岡山県の渋川動物公園からゾウガメ「アブー」が8月1日に逃げ出し、飼育員らが懸命に探すも見つからなかったため、園長は発見者に懸賞金50万円を贈ることを発表したとたん、親子連れ2人が16日午後にアブーを園から約100メートル先の茂みで発見した。

 発見までの所要時間は、なんと15分ほど。発見されたアブーを見て園長は大いに喜んだが、しかし不思議だと首をかしげた。

 

アブーが発見された場所は飼育員がこれまで2度探しに行っていてフンや食べかすなど痕跡は一切なかった。しかもあの場所、本来は調べる必要がないという。それは側溝があるためカメはあちら側には行けない、というのだ。そして戻ってきたアブーを見た時に「なるほど!」と思ったという。居なくなった時と様相が違っていて、甲羅がピカピカで体には埃一つないような状態だった。お腹を空かせている様子もなかったという。」

 

この騒動で来園者も大幅に増えたというから園長のポケットマネー50万円も惜しくはないだろうが、発見経緯がミステリーと言えばミステリーだ。

 

 さて、この話を聞いてすぐに思ったのは、ある犯人がいて、すでにアブーを見つけていて家に持ち帰ったものの騒ぎが大きくなっていたので、こそっと動物園に置いたのではないか、というもの。犯人は発見者として名乗り出る勇気はなかったのだろう。後ろめたいから。

 もう一つの推理は、動物園をPRするための園長の自作自演。ただそうなると、戻ってきたときの甲羅がピカピカしているのは不思議だなんていう必要は全くないから、自作自演はありえないだろう。

 言えることは単にアブーが近くを何日もぶらついていたということはあり得ないということだ。必ず種も仕掛けもあるはずだ。

 結論は誰かが偶然アブーを見つけて持ち帰ったが騒ぎが大きくなったので、元の場所へ戻したということだろう。

 

 そういうミステリー話を聞いているうちに、去年の北海道男児置き去り事件を思い出した。かなりの話題になったから皆さん覚えているに違いない。

 この事件は無事子供が発見されて解決したんだけれど、発見経緯が劇的で今も謎に包まれている。

 私はこの小2の子をスーパー少年大和君と呼んでいるが、発見されたのは6日も経ち更に行方不明になった場所からかなり離れた自衛隊演習場内の施設で見つかったということ、しかもそこまでたどり着くのに方向もわからないのに真夜中に歩いたとのことだ。

 

 本当だったら「スーパー少年」というしかない。しかし普通に考えてそんなことは絶対にありえないだろう。

 ゾウガメ「アブー」が自分で甲羅をピカピカにするわけがないのと同様のことだ。つまり、この「スーパー少年」にも第三者が関わっていると推理するのが妥当だろう。

 

 私は当時その不思議さを別のブログに書いたのでちょっと長いけど読んでみてほしい。

 

ゾウガメ「アブー」と異なり、真実はスーパー少年大和君が知っている。いつか大人になってTBSの爆報フライデーかなんかで真実を明かしてくれるといいのだけれどね。

 

 1. 嘘をつけば誰も信用しなくなり、あらぬ疑いも?北海道男児置き去り事件(2016/06/01

 北海道男児置き去り事件では、5日目となっても見つかりそうもない。可愛らしい顔の小学2年生が行方不明となったが、父親の嘘が謎を呼び、ネットではある疑惑がおおっぴらとなっている。無責任なネットであることは確かだが、その原因は父親の嘘にある。

 

  東スポが以下のように報じている。

 「地元住人も警察関係者も首をかしげている!? 

 北海道南部・七飯町で小学2年生田野岡大和くん(7)が“しつけ”のため置き去りにされた5分の間に行方不明となって、1日で5日目を迎えた。

 前日の5月31日には、両親からの要望で大和くんを降ろした車の進行方向とは異なる、北西に広がる駒ケ岳の裾野にも範囲を広げ捜索したが、遺留品などの手がかりは見つからなかった。代わりに出てきたのは新たなナゾだった――。

 31日は悪天候のため、夕刻で打ち切られた捜索活動。道警は1日、約120人態勢で再開した。七飯町は北海道を通じて陸上自衛隊にも支援を求めた。

 大和くんの置き去り現場に続く林道は、普通車2台がやっと行き交えるほどの道幅で、両脇には原生林がうっそうと茂り、地面に影を落とす。 置き去りにしたとされる午後5時から1時間もたてば辺りは外灯一つなく真っ暗で、野生のキツネの姿も。当然ながら防犯カメラ映像などの客観証拠はなく、家族の記憶だけが大和くんの行方を知る手がかりだ。

 31日はもともと行方不明になった“現場”から約15キロ四方に範囲を広げ捜索する予定だったが、30日夜に両親からの「山の上の方を重点的に捜してほしい」という要請を受けて、警察や消防など115人態勢で砂防ダム沿いの林道などを捜索した。だが、遺留品や足跡は発見できなかった。

 (中略)

 両親は当初、山菜採りの途中ではぐれたと説明したが、車に山菜が一つもないことを指摘されると「人や車に石を投げつけたのでしつけのために車から降ろした。5分後に戻った時には姿がなかった」と発言を変えている。着ていた衣服も「Tシャツにジーパン」が途中から「紺色のジャージー」に変わった。(後略)」

 

  その他長女の発言と父親の行動が食い違い、情報を小出しにしているようで不思議だ。しかも、30日夜に両親からの「山の上の方を重点的に捜してほしい」という要請を受けて、自衛隊も出動することになったという。親の心配から思い余っての要請のようにも見えるが、普通に考えれば小学2年生の子供だからそうそう遠くへは行けないし、夕方から夜にかけてわざわざ自分から藪の中へ入って山の方向へ行ったかもしれないと想像するのがおかしい。

 「藪の中へ入って」迷子になったかも?あり得ない。置き去りにされたのであって、親元を逃げてきたわけではない。父親が言う通りなら、道路上に置き去りにされたのだから、道路を伝って歩くことしか考えられない。藪の中へ入っていくことはあり得ない。

 

なら、なぜ「山の上の方を重点的に捜してほしい」と要請したのか。私の推測は置き去りにした近隣を詳しく探してほしくない理由があるから、わざわざ遠いところを調べてほしいと頼んだのではないか。

 

  置き去りにしてから5分後に戻ったが、もういなかったということは、そう遠くに行っていないはずだ。一番怪しいのは、父親が長女に「大和と一緒に山菜を取りに行く」と告げて、そう長い時間でなく車に帰ってきたことだ。この時間に父親がしたことが一番怪しいのだ。

 

 警察も消防も自衛隊も探すべきは、行方不明になった足元のせいぜい500メートル四方を徹底的に探すことだ。

 

いや、その前に父親に警察は、まだすべてを話していませんね。ウソや作り話をせずに本当のことを全部話させることが一番先にやるべきだろう。また、母親にもきちんと聞くべきだ。母親の声が全く聞こえてこない。

 

 車を運転していたのは母親らしい。父親は運転免許を持っていないらしい。

となると、公園からの帰り道わざわざ広い道路から外れて、山の方へ車を走らせたのは夫の指示があったからだ。そのとき、既に息子と山菜を取りに行くと告げたのか。もう夕方近くになっているのに、山菜を取りに行く必然性があったのだろうか。

 

そもそも山菜を過去にこの場所で取ったことがあったのか。もしなかったとすれば、山菜を取りにいくので、回り道をしよう、と妻に指示したのはあまりに唐突なのだ。長女は素直に父親が弟を連れて山菜を取りに言ったことを信じている。

ということは、お仕置きをして、行方不明になったあと、世間体を考えて、警察に山菜を取りに行ったらはぐれてしまったという供述は矛盾することになる。

つまり、「山菜を取りに行ったらはぐれた」と後から思いついたようなことをいっているが、そうではなく、置き去りにする(又は何か別のことをする)ために、最初から「山菜を取りに行く」という理由を考えていたことになる。

 

だから、長女はそれを素直に信じてインタビューに答えていたのだ。母親も「山菜を取りに行く」という理由で山の道に入ったことを長女と一緒に聞いているはずだ。そのときに夫の言い方に違和感を覚えなかったのかどうか、不思議だ。母親つまり妻も何らかの事情を知っているのではないのか。

そして、ネットにも書かれているように真実を知っていて、話ができるのは長女だけなので、長女から詳しく当時の状況を聞くべきだろう。

また、虐待があったのかどうかももっと子供の関係の多くの人物からヒヤリングをすべきだろう。

 このまま見つからないで捜索終了の可能性も大いにありうる。謎が深まるこの事件。警察ももっと別の角度から慎重に調べたほうが良い。

 

2. 誰も納得していないのでは?少年が無事だったのは良かったけれど…。(2016/06/04 

 突然自衛隊演習場内の施設で行方不明の少年が発見されたが、何だか納得がいかない。

助かったことはとても良かったけれど、説明できないことが余りにも多すぎる。父親の嘘で始まった事件だが、それが尾を引いてか子供が見つかっても全くスッキリしない。

 

  それを偶然や好条件が重なったとか、凄いサバイバル能力といって済ませていいのだろうか。全く不可解。もっと常識で判断してもいいのでは。そうしなければこの不可解さは解決できない。

 

「大和さんが行方不明になった場所から同施設は直線でも約6キロ。演習場までは複数の林道があり、道なりに歩いたら10キロある。登り下りもある山道で、隊員でも2時間半はかかる」ところを夜間に小2の子供が歩けるのか。

大和君は当日自衛隊演習場内の施設に着いたというが、真っ暗闇の中を一部鍵のかかっていないところを見つけたというが信じられるのか。そこに兵舎があるなんて知らないはずなのに、演習場に入る意図が何なのか不明だし、小学2年の発想ではありえない。

 

「大和さんはTシャツにジャージーの薄着姿。現場にいた隊員の一人は「室内のマットの間で体を休めていたのは、低体温にならないために適切な判断だったと思う」というが、広いかまぼこ兵舎が密閉されているとはいえ、夜間は相当冷えたはずあの固いマットが上布団として体にまつわりつくわけがない。

少し想像力を発揮すればそんなことが不可能だということがわかるし、6日間も同じ状態で暖を取っていたなんて尚更信じられない。それが本当なら、レンジャー部隊に即加入できる。

 

「病院の医師は記者会見で「軽い脱水症状だが、特に低栄養状態ではない」とのことだが、6日間水しか飲まないでいて、「低栄養状態ではない」とは不可解も過ぎる。この少年は千日回峰行の修行僧よりも凄いのか。そうではあるまい。6日間水だけで、平気で立って歩けるということは6日間食べていないということに疑いがあるということだろう。

 

「大和君は土曜(5月28日)の夜に歩いて小屋にたどり着いたが、5月30日に隊員が定期的な施設点検として小屋に入り、ストーブなど備品の状態を確認したが、その時は発見できなかったという」が、その時大和君はどこに居たのか。隠れていたのか。犯罪者じゃあるまいし、そんな必要はあるまい。

 

 仮にその時大和君が外を探索していたとする。兵舎に帰ってきてまた今日まで4日間、中に潜り込んだことになるが、そんなことが可能なんだろうか。

最初は100歩譲って自衛隊員がカギを掛けるのを忘れたことを認めても、2度目も自衛隊員がカギを掛けるのを忘れることがあるのだろうか。もしあるとすれば、間抜けな自衛隊員というしかない。そんな自衛隊員はいないだろう。

つまり、その時は大和君は兵舎の中に居なかったのではないか。大和君は置き去りにされた土曜(5月28日)の夜に歩いて小屋にたどり着いたというのは本当なのか。不可解過ぎる。

 

自衛隊員の写した発見時の大和君の姿は、6日間も水だけでサバイバルしていたようなやつれはてたとか焦燥した感は全く見られない。しかも自衛隊員に対しての言動も6日間も独りぼっちでいたような感じではない。つまり、6日間も独りぼっちでいたというのがそもそも違うのではないか。

 

⑥6日間も兵舎にじっとしていたことが不可解。逃亡者ではないのだから、何とかして助かりたいと思うのが常識。兵舎にたどり着くために強靭な精神力で行動したわりに、その後は何の行動もしていないのが不可解。そもそもそこに居なかったのではないのか。

 

⑦捜索終了、本部解散の当日に発見された不可解。

 

  つまり、無事少年が発見されたのは全くもってよかったのだが、不可解さが余りに多く、

 「「無事見つかってよかった」と安堵する声が多い一方、小学生が約1週間も不明にもかかわらず、1人で歩いたり喋ったりすることができるほど元気な状況にあることで、

「一人でいたとしたらすさまじいサバイバル能力だな」

「北海道の行方不明男児のスペック、一体何者なんだ.

「約1週間も山の中で1人で過ごし、そのうえ雨が降ったりした中、自衛隊員に見つからず自ら自衛隊施設にたどり着いた北海道の行方不明男児、冷静に考えてもヤバイ」

と、不思議に思う声も多数出ている。」という声が上がるのもまた自然なことだ。

 

 真実はこの少年が知っているのだが、私が推測するにこの子供に協力する第三者が存在して、何かを目的にこういう事件を起こして、子供は別のところに居たのだが、余りに事が大きくなり過ぎたので、数日前に自衛隊演習場内の兵舎に置きに行ったのではないか。

捜索終了、本部解散となったので、慌てて見つかるように仕向けたのではないか。

サバイバル能力なんて手品の種明かしのようなものであるわけがない。父親は恐らく何も知らなかったのだろう。

 

  これだけの事件を起こしたのだから、警察はきちんと子供にヒヤリングをして疑惑を解明する義務がある。子供が無事だったからもういいでしょう、ということにはなるまい。

(引用終り)

 第三者とは誘拐犯ではなく、恐らく子の親戚の誰かだろう。そしてストーリーを言い含められて、口止めされていたに違いない。

アブーには口止めは必要なかったようだけど、甲羅をピカピカに磨いてしまったのは失敗だったかな。

(字数制限のため続きあり)