」として大金もらって華々しくデビューした元NHK有働由美子アナの評判は芳しくないとのこと。視聴率も低いらしい。
私はそもそも有働なんかに興味はないし、定年退職で昼間暇だからニュースはたっぷり見ているから、同じ中身の繰り返しでしかない11時台のニュース番組は全く見ない。
それでもチラ見と女房の評価とを勘案すると、番組の構成自体が前とは全く違うものにした、つまりニュースよりバラエティー色を強くしたようだから、視聴率の落ち込みは有働アナばかりの責任ではないような気もする。
初日に珍発言をしたそうだが、これは受け狙いの計算づくのような気がする。
「Business Journal」が以下のように伝える。
「…この日に京都大学高等研究院の本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞したことに触れ、「本庶先生、おめでとうございます。こんな日に、この『news zero』を始めることができて、えー“ありがとう”は変だな、すみません……。本当に嬉しいです」と珍発言を繰り出した。
その後も「えー、この『news zero』なんですけど、わたく“しゃ”、私も」「どういう価値観でニュースを見てったらいいのかという“にょ”に」「みなさんと会話するニュースとして、伝えていければと、“うぃ”思っております」などと“噛み倒し”「このスタジオで、こんな感じで、こんな感じで?お伝えしてまいります」などと“自由なキャスター”ぶりをみせた。
初回ということで有働アナも緊張していたのか、番組の途中では横に座る別の女性アナから小さな声で『続いては、お天気ですね』とアシストされ、有働アナがすかさず「はい、今日は台風一過で暑くなりましたねー。お天気ーです」と言ったまま、画面が切り替わらず笑顔のまま“フリーズ状態”になる場面も見られた。」
NHK出身のベテランアナが新人アナのように緊張とかあがってしまった、なんてなるわけがない。
これは受け狙いの計算づくだ。おっちょこちょいを演ぜられるのはベテランしかいない。新人なら演ずるのではなく、図らずもやってしまったのだ。
なんでおっちょこちょいを演ずるのか。これを売りにしたのが、かの大アナウンサー久米宏だ。大嫌いなアナウンサーだけどね。
久米宏はテレ朝「ニュースステーション」を他のニュース番組にないものにしようとした。構成自体は当時にはない斬新な企画であったらしいが、それは置いておいて、久米について言えば、型を外すことに精力が注ぎ込まれていた。NHKのアナウンサーなら絶対にやらないこと、つまり間違えたり惚けたりポンコツと思わせたり、個人的な意見を入れて見たりと、差別化のための実験が試みられた。今では宮根に受け継がれているのではないか。
おそらく、有働アナも「女」久米宏を狙ったに違いない。ポンコツぶりは計算済み。それを強みに変えることが出来ると有働は計算した。
「Business Journal」が続ける。
「…前任の村尾(信尚)キャスターはいつも神妙な面持ちでとにかく硬く、“上から目線”な印象が強かったので、有働アナになって視聴者的には番組に親近感が持てるのではないでしょうか」(前出と別のテレビ局関係者)
こうした声が聞かれる一方、日テレ局員からは厳しい声も聞かれる。
「日テレは有働アナを獲得するために、1本100万円というギャラを提示したともいわれています。さらに、有働アナはどんどん自分も外へ取材に出たいと要求してスタッフを困らせているようなので、社内では“お手並み拝見”という空気でした。ですが、初回では言葉は噛み噛みで、不自然な発言が目立ったりと、ちょっとポンコツ過ぎて期待外れというのが正直な感想です。もっとも、村尾のときよりは視聴率は期待できるでしょうけど」
(引用終り)
ただ有働の計算も「ポンコツ過ぎて期待外れ」がずっと定着してしまえば、計算違いとなる可能性も大いにあることだろう。久米宏ほどの能力が有働にあるとは思えないから。