台風一過のはずが、残った梅雨前線を刺激してか、思った以上の雨を各地に降らせ、各地に被害をもたらした。人的被害も予想を超えていた。いくら山が多い地形とはいえ、雨の量が半端ないから洪水となり、被害が大幅に拡大する。

 

 気象庁は地震の時と同じように警報を連発するが、なぜこんな豪雨となるのかの説明はこれまた地震と原因と同じで、素人でも言えるようなオウム返し、つまり「南から温かく湿った空気が流れ込み」としか言わない。

 

 本当に気象庁又は気象学者は気象のことをわかっているのだろうか。

地球温暖化についても、気象学者はデタラメなことを言っても全く改めようとしない。地震学者と全く同じだ。

 

 この豪雨について、素人ではあるが非常に説得力のある解説を提出している人がいる。

そしてその中身は、去年の9月にもこのブログ(「鹿児島県喜界島で大雨、50年に一度!じゃあ来年は大丈夫なんだな!」)で紹介した。

もう忘れられているはずなので、もう一度ここに取り上げることにしたい。

暖かい空気の流入という説明はナンセンスというものだ。

 

「NHK・ニュース7での竜巻の説明では、寒気のことも話していました。ですが、そこには騙しがあります。その騙しとは、「南から温かく湿った空気も入ってきて」という説明です。

 つまり、竜巻が発生した原因は、寒気だけではなく、南から入ってきた温かく湿った空気も関係しているのだぁ…ってわけです。要するに、温暖化に結び付けたいわけです。

 しかしながら、もう何度も言っているように、南から温かく湿った空気が入ってくるのは、寒気の仕業なのです。寒気自身は低エネルギーですが、自分よりも高温の空気が有している熱エネルギーを、運動エネルギーに変換させてしまう能力があるのです。

具体的に言うと、自分よりも高温の空気を上昇させてしまうわけですね。これにより、気圧が下がり、自分よりも高温の大気がどんどん呼び寄せられることになるのです。

 南から温かく湿った空気が入ってくるのは、こうしたメカニズムによって起こるのです。それを、NHKなどのマスゴミは、徹底スルーする。これは、断じて許し難い騙しです。

 そもそも、南から空気が入ってくるのなら、寒気がやって来れるわけがないでしょう。南から空気が入ってきたら、それにより気圧が高くなってしまうはずで、そうなれば、寒気はやって来れないはずです。しかも、入ってくる空気は、温かいはず。

 

 温かい空気が入ってきたら、寒気は温まってしまって、寒気では無くなってしまうはずではありませんか。あるいは、寒気が発生するエリアが温まってしまい、寒気の発生自体があり得ないことになってしまうはずでしょう。言っていることが、矛盾だらけです。

 寒気が存在すると、そこに低緯度から温かい空気が呼び寄せられるのです。「寒気」と「暖気の流入」を分けて論じるのは、科学無知のすることです。

 ちなみに、南から入ってくる空気が湿っているのは、その空気がどこかで冷やされている証拠です。

 冷やしているのは、大抵、寒気です。つまり、入ってくる空気が湿っているのも、実は寒気の仕業なのです。それも完全スルーする。」

 

「流れ込む」という表現が正しい理解を妨げている!

 低気圧は、暖気だけでなく、寒気も吸い込む(吸い寄せる)のです。ところが、この事実すら理解できなくなっている。その原因の一つに、「流れ込む」という表現の使用があります。

 気象予報士どもが、よく使いますでしょう、この表現。低気圧などに向かって「南から、温かく湿った空気が流れ込んでくるため…」という、あれです。あのおかしな表現が、正しい理解を妨げているのです。

なぜなら、「南から~流れ込んでくる」という表現では、その流れの原因が、流れの上流にあるかのように思えてしまうからです。流れを生じさせる原因となるものは、流れの下流にあるもの(たとえば、低気圧など)なのです。でも、「南から~流れ込んでくる」という表現では、そのことがさっぱり見えてきません。

 むしろ、その源は「南」…という印象を与えます。実は、そう勘違いすることを狙った騙し表現なのですよ、これは。「南」と言えば、高温。すなわち、全て「温暖化のせい」と勘違いさせるための騙し表現なのです。こんな騙し表現を用いるとは、社会のクズとしか言いようがありません。

 

 流れが生じるのは、流れの下流にあるもののせいなのです。すなわち、低気圧などです。それが空気を吸い込む(吸い寄せる)ために、流れが生じるのです。」

 

「湿った空気」の定義も言えないインチキぶり

 まず呆れさせられるのは、「湿った空気」の定義を言わないことです。言えないんですよね~、実は。 なぜなら、定義が無いからです。無いものは言えんでしょう。そう、なんと、気象屋どもは、定義も無い言葉を振り回しているわけですよ。こんな酷い科学があるでしょうか?(「ここにある」ってか。)

 「湿った」というだけでは、何のことだか、さっぱり、わかりません。「H2Oを含む」という意味なのか? だとしたら、H2Oをどれくらい含む場合を言うのか?返答はありません。

 

 H2Oを全く含まない空気というものは、少なくとも日本では滅多にないものです。ならば、その定量的な定義をきちんと述べるべきでしょう。なのに、返答はない。何でだろう?

 H2Oを含んでいるだけでは「湿っ」ていることにはならないのか?飽和状態、すなわち、水蒸気(気体)だったH2Oが凝結して雲が発生してしまっている場合を言うのか?それとも、雲を発生させられる能力を有する空気のことを言うのか?雲が発生していなくても、冷やされれば、雲が発生します。

 でも、そうなると、ほとんどの空気が「湿った空気」ということになってしまうのではないかぁ?高気圧・低気圧や寒気・暖気のような『周囲との相対性』ということでもない。ならば、どういう意味なのか?

 

 このように、「湿った空気」の定義は、全く曖昧なのです。定義が全く曖昧なものによって、現象が(科学的に)説明できると思いますか?普通の人なら(でなくても?)、答えは「ノー」でしょう。」

 

何度も言っていることですが、「湿った空気」に、大気を運動させる能力はありません。そんな能力があるのなら、(これも前に言ったことですが)「湿った空気」を利用した発電が可能なはずです。

でも、そんなものは未だ実現していない。実現できるわけがない。なぜなら、「湿った空気」に、運動エネルギーを生み出す(他の形態のエネルギーを運動エネルギーに変換する)能力など無いからです。

…そもそも、「湿った空気」が流れ込むと「大気の状態が不安定になる」という論理からして、全くの無根拠です。H2Oに「大気の状態」を「不安定」にする能力なんか無いのですから。

 いや、それ以前に、「湿った空気」も「大気の状態(が不安定)」も空定義な概念なのですから、お話にならない。」

 

「「温かく湿った空気が入ってきたせい」論のまず滑稽なところは、『日本列島に空気が入ってくる』ことを原因としているところです

へー、そんじゃ~、日本列島に空気が入ってこないことがあるんですかね?豪雨でない時は、日本列島に空気は入ってきてないんですかぁ?

 そんなこと、ないですよね。日本列島には、常時、空気が入ってきています。しかも、それでいて、常時、豪雨に見舞われているわけではないはずです。豪雨に見舞われない日の方が、圧倒的に多いですよね。晴れの日さえ、ある!

 以上のことに気付けば、『日本列島に空気が入ってくる』ことを原因とすることが如何に滑稽なことか、わかるはずです。

 日本列島に空気が入ってくるのは、全く日常的なことなのです。日常的なことで、どうして「異常」気象が説明できるというのでしょうか?

まず、この点からして、気象庁の説明がとんでもなくふざけきった説明であることがわかるはずです。

 

 空気が入ってくるから豪雨になるのではないのです。入ってくる空気がどこかで『湿る』から、豪雨になるのです。ですから、「なぜ日本列島に入ってくる空気が『湿る』のか?」ということを説明しなければ、説明にはならないのですつまり、気象庁は全く空虚な説明を繰り返しているのです。」

 

では、空気はどのようなメカニズムによって『湿る』のでしょうか?

海の上を(風となって)吹くことにより、水蒸気を含み、湿る?

確かに、海の上を吹くことにより、水蒸気を含むことになるのは事実です。しかし、それだけでは、豪雨を降らせられるほど『湿る』ことは不可能なはずです。

なぜなら、空気が含むことのできる水蒸気量には限界があるからです。いわゆる「飽和水蒸気量」という限界です。これを超えて水蒸気を含むことは、海上を吹くだけでは不可能なのです。

 

 一方、豪雨を降らせられるほど『湿る』ためには、この限界を遙かに超える量の水蒸気を含む必要があるはずです。

ですから、海上を吹くだけでは、豪雨を降らせられるほど空気が『湿る』ことはできないのです。ということは、さらに別のメカニズム(原因)が必要…ということになりますでしょう。

 

それは、ズバリ、『空気が冷やされること』です。

温度が下がると、空気が含むことができる水蒸気量(すなわち、飽和水蒸気量)は少なくなってしまうのです。すると、冷やされる前まで空気に含まれていた(気体の)水蒸気が、凝結して水滴(液体、液相)になり、空気は『湿る』ことができるのです。

 では、空気を冷やすことができるものとは、何でしょうか?それは、ズバリ、寒気です。寒気が、水蒸気を含んだ空気を冷やし、「湿った」状態にするのです。

 

 とくれば、もう、気象庁のトリックが見破れたでしょう。

そう、『空気を冷やして湿った状態にするもの』すなわち、寒気(の働き)を隠しているわけですよ。

 

『空気が入ってくる』という説明を懲りずに繰り返すのは、こういう事情があったからなのです。

 ちなみに、オホーツク海高気圧からの空気は、冷たいです。しかし、夏に勢力を増す太平洋高気圧から吹き出してくる温かい空気が、(オホーツク海高気圧からの)冷たい空気の上に上がるので、『湿る』ことになるのです。

 本来、梅雨とは、そういうものです。ただ、気候不安定期であるが故に、大陸からの移動性の寒気団が頻繁にやってくるようになっているために、そうでない雨が降るです。こちらの雨は、寒冷前線のような集中豪雨になる。その事実を、気象庁は隠しているのです。様々な屁理屈をこね回して…。」

 (引用終り)

 

 どうだろうか。部分的な引用だからよく分からないかもしれない。しかし、森田氏やTBSひるおび気象予報士森さんの解説と如何に違ったことを述べているか、そしてこのわずかな引用からでもより何かヒントが掴めるのではないか。

  なんとこれを書いているのは気象には全く素人の方である。

 

要は地球温暖化の逆で地球は寒冷化しているので豪雨などの異常気象が多くなっていると主張しているのである。

 この豪雨を減少させることは人間の力では不可能だが、地球温暖化防止対策なんぞはやる必要はないということだけは言える。