「政府は５日、韓国が主催する国際観艦式への海上自衛隊の派遣を中止する方針を固めた。韓国側は自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛を求めているが、日本側は拒否。政府は双方の要求が折り合わないと判断し、派遣を見合わせる。」
日本政府の当然の判断とはいえ、少し心配していた。バカげた韓国の要求に対し、海上自衛隊幹部の毅然たる態度、
「自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長は４日の記者会見で、韓国側が求めている国際観艦式での自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛について拒否する考えを示した。
「海上自衛官にとって自衛艦旗は誇りとしての旗だ。降ろしていくことは絶対にない」と強調した。「自衛艦旗については法律上、規則上、掲揚することになっている」とも述べた。」
という表明に拍手を送っていたが、どこかでまたいつものように腰砕けになるのではないかと。
よかった、よかった。
国民の意見を聞こう。
①「偽善的で二重規範（ダブルスタンダード）的な大韓民国の国民たち。中国や北朝鮮が行った野蛮な歴史には一言も言わないのに、日本の「日」の字さえ出れば狂奔するんだな。力なくやり込められた自らの責任でも考えろ」
②「日本の海上自衛隊は1953年から旭日旗を自衛隊旗として使用してきたし、1998年と2008年に韓国で行われた国際観艦式にも旭日旗を掲げて参加したという。一貫性もなしに、「韓日関係が悪くなっているし、韓国人の感情を考慮して今回は旭日旗を掲げないでほしい」というのは他国による内政干渉だし、自衛隊幹部の言葉通り非常識で受け入れがたい礼を欠く行為だ。
韓国はいつまで日本に対して被害者意識を持ち続けるのだろうか？日本人の反韓感情を招くような言動は控え、良き隣人として日本と共生することだけが、ごう慢で横柄な中国に対抗して韓国が生き残れる道だ」
（韓国国会に旭日旗禁止法案を提出するという件で）
③「日本の旭日旗を禁止する法案を提出することが、国会議員がやるべきことだろうか？
いったい今がいつの時代だと思っているのか？何が何でも敵を作らなければならない時代だろうか？
それとも、共に生きていく時代だろうか？そうなら、韓国人で日本料理店をやっている人はみんな店を閉めなければならないというのか？話にならないことをするのが国会議員だなんて、全く愚かにもほどがある」
この意見を読んで、また日本のネトウヨが嫌韓丸出しの言い草だ、韓国ヘイトじゃないのか、と思った人もいるのではないだろうか。これを書いたのは韓国人だ。国民とは韓国人のこと。朝鮮日報に書かれた韓国人のコメントだ。そしてこのコメントに韓国人の多くが賛成しているようだ。
つまり、韓国人にもまともな判断ができる人達が沢山いて、旭日旗反対は韓国民の声だと思ったら大間違いなのだ。
もう少し朝鮮日報に書かれた韓国の方の意見を見てみよう。
ソ・ジャンソクさん：賛成52反対7
「日本の自衛隊は、太極旗（韓国国旗）の代わりに韓半島旗（統一旗）を掲げるような魂のない政権とは質が違うな。見習うべき事は見習えよ。」
ソ・ヒョンピョさん 賛成36反対2
「（「旭日旗禁止法案を発議」議員に対し）
国会議員をやって飯を食いながら、それほどまでに他にやることがないのか！第二次世界大戦の敗戦国である日本の海軍（原文ママ）が旭日旗を掲げようと日章旗を掲げようと、世界のどの国も国連も何の制裁もしないのに、そんなことまで敏感に反応して問題視することがあるだろうか！
李錫玄（イ・ソクヒョン、旭日旗禁止法案を発議した与党・共に民主党の議員）があんなに崇拝していた金大中や盧武鉉の時でも、日本の海軍が旭日旗を掲げて観艦式に来ても何も反対しなかった。それはそうと、今も『南朝鮮』という名刺を使っていのるか気になるところだね！（同議員は1997年の国会議員時代に訪米した際、国名に「南朝鮮」と併記された名刺を使用していた）」
ソ・ジャンソクさん：賛成14反対5
「太極旗（韓国国旗）を下ろし、韓半島旗（統一旗）を掲げて北朝鮮を訪問した韓国政府よりもましだ。彼らなりの国家観がはっきりしている。我々が簡単に愛国心を捨てたからと言って、日本の人々に「愛国心を捨てろ」と言うのは、彼らの言葉通り礼を欠いているし、図々しいとの見解に共感する」
この旭日旗問題は古い話ではないらしく、しかも発端がかなり動機不純なものらしい。
評論家室谷克実氏によれば、旭日旗が韓国から注目を集めるようになったのは2011年1月、サッカー日韓戦で日本人を侮蔑するパフォーマンスを行って批判を受けた韓国代表・奇誠庸（キ・ソンヨン）選手が「観客席にあった旭日旗への報復」が理由だと弁解したことが始まりだという。
（ウィキペディアより）
2011年1月のサッカー日韓戦で日本人を侮蔑するパフォーマンスを行った韓国代表の奇誠庸（キ・ソンヨン）が人種差別にあたるという批判に対して、「観客席にあった旭日旗への報復のために行った」（実際に観客席に旭日旗は掲げられていなかった）と言い訳をしたことを契機に、韓国世論は旭日旗に問題があり、国際社会から追放するべきと主張するようになった。
その後、2012年8月、ロンドン五輪でサッカー韓国代表・朴鍾佑選手が竹島領有権のアピールを行い糾弾されたときにも、「体操日本代表のユニホームが旭日旗に似ており、こちらこそ問題」と韓国側は主張した。
「これらの主張は海外では相手にされなかったんですが、韓国内では受けた。
その後、韓国人による抗議で海外メーカーの旭日旗風デザインなどを撤回させたことで、日本を貶める手段として『これは効くぞ』となったわけです」（室谷氏）（「ヤバいぞ日本」より）
要は韓国サッカー選手の言い訳が発端だったというバカらしさですが、反日韓国人は日本を貶めるものがあれば何でもよかったということです。そのため、旭日旗を堂々と掲げる反日朝日新聞には何ら声をあげません。ご都合主義の韓国極まれりです。
こんないい加減な旭日旗問題ではありますが、日本政府は今まで韓国になぜか足元を見られ、言いようにされてきた歴史があるので、統合幕僚長が威勢よく旭日旗を降ろすことを拒否したのはかっこよかったのですが、左翼が騒げば、軟弱新潮社のように、すぐヘナヘナとなってしまうのではないかと危惧していました。
文句があるなら、政府として、国際観艦式なんぞ出てやるもんか、という判断は韓国をガツンと叩くことができてとてもよかったということです。まあ、主権国家としては当たり前のことですが。
韓国の声。
イ・チュンソプさん：賛成45反対5
「大韓民国にはなぜあのように気迫があって自尊心の強い軍人がいないんだ？言っていることはけしからんが、自国の立場としては絶対に駄目だと言う気迫はいいと思う。
反国家団体の首魁（首領）である金正恩に対しては両手で酒をつぎ、黄海の領土をすべて渡した宋永武（ソン・ヨンム＝前国防部長官）とかいうクソと比べたら胸が押しつぶされそうだ。
文在寅（大統領）の野郎がやらせたんだろうが、それでも軍人が「これは絶対に駄目です」とその場で殴り殺されてでも貫き通すべき。それが軍人だ。宋永武はおそらく子々孫々まで悪く言われるだろう。多分、韓国の歴史教科書で李完用（韓国が日本の植民地になった元凶とされる人物）と同等の扱いで記載されるようになるかもしれない」
旭日旗の正当性について、「勝又壽良のワールドビュー」には、以下のように書かれている。
「…韓国は、日韓併合が侵略であるという解釈だが、国際法的には合法的な手続きが踏まれたものである。朝鮮半島を戦争によって併合していない以上、旭日旗を「侵略戦争や軍国主義の象徴」と決めつける根拠はない。現実に、日本が侵略した諸国では、旭日旗を忌避する動きや禁止法まで制定する国家は一つもないのだ。
英国は、帝国主義国家の典型例である。その英国国旗が、今は独立国家である旧植民地の国旗の左上に堂々と残されている。オーストラリア、ニュージーランド、クック諸島、ツバル、フィージー、ニウエがそれである。韓国の旭日旗禁止法案の動機から言えば、信じがたい現実が存在している。」
この政府の判断にはもう一つの副次効果があります。「勝又壽良のワールドビュー」から。
「韓国は現在、日本に対して二つの要求ないし依頼をしている。旭日旗禁止法案と日韓通貨スワップ協定である。旭日旗は、日本の国内法で海上自衛艦に掲揚され、国際的に認知されているもの。韓国はそれを、国民感情にそぐわないから禁止したいという。これが、日本に対していかなるリアクションを生むか。全く考慮されていない。
一方で、韓国経済の悪化とともに、米韓の金利差がもたらす外貨流出によって「ウォン危機」が懸念される状況になってきた。この対応策として、日本に日韓通貨スワップ協定を依頼しよう、と議論されているのだ。
米韓通貨スワップ協定と日韓通貨スワップ協定が、ウォン危機対策の切り札として取り上げられている。日韓通貨スワップ協定の場合、旭日旗禁止法が成立したとすれば、日本政府は受入れないであろう。
海上自衛隊の存在を否定されたのも同然の中で、仮に「ウォン危機」が起こっても傍観せざるを得まい。それは、自業自得ということだ。
日本から見た韓国の二つの動きは、完全に矛楯している。
旭日旗禁止法によって、韓国の独立心を示すならば、間違っても日韓通貨スワップ協定を口にしてはなるまい。それだけの覚悟がなく、隣国へ精神的な「宣戦布告」をすべきでないからだ。
韓国は、感情論で不愉快だから旭日旗禁止法をつくるなら、日本もまた国防の要である海上自衛隊を否定され不愉快という感情論の応酬が起こっても不思議はない。」
勝又壽良氏のこれは強烈な言葉ですね。
「旭日旗禁止法によって、韓国の独立心を示すならば、間違っても日韓通貨スワップ協定を口にしてはなるまい。それだけの覚悟がなく、隣国へ精神的な「宣戦布告」をすべきでないからだ。」
全くもってその通りです。
バカなサッカー選手に煽られた結果、ウォン危機に陥り、韓国経済が大打撃を受ける。韓国は助けてくれと言ってくるでしょうか。
いや、尊大な韓国のこと、「助けたいと日本が要望するなら、韓国としは嫌だが受けて立ってもいい」とかいうことでしょう。
この件に関しては、麻生大臣が弱気ではないようで、自衛隊統合幕僚長のような毅然たる態度を示してくれると思います。まあ、韓国よ、寄ってくるな！ということでしょう。そして困ったら自力救済して下さい。