「生活保護」取得は良くない、と言っているのではない。「生活保護不正」取得は良くない、と言っているのだ。どこが悪いのだろうか。
難癖を付けたのは何処のどいつだ?僅かな瑕疵を大げさに取り上げる理由は何だ!「生活保護不正」取得撲滅の取り組みを真面目に行っている市の職員を貶めて何を企んでいるのか。
恐らく「生活保護不正取得」をもっと容易にさせようとする組織に違いない。
そもそも生活保護「なめんな」ジャンパーを作成したのは、10年前に生活支援課の職員が生活保護申請の者に切り付けられたことから、脅しに負けずに頑張っていこうということで連帯感を高めるためだったという。辛い嫌な職場を少しでも活性化しようという現場の熱い思いからの発想であり、賞賛されても叱責されるような事柄ではない。
巷では「生活保護不正取得」が組織的に行われているという報道が多くなされている。生活保護申請が却下されれば、窓口に押しかけてごり押しする。そうなれば不正とわかっていても、認めてしまうだろう。
なぜなら、生活保護は税金から支払われるんだから、自分の懐が痛むわけではない。こんなひどい面倒から逃れるには申請があり、不正であっても文句を言いそうならみとめてやろうか、という安易な気持ちになる。
そういう流れが生活保護制度自体をダメにしていく。問題は不正は不正と毅然たる対処をして、生活保護制度を守っていくことだ。そういう思いで小田原市生活支援課は生活保護「なめんな」ジャンパーを作ったに違いない。
それに難癖をつける輩の目的は容易にわかるというものだ。「市民の誤解を招きかねないうえ、品位を欠いた表現で不適切だった」なんて小田原市は謝罪しているが、そんなことは全くいう必要はない。
むしろこういうべきじゃなかったか。
「品位を欠いた表現で不適切だったことはお詫びします。しかし、生活保護不正取得の撲滅は正しい行いなので、言葉使いを改めて新しいジャンパーを市の予算で作り直して配布することとします。」
とね。
それにしても、普通の市民には英語の文章など読めないし、小さく書いてあるから意味が分からないだろうに。そもそも「表現で不適切」なんていうのは成立しないんじゃないのか。
そもそも「市民の誤解を招きかねない」という市民は誰なんだ。普通の善良なる市民は絶対に市職員の努力を応援するだろう。つまりここでいう「市民」はいわゆる「プロ市民」のことだろう。
この「生活保護不正取得プロ市民」たちは、ここでの戦いに勝利すれば、他の市町村で真面目に不正取得防止に努力する市職員に対して見せしめの効果を発揮することだろう。
小田原市は下らない私的に屈することなく、市自らが対応する能力がないなら第三者委員会を作って、生活保護不正取得の実態を調査することをやったらどうか。
2チャンネルの声を幾つか紹介する。いかにまともな声が多いか知るべきである。
・「不正受給許さない」って、どこがいけないの!
・こういうのを悪として報道する風潮、いい加減やめてほしいわ。大多数の人間が間違ってないと思ってるだろ。
・これで不正受給に対して萎縮しないでどんどんやって欲しい。不正受給者はクズだ。それは間違ってないし、正しい 。
・訴えてるのは「不正受給は許さない」ってことだろ? ほんとなんで問題なんだろ。不正はダメだろ、そりゃ。この職員叩いてる奴は不正受給肯定なのか?
・不正受給者がいるから正当な受給者まで肩身の狭い思いがすると普通ならわかっている。それこそ不正受給者を取り締まる社会になって正しい受給を堂々とできるようになるのが当たり前。不正受給者のせいで正当な権利で受給している人の肩身が狭くなるなど許されない。
・不正受給は絶対にゆるすな。ヤクザもんの恫喝にまけるな。小田原市職員ガンバレ。
・部長だか市長だかは税金の守護者としての自覚はないのか。謝罪など必要ない、むしろスローガンとして掲げるべき。
・不正受給は絶対に許さないという部署全員の決意の表れじゃん。上司が部下の後ろから鉄砲撃ってどうする。ヤクザもんの恫喝にまけるな。不良市議、弁護士の圧力に負けるな。小田原市職員ガンバレ
これを見れば小田原市職員を応援する声が圧倒的に多いことがわかる。これが市民の声というものだろう。
頑張れ!小田原市生活支援課の職員の皆さん!
負けるな!小田原市生活支援課の職員の皆さん!