明日から大相撲夏場所。

週刊誌には、稀勢の里の怪我、左大胸筋は断裂したままであって、まだ繋がっていない、だから幾ら日にちが経っても治らないのだ、と書かれていたが本当だろうか。

そんなにひどければ医者が「3週間の安静加療」の診断書では済ませないだろうし、マスコミももっと怪我の状態のことを深く詮索しないといけない。

 よく分からないが、問題は怪我ではなく、精神の問題であろう。

 

稀勢の里は弱いのに横綱になって失敗した。琴奨菊のように大関のままでいて、負け越ししたら転落してチンタラ相撲をとっていたほうがよかった。

まだ若いし、もっと長く相撲を取ることができたはずだ。あと少しで引退だと思うと可哀そうにもなってくる。

 

 稀勢の里へ投げかけられたアドバイスがよくない。こんな言葉では尚更引きこもりになって、土俵に上がれなくなる。曰く、

「出る限りは万全にしてほしい。」

「覚悟を持って次場所に備えてほしい」

 

要は「出る限りは横綱に相応しい相撲を取れ、キチンとした成績を上げよ、それが出来なければ出てくるな」と言っているのである。

 

 まあ当たり前の言葉だ。しかし、今の稀勢の里に相応しいアドバイスなんだろうか。

稀勢の里はいま土俵が怖くて仕方がない、稽古もほとんどやってないから当たり前だが、いくら稽古しても勝てないので、体も心も委縮している。心の病気のほうが重い。

 

 よく言われることだが、うつ病の人に「頑張れ!」は禁句だと。そう言われると余計に心に負担になるという。

 

 稀勢の里も同じことだ。頑張れという言葉は、稀勢の里には禁句なのだ。

今「頑張れ」と「出てくるな」が同時に発せられている。だから、稀勢の里は休場をつい選択してしまう。

 

 もうどう見たって稀勢の里は横綱失格なのである。

貴乃花の長期休場と比べてはならない。貴乃花は実績があり且つ怪我は本当だったのだから。

横綱失格なのにいつまでも休場していい、という言い方はそれ自体が全くの特別扱いなのだ。

 

 特別扱いが許されるなら、稀勢の里にチャンスを与える特別扱いをしてあげたらどうか。

これからする提案はトンデモ提案でとても許されるものではないが、国会審議ですら馬鹿げたことを毎日やっても許されるのだから、稀勢の里にも許してもいいのではないか。

 

 さて、その提案というのは以下のようだ。

それは、横綱はいくら負け越しても地位が下がらないというルールを最大限活用するのだ。

ふつうは、横綱として相応しくない成績なら、引退するしかない。それを稀勢の里には適用しない、と始めから宣言するのだ。

 

 少し位負けが先行しても休場させない。休場させないどころか1勝14敗でも15戦全敗でも横綱として居られる。そして例えば3場所通じて成績が悪くても横綱の地位は維持できることにするのだ。

 

 目的は、引きこもりからの脱却、怖い土俵に慣れてもらうこと

負けても負けても許されるとなれば、そのうち力士魂に火が点くことだろう。勝敗を度外視して、なんとか土俵に上がってもらうのだ。土俵勘が戻れば、強い稀勢の里に戻ることが可能となろう。

 

 この提案は普通は許されない。しかし、稀勢の里にチャンスを与えるのだ。

 もしこれに成功したなら、稀勢の里も相撲協会もこの事態から横綱への昇格のさせかた等様々な教訓を得ることができるだろう。

 

 何を甘いこと言っているんだという声が聞こえる。

しかし、もう7場所も休場を許し、来場所でさえ休んでもいいようなことを協会関係者が言っていること自体、既に稀勢の里を大いに甘やかしているのである。

 ひとつの実験により、稀勢の里復活があればそれはそれでハッピーなのではないか。

 

なお、この提案は現状のルールを一つも捻じ曲げてはいない。単にこれまで横綱引退の慣習を適用しないだけである。

 

 

 全然稀勢の里とは関係ないが、少し無理をしてチャンスを与えるということで言えば、小室圭問題にも適用できそうだ

眞子様の結婚破談は皇室の安泰につながり、眞子様の幸せにつながる。しかし、小室圭が破談を申し出ない限り進展はない。

 そこで小室圭にチャンスを与える。手切れ金として、一千万~五千万円程度を与えることにする。それが破談申し出の条件とする。これなら小室もOKするだろう。

そのために税金を投入する。皇室安泰のための支出としては安いものだ。その金額分は秋篠宮の宮廷費から削除する。国民の税負担額は変わらないものとする。

 小室圭親子に大金を与えるなんて、絶対に認められないという声があがるだろうが、サンクコスト(埋没費用)として認めるしかない。小室圭親子の思う壺であってもね。