関東学生アメフト連盟森本専務理事が読み上げた日大内田監督等への責任追及の経過説明については、久し振りにスッキリというか腑に落ちたというかモヤモヤが解消した素晴らしいものであった。

 

こんな感じ。

「森本専務理事はクオーターバックをつぶせという指示をめぐる日大の選手と前監督、前コーチの間の認識のかい離について「アメリカンフットボールで思い切りぶつかるのは当然で、それを3年生のレギュラー格にわざわざ指示したのは不自然だ。

思い切りいけと指示するだけなら『相手と友達か』と確認する必要がない。こう考えると、『つぶせ』は、友達にはできないようなことをしてこい、けがをさせろ、というニュアンスの指示であったのであり、認識のかい離などそこには存在しないと断定する」と説明しました。」

 

「日大の内田前監督が反則行為の指示を否定していることについて、「一連の会話について、内田前監督や井上前コーチより、当該選手の説明のほうが具体的で合理的だ。

どちらを信頼すべきかは明らかで、内田前監督の『やらなきゃ意味ないよ』ということばは立派な指示だ。

内田前監督が自身の関与について話していることはおよそすべてに信ぴょう性がないと考えている

 

 つまり、内田監督のいい加減な言明を、キチンとした論理立てにより、ことごとく虚偽と断定しているのだ。これも宮川選手の具体的な告白があったから我々も判断できるのだ。

 

 言うべき人が真実を言い、曖昧なところはきちんと調べ、分析し、高い論理性をもって虚偽に切り込んでいる関東学生アメフト連盟に敬意を表したい。

 

 このしっかりした会見を見るにつけ思い出すのが、不見識極まりない中村愛媛県知事のデタラメ会見だ。

恐らく中村知事の会見、説明、弁明を聞いて納得する国民は誰もいないだろう。

 

 中村がやるべきことは、自分の出してきたメモという名の怪文書の信ぴょう性をまず明らかにすることだ。これなくしては、中村が何を言おうと捏造怪文書の疑惑は晴れない。

 

 いや今後も疑惑が晴れることはないのだろう。全く怪文書を調査する気がないのだから。つまり痛い腹なのである。探られたくないのである。だから他人のせいにするのである。

 

「愛媛県の中村時広知事は29日、安倍晋三首相と学園の加計孝太郎理事長との面会を否定するコメントを学園が報道各社に発表したことに関し「これだけの問題なら最高責任者が説明するのが当然。それが学園の信頼を確保することになる」と加計氏による県への説明を求めた。」(産経ニュース)

 

 「これだけの問題なら最高責任者が説明するのが当然。それが学園の信頼を確保することになる」と中村は言っているようだが、全く本末転倒なのだ。

 

そもそも「これだけの問題」というものは信用ならない怪文書から発しているのだから、「最高責任者が説明するのが当然」という言葉は全くその通りだが、その「最高責任者」とは、お前さんもつまり中村のことなのだ。怪文書の中身に何で他人が説明する必要があるのか。

 

 そして、「それが学園の信頼を確保することになる」」と続けたそうだが、これもブーメランだ。ブーメランは民主党らのおはこだと思っていたが、愛媛県知事にも当てはまるのだ。

こういい直さないといけない。

 

「それが愛媛県の信頼を確保することになる」

愛媛県は今や中村愛媛県知事の一連のメモ、捏造怪文書事件で信用は地に墜ちているのだ。それを回復するには、捏造疑惑を解明することしかないのだ。

 

第三者委員会ばやりだから、この問題も第三者委員会が調査すべきなのだ。100条委員会を開いてもいい。関東学生アメフト連盟がやったような的確な調査・分析と判断をすべきなのだ。

そうすれば何が真実かよくわかる。そして中村のやったこともよくわかるはずなのだ。

 

 こんなとき、加計学園の担当者がバカみたいに中村を訪問するなんて、なんと間抜けなことだろう。

余計な事をすれば話が怪文書から離れていってしまい、中村の思う壺なのである。加計学園は知らん顔しておけばいいのである。

明日は加計学園から正式に謝罪の申し入れをする予定だとのこと。中村は海外出張で逃亡しているそうだが、またいろいろ盛られて加計学園が悪者にされるのである。加計学園もアホと言うしかない。